ダディのパソコン | ぶーぶーとダディ
ここ数日、ぽかぽか陽気で、散歩に出ると桜がちらほら咲いていたりして、春の訪れを感じています。8月の終わりに大きな嵐が来て、その影響でメルボルンの多くの地域で水道水が汚染され、しばらくは水道水が使えませんでした。ロックダウンとのダブルパンチで、なんだか鬱々とした日々が続いていましたが、春の訪れと共に、気持ちも斜め45°ぐらい上向きです。ダディが待ち望んでいた季節、ダディと入れ替わるようにやってきた暖かい、涙の春を思い出します。
 
 ちょこちょこ桜があって気分が上がります^^
 
 
スケボーで散歩。
 
 
 黄色い花黄色い花黄色い花

 

ダディのPCが、唐突にちゃんと作動しなくなりました。ピー音を発して止まらなかったり、ぶーぶーの授業中にカメラが作動しなかったり、他にもちょこちょこと問題がいっぱいで、結局、思い切って新しいPCを購入することにしました。予算内のものをネットでみつけて、先週金曜日の夜にワンクリック。土曜の朝一番に配達していただけました。便利な世の中になったものです。ロックダウンのため、パソコンを買えるようなお店は全部閉まっているので、本当に助かりました。
 
毎日の授業、課題のための検索、パワーポイントのプレゼンテーション、お友達とのミーティングや、オンラインお誕生会、オンライン学習まで、とにかく、色んなことが、PCがないと始まらない。ダディの使っていたPCが使えなくなったのは寂しかったけれど、データは保管してあるし、PC自体を捨てるわけじゃないから、大事に置いておくからというと、ぶーぶーも納得してくれました。
 
黄色い花黄色い花
 
一つずつ、一つずつ、ダディの痕跡が消えていくような切なさはあります。ダディの物も、生前から続く、引っ越しに次ぐ引っ越しで、たくさん処分してきたので、本当に少ないし、思い出の品もいっぱいなくなりました。だけど、物に執着しないように、自分の中で割り切るようにしています。執着していると、めちゃくちゃに辛くなってしまうし。
 
ダディが亡くなったあと、ダディとの思い出いっぱいの大事なものが壊れたり、なくなったりが立て続けにあって、そのたびに押しつぶされそうな気持ちに襲われて泣いていました。でも、ある時、どうしてか突然、もしかしたら、ダディが「前に進め、前に進め」って言ってるのかとふと思いました。そこから、何か見えない力に押されるように生きてきました。大事なものは心の中にあると、自分に言い聞かせながら。記憶も、いっぱい消えている部分もあります。大事なことだけ覚えていたいという防衛本能かもしれません。
 
「Life is a balance of holding on and letting go.」
 
この言葉をふと目にしたのは、ダディが亡くなって、何年後かだったと思います。そう書いてあるオブジェをお店で見つけて、大切だなと思って、思わず購入しました。家の壁に飾ってあります。


黄色い花黄色い花黄色い花

新しいPC、使いやすさにびびってます。


ダディのPCに入っていたぶーぶーの写真。タイに行った時の思い出・・・ぶーぶー、小さかったなぁ。最初で最後の家族旅行。6年経ったのに、まだ振り返れていません・・・σ^_^;



日が長くなって来て、お風呂の後の読書もお外で出来るぐらいになってきました^^