「一人暮らしは自分で動かないと生活が回っていかないんだよ〜」って言っていたの、本当にそうだし私は生活を回してるんじゃなくて今までは生活に回されているなと思った。僕はもう十分幸せだから今度はユカーンが幸せになれたらいいよね、と言っていた。確かにそうだなあってなったし、手放しで幸せではないことを許してくれているから、素晴らしいことだ。でも素晴らしく美しいだけが人生か?ソファに座りながら部屋をくるくる回り要領よく生活をしている彼を見ていて、彼が私を見ていない時に彼の瞳の先の視線に想いを馳せるのが幸せだ。私が新しくできた胡散臭い建物を見て、火つけるしかないな〜って言ったら火炎瓶投げ込むか〜って言う、みたいな惚気が永遠にあってそれしか言えなくなったらほんとに自分の中に何もなくなってしまいそうなくらい。