シン・仮面ライダーを
見てきました。
2回目です。
舞台挨拶中継付きでした。
私、3月17日のIMAX版が初見でした。
シン・ゴジラ、シン・ウルトラマン、シン・エヴァはいずれも
素晴らしい出来栄えで、今も時々配信で見ております。
が、
シン・仮面ライダー、どうも私にはしっくりこないのです。
なぜ、なんだろうなぁ〜、わからん、画面から滲むチープ感‥
これはこれで昭和ライダーを意識してのことなのか？
それとも東映が予算を渋った結果？
でも2時間強の上映時間はあっという間にすぎていったので、
退屈というわけではないのですよね。
なんだろうこのモヤモヤは。
主人公の内面の描き方があっさり？
ショッカーの目的が分かりにくいい？
その辺りは完璧ではないないがらきちんと伝わってくるし、
でものめり込めない。
やはりあれだね‥‥。
大画面、特に初見のIMAXで見たが故の弊害なのでしょうか、
スケール感が圧倒的に薄味なのです。
それでも
冒頭のダンプカーに追いかけられるシーンは空撮あり、
リアルなミニチュア特撮あり、
CGあり、
ライブアクションありの
畳み掛ける画面でグイグイ惹きつけてくれたのです。
しかし、
その後の画作りがもうなんて言うか内向きに
振り切れすぎているんですよね。
それぞれの怪人のアジトもコウモリオーグ以外は
スタジオ撮影でしかもとても全人類の征服（幸福）を目指す
組織とは思えない。大富豪が作った組織がショッカーなのですが、
戦闘員も少なそうなアジト‥‥
そうアジトなんですよ。
基地じゃないのですよ。
しょぼいテロリストが妙な論理で事件を起こしそうな
感じしか伝わってこない。
主題歌にある
♪迫るショッカー
地獄の軍団
我らを狙う黒い影
世界の平和を守るため〜♪
↑
世界の平和を脅かす存在なんですよショッカーって。
本作ではどこかの商店街が危機に陥っていましたが‥‥。
初期昭和ライダーあの当時の小さなブラウン管からも
滲み出るショッカー基地のやる気満々の
首領と怪人そして戦闘員たち。
志を感じますよ！
でも、今回の怪人というかオーグたちほんとに志持っているのか？
こんなレベルのアジトで戦闘員も少なそうなのに‥‥
ましてやサソリオーグは政府の「対アンチショッカー同盟」に
撃破されてるし‥その気になれば政府組織で事にあたれるんじゃないの、ライダーいらないんじゃないの？
とさえ思ってしまう。
やはり製作費たっぷり出さなきゃ。
見栄えのする画作らなくちゃ。
劇場の大画面なんだから。
ましてやIMAX上映もしてるんだから。
ちなみに私初日にIMAX上映専用の特典ポスター欲しさで
見ましたが、
正直言ってIMAX上映の意義はありません。
IMAXフォーマットにきちんと
合わせているのかなぁ〜と疑問。
IMAXスクリーンのアスペクト比に変換されていないから
元々がシネスコサイズの本作上下に黒い帯出たまま、
初見のIMAX版では違和感をずっと感じていました。
さらにIMAXサウンドの22Chにもしっかりブラッシュアップ
してなかったんじゃないかな。
もう４週経ったので、サウンドの記憶は薄れていますが‥‥。
なので今日の舞台挨拶中継は本来のシネスコ上映なので上下の黒い
帯はなし。なぜかホッとして見ることができました。
さて舞台あいさつでは
庵野秀明監督、池松壮亮さん、浜辺美波さん、柄本佑さん、森山未來さんらが登壇するという豪華布陣。
それぞれが庵野監督に質問したりしたのですが何か
ビミョ〜な空気が時折流れており、この時間いや〜面白かったです。
庵野監督は現在携わるプロジェクトはなく休養ですとおしゃっていました。が、柄本佑さんらの質問でついついポロリ。
シン・仮面ライダー続編を意識したラストにしたと、続編の構想も
あるとのこと、なにやらショッカーが日本政府に入りこみ‥‥
いや〜見てみたい！！！！
東映さん目標の興行収入に達しなくても制作して！
次で大ヒットするかもしれないじゃないですか！！
シン・仮面ライダーの興行的苦戦。
庵野監督はじめスタッフ出演者は本気で取り組んだと思います。
しかし、東映が果たして本気を出していたのか、
少々疑問に思う次第なのであります。
今や監督の名前で観客を呼べる日本映画界で稀有な存在の
庵野監督で勝負するなら『製作費』をしっかりと
出してくださいな東映さん！
最近のチケットのなんと味気ないことか‥‥
入場特典のショッカー構成員IDタグ
ライダー1号でした。
今日はもう一本鑑賞。
ダンジョンズ&ドラゴンズです。
IMAX鑑賞ににふさわしい映画でした。
詳細はまた次回。
では‥。
