会社ではなく『TEAM』な工務店 | S-CRAFT®新原オフィシャルブログ「住み心地」の追求

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僕は少ないながらも、中小企業の経営者をたくさん見てきた。

 

すでに存在していない会社も沢山ある。

 

 

 

現に、、

 

 

僕が20歳の頃、初めて就職した建築事務所。

ゼネコン孫請けの会社で、公共事業や大手チェーン店の新築・改築工事現場の管理を行っていた。

 

当然、誰もが知っているゼネコンの孫会社なので、現場には元請けであるゼネコンの管理者が来る。

 

僕が勤めていた会社の社長よりもはるかに若いゼネコンの管理者。

社長は言われるがまま、文句を言われても何を言われても・・

 

頭を下げて苦笑いしていた。僕は20歳で悟ったことだが

 

 

 

『社長と言えど、立場が違えば平社員以下』

 

 

 

 

そして、そんなやりとりの後の社長はめっぽう機嫌が悪い。

一番下っ端の僕には容赦なく・・

 

 

 

 

そして僕は、、

自分にコミットしたものだ。

『絶対にこんな社長のもとは離れてやる!!』

 

しかしそのタイミングはすぐに訪れ、、、会社は不渡りを出し倒産。

初めて就職した会社は2年も務めないでなくなってしまった。

 

 

 

 

その次に就職した輸入住宅の会社はさらにひどく、、

給料も1か月遅れだったり、それでも社長はフェラーリを乗り回したり、、

 

半年で倒産した。

 

 

 

その後、20年余りの間に出会った社長という名の経営者。

倒産した会社の経営者に共通した部分がある。

 

まだ倒産してないけれど、いつかはそうなりそうな会社・・・

 

 

 

 

そんな経営者の共通点は『社長の下に社員がいる』ということ。

会社は社長のものという感が強く、現に社長がすべての指揮権を握っている。

 

 

 

会社に目標があるわけではなく、与えられた毎日の業務をこなしている社員。

当たり前だが、社員の不満は募りに募り

 

 

それは外部に口外されていき、経営者の評判もガタ落ちになってる。

知らないのは独りよがりな経営者だけ。

 

 

 

 

『裸の王様』とはよく言ったものだ。

 

 

 

 

運がいいのかどうなのか?僕は自分自身が苦くみじめな経験をしてきた。

それでも、、、

 

 

 

 

 

自分が独立して、今の工務店を立ち上げたとき、これまでの経営者と同じことをやっていた。と思える。

自分の仕事は『会社を管理すること』。だからスタッフの管理も徹底的に。

 

自分が目の届くことじゃないと不安になる、その結果、社員に任せることはできない。

僕の仕事は全てを管理すること・・・

 

 

 

 

結果、社員は辞めていき職人さんも離れていった。

『いい会社を作りたい』その気持ちとは裏腹に、自分は社員が働きにくい環境を一生懸命作っていたのだ。

 

 

 

 

 

今、ネオ・クラフトで働き5年目になる斉藤。

そんな僕のダメな時代を知る唯一のスタッフ。

 

 

 

 

今は執行役員として、会社の方向性を共に考える立場にある。

僕が『裸の王様』だったころ、幾度となく助言をしてきたが、僕は聞く耳を持たなかった。

 

 

そしてなにより、、

 

 

 

 

僕が立ち上げた会社の売り上げは、自分一人で作っていると暗示にかかっていた。

社員を入れても売り上げは上がらず、人を雇うと経営が苦しくなる・・

 

そのジレンマは社内に向けられていたのだ。

 

 

 

 

 

 

ダメでアホな、、世間でいうダメ経営者になっていた。

そう気が付いたのは3年ほど前、そして株式会社ネオ・クラフトを作り

これまでの失敗を経験に変え、僕は社員に任せることにした。

 

 

 

 

 

『とにかく働きやすい環境を作りたい』

売上はその後だ。というか、環境が出かがれば売り上げは伸びていくと信じた。

 

 

 

 

 

今も、スタッフには軽く指示を出すだけで、スタッフ1人1人のやり方に任せる。

失敗したら一緒に考え、その原因を追究し同じ失敗を繰り返さない仕組みを作る。

 

 

 

 

 

会社はひとつの母体であって、社内はあくまでもTEAMだと信じてる。

目標があるからTEAMとして達成するため、助言もするし任せることも出来る。

 

 

 

 

社長がすべてに目を光らせるのは社長の仕事ではなく

単に自己満足でしかない。

 

 

 

 

 

そんな仕組みにして3年、売り上げは3倍に増えた。

自分達が楽しめる仕事をする!それをベースに試行錯誤を繰り返す。

 

 

 

 

 

 

僕は社員にこう伝えている。

『工務店として日本一、稼げる社員にする』

 

 

 

 

 

働きやすい環境を作り上げ、プライベートも充実させる。

仕事✖プライベートの両立。

 

 

 

 

 

にいはら工務店は『建築創造集団』であって

会社組織ではない。