意外と | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 子供の頃、夏はキュウリとウニばっかり食べた気がします

 別に贅沢でもなんでもない、田老の漁師の家ではたいていそうだったと思います

 おかずは買わなくちゃなりませんけど、漁師の家ではウニは自分で採ってきますからね

 

 口開けの日は生で食べるんですが、あとは塩ウニにして

 ものすごくしょっぱい塩ウニを入れたおにぎりは最高でしたね

 メチャクチャ塩分補給になるし

 

 私は今でも大好きなんですが、そろそろ塩分やプリン体の摂取に気を遣うお年頃でもありますし(笑)

 嫁さんや子供らに塩ウニは人気薄

 

 生のまま凍結すると、解凍するときに溶けてしまいますし

 焼きウニは作るのが大変だし

 なにか良い保存法は・・・・

 

 で、蒸しウニはどうだろうかと

 のりの佃煮かなんか入ってた小さな容器に水を切ったウニを入れ、鍋の底にひたひたにお湯を沸かして容器ごと投入

 ほんの2~3分で完成

 食べさせてみたら

 「甘い!ウニの甘さ倍増!」

 あっというまに売り切れました

 

 蒸してから冷凍すれば、型崩れすることもなく、塩分を気にすることもなく、プリン体は・・・・・まあ気にしない(笑)

 ただし、手の中にすっぽり入るような器の中にでさえ、水を切ったウニだと牛乳瓶1本ぐらい軽く入っちゃうんです

 これは原価率高いな・・・・・

 別に売るわけじゃないんですけど

 生の状態だと3~4人で食べるような量が嫁さんと次男で瞬殺ですからね

 

 で、100円ショップで小さい器を探したんですが、それらしいものがなく

 考えました

 

 重茂漁協さんの焼きウニはアワビの貝殻にウニを盛り付けてます

 貝だな貝!

 中身は食べられるから、貝殻0円!

 

 ハマグリに似た「ホンビノス貝」の貝殻を洗って熱湯消毒したモノに

 水を切ったウニを盛り付け

 鍋にお湯を沸かして

 100円ショップで買ってきた蒸すためのアルミの器具を置き

 その上にウニを盛った貝を並べて

 フタをして蒸すこと2分

 で、完成!

 味付けとか一切無し

 ずぼらな私にぴったり

 

 これをラップで巻いて

 さらにジップロックに入れて冷凍庫へ

 食卓にこれ1個あるだけで高級感↑

 

 見た目ほどウニの身は入らないので、牛乳瓶1本分でも7~8個作れました

 

 


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