新しいカタカナの発明

 

とくべつな拗音

ワタシが日本語を教える相手は100%ハンガリー語が出来る人たち。
だから、ひらがな・カタカナを教える時には、ハンガリー日本語教師会(略称MJOT)が製作した『ひらがな・カタカナ練習帳』を使ってます。

上写真(↑)は その中の一ページで、ワタシの練習帳ではなく、ワタシの生徒の練習帳なの。

で、この『ラクガキ』(↓)は、その生徒が書いたもの。
ラクガキ?

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の日本語クラスに通う生徒たちは、訳あって「ハンガリー人の名前をカタカナではどう書くか」という活動に、かなり真剣に取り組むことになってます。

そんな時、「ハンガリー語にはあるが、日本語には存在しない音が含まれている名前に、どのカタカナを当てはめるのが適当か!?」という問題が起きるんです。

例えば、英語(女性)名の「クリスティーナ」という名前。
現在は「ティ」の字が一般化しているから「クリスティーナ」だけど、「ティ」が一般化していなかった時代には「クリスチーナ」とか書くしかなかったんじゃないの? 「ヴィクトリア」は「ビクトリア」とかさ。 そういうコトです。

で、ハンガリー語の「gyö」とか「gyü」、または「ty」とか「r (←Rの子音のみ)は、ちょうど良く対応してくれるカタカナが無い!!
だから既存のカタカナで、まぁまぁ近いものを選んで当てはめるには…とか、ワタシが言っていた時に、生徒が大真面目に「発明した」新カタカナなのです。(↓)
新カタカナ
ラクガキのようだが、ラクガキではなかった!!!!

いかがでしょう。
日本の皆さんに受け入れてもらえそうでしょうか……???
(^ ^;;

 

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