ここまで気長に読んでくださった皆様。
ついに出産章です。

12時 アトニン入りの点滴が55ml/hになりました。

助産師さん、内診しながら、
「少しいきんでみて。」と促され2回ほど頑張る。

結果、赤ちゃん少し降りてきたみたい。

で、助産師さん同士で話してる…。
なに、なに。説明お願いします。

「赤ちゃんはまだ横向きで、お尻側に頭を回転させながら出てくるけども、回転させながら分娩誘導できるのは院長だけなのね。」

「院長は午前中もうひとつの分院にいて、戻ってきたら診察してもらうけど、院長いなかったり、普通の病院ならばこの状態、状況では帝王切開なんです。」

12:30 65へ
13時 75へ
同時に29回目の麻酔…。

しかし、院長ゴッドハンド待ち…ってすごい。笑

14:15 30回目の麻酔
院長まだこない。
ときどき胎児の心拍が弱くなって、モニターの音が鳴るのでビビる。

再度、助産師さんによる内診。
「まだ横向きだけど下がってはきています。ゴールは近いかと思います。」

14:50 院長が来るみたいだから、
と皆さんバタバタと準備始めた。

ライトを点けたり、私の足にカバー付けたり。
そばにはもひとり女医さんもお手伝い。
「点滴の速度、どうする?95にあげるよ?」

15時 院長到着。スタッフさん、状況報告。

「呼吸合わせて行くよ、いきんでー!」

痛いよー、無理だよー。
左の骨盤が壊れそう、1番そこが痛いと私が訴えて。
1時間経っていないけど、31回目の麻酔を追加してもらう。

「はい、もう1回行きますよ、いきんでー。」

「出るよー。下見て。頭が見えるから!」

同時になんだか大きい物体が私の中から出てきました。

「はい。おめでとうございますー。」

気づいたときには院長は鉗子を持っていて。
女医さんは会陰切開していました。
15:12くらいに次男くん産まれ…ました…。


産まれたてホヤホヤの我が子…。大きい…。

院長が体重教えてくれました。

「3760gだって。1人目よりずいぶん重いね。よく頑張りました。待たせて悪かったね。」

ゴッドハンドはそう言ってにこやかに去って行きました…。

女医さんは、麻酔が効いているなか
助産師さんと患部をゴソゴソ。
またその会話が気になります。

「あれ、尾骨折れてる?折れたね…。恥骨は大丈夫?これ、歩くの大変かな…。胎盤、出た?」

どうやら尾骨が折れたみたいです。
麻酔が効いてて痛みがわかりません。
次男くん、大きめだったけど、胎盤も大きめだったみたいです。

「尾骨は自然に治るけど、1ヶ月くらいかかるかな…ロキソニン出しときます。あと、対処法は湿布貼るくらいしかないです。」

尾骨に湿布、貼ったことないです…。
尾骨ってどこですか?笑

「胎盤は普通500gくらいなんだよね。出てきた胎盤測ったら800gありましたよ。」

女医さんが会陰切開部分をチクチク縫いながら教えてくれました。

次男くんと合わせて一気に4.5kg減ったと考えていいですか…。胎盤がそれだけあれば、スクスク育つでしょうな。

麻酔がある程度切れて、動けるようになるまで
2時間分娩室で次男くんを寝ながら抱っこしてました。
重かった…。

部屋に移動するのは、車椅子で
次男くんはナースステーションへ。
ちょうど移動時間が日勤と夜勤の交代時間
わさわさスタッフがいる中で

この壮絶な3日間。私に関わってくれた助産師さんたちが次々と労ってくれました。

本当に長かった…皆さんありがとうございました。

部屋に着いたら、
「鉗子分娩だったので…保険医療になります。」
助産師さんが持ってきたので、書類にサインしました。

長男も鉗子分娩だったなー。
保険会社に連絡しよう。