ここに来て
いままで
黙されてきた方々からの
お声が
静かに届き始めています。

同じ枠のなかで活動し
考え方ややり方に
賛同はしていないが
抱え込んだ
犬猫達のことを思えば
いまさら
それを投げ出すことが
出来ない。
 
意見したところで
叩き出されるだけだから
心を殺すしかない。
 
そんな風な
やり切れなさを感じながら
黙々と活動されている方も
多くいらっしゃいます。

残酷な愛護。

一部の人間の
思想や信条の暴走に
心を痛めている方が
どれほどいるか
わかりません。

感情的な扇動は
そこに関わる人や犬猫の姿
個々の気持ちなど
大波のごとくに打ち消し
物事の本質を
覆い隠してしまいます。

隠された裏側で
日々どれだけの
人や犬猫の
心が押しつぶされているか。

心がない人には
その悲痛な叫びが
届きません。

感情では
人も犬猫も
救うことは出来ません。
ましてや、ネガティブな
感情であったなら
なおさらのことです。

本当に必要なのは
一人一人の知性。

他者の心を慮り
労わることの出来る心です。
 
鋭い言葉で心を抉って
何もかもを
台無しにすることの方が
100万倍簡単なのです。
 
どんな組織や
場面にあっても
一方的な分断の先に
道はありません。
 
犬猫達を
本当の意味で守るためには
センターとの
前向きな協働以外に
道はありません。

どんなに
遠回りに見えたとしても
関わる人間の
心と心を丁寧に合わせ
その輪を
地域一人一人の心に
延伸していく。

焦らずに進むしか
道はありません。
 
ほとんどの団体が
そう思って今に至り
きっとこれからも
そう思っていくのです。

心と心の繋がりが
社会に網の目のように
張り巡らされなければ
どんなに見た目を整えても
犬猫達の現状は
何一つ変わらないのです。