あの、サグラダ・ファミリアの工期が短縮され2026年に完成見込みとなった。

と、言う記事を見た。

私は大した知識も無く、
『死ぬまでに一度は見てみたいなぁ…』くらいにしか思っていなかったが、
とても興味のある建物でした。

興味があるのに知識が無いと言うのも変ですが、
それは私のいつもの事なので…。

まぁ…でも、それだから思える事とかもあり、
知識に頼らずに直感的に物事を好きになれる事もあり、

それが私にとっては心地良かったりする事なんですよね。

話は少し逸れましたが、そんな感じで好きになっている物のひとつが
このサグラダ・ファミリアであるワケなんですが…。

工期が短縮される記事を見た時は本当にショックでした。

何故、そんな事をしてしまうのかと。

全工期は何百年と言われ、勿論私が生きている間に終わるものではなかった。
でも、それだから神秘的と言うか惹かれるものがあったのに…。

勿論、同じように思っている人もたくさんいると思いますが、
工期を短縮させる話が出てきたと言う事は、
そう思わない人も多々いると言うワケですよ。

それが、私にはとても淋しくてたまらない。

世の中で様々な事件やら事故やらがいろいろありますが、
大抵の自分の事でない事には関心の薄い私。
そんな私にガツンとショックを与えてくれたニュースでした。



早く完成させる事に意味があるのか分かりません。

完成を望むのは当然かもしれませんが、完成が見たい・見せたいだけのものなら
ガウディはこんなめちゃくちゃな工期を必要とする設計をしなかったのでは…と。

宗教には全く興味のない私ですが、
個人的には教会と言う建築物からして感じるのは
遅くても、心を込めて造る事が大切な事なのではないかと。

そう言う建築物なんだと、子供の頃からもそう感じていたのです。



だから…そう言う気持ちのものたっだので、
このニュースを知った時は今まで建築に携わってきた人の
努力や気持ちを蔑ろにされてような気がしてしまったのです。

まぁ、あくまでも私が勝手に思って感じているだけに過ぎないし、
実際の現場の人間は

『だりぃ、早く終われよ…え、終わるの?ラッキー♪』

くらいにしか思ってないのかもしれませんがね。笑



でも、それを踏まえても、やはり私は淋しい。

何がって、何か人として大切なものが無くなって行く気がするから。

何にでも言える事だけど、
技術の進歩や便利って言うのは一定を超えると
どれもこれも心を置いていってしまう気がします。

それを久しぶりにガツンと思い知らせてくれるニュースでした。



皆さんはどう思いますか?
完成したサグラダ・ファミリアを見たいですか?