あなたは愛想をつかされている。
外は激しい雨で。
だから、室内で、少し気取って薔薇のお茶などいれてみようか。
あら、濃いめの仕立てに。
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
これって、可愛くて。
これって、ブランドで。
これって、気に入っていて。
これって、これって、これって、
そう、好きで、自分のテンションを上げてくれて、大切で。
と、目の前のモノたちを、たくさんあるモノたちを、ひとつひとつ解説してくれる女性。
とある、断捨離現場にて。
それならば、捨てることなど、できるはずもないですね。
でもね、モノではなくて、そのモノの様子と、そのモノたちが跋扈している空間を見てみると。
たしかに、ひとつひとつは可愛いファンシーグッズだけれど、ただ、引き出しにザクザクと突っ込んであるだけ。
その有様は、少しも可愛いとは感じられない。
ブランドバッグも同じ。
クローゼットにドサドサと積み上げられているだけ。
そこにブランドから醸し出されるはずのオーラはまるでなく、貧相な氣が漂っている。
お気に入りの品？
それも、嘘としか思えないような。
だって、ホコリをかぶり、惨めに薄汚れているのだから。
おまえは、俺の可愛いお気に入りのいいオンナ…、と言われながら、
いつも、ほっておかれたままならば、
まったく、大切にされていなかったらば、
そんな不実なオトコ、
そんな不誠実なオトコ、
あなたなら、きっと、怒るでしょうに…
あなたなら、きっと、そんなオトコと別れよう！と思うでしょうに…
そうですね、あなたのモノの扱いは、まるで、そうなのに。
そうですね、あなたの住まいの有様は、まるで、そうなのだけど。
あなたが、捨てられないと悩むモノたち。
実はね、そのモノたちの方が、あなたに、とっくに愛想をつかしているのですね。
さあ、身の回りを見回して、
そう、空間全体を俯瞰して、
モノに愛想をつかされている自分？
空間に愛想をつかされている自分？
それを、しっかり見極める必要があるのです。
2019年は、書籍「断捨離」出版10周年となる記念の年。
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やましたひでこ講演会「本当の断捨離」
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『断捨離』は、やましたひでこ個人の登録商標です。
勝手な商業利用は固くお断わりいたします。