デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

エーゲ海に大地震

2020-10-31 16:46:31 | 新聞・TV・映画・舞台・書籍etc.
 トルコ・ギリシャに接するエーゲ海でM7級の大地震!津波!(日本の10/30夜)との報。8年前、腎がんの術後検診をクリアーする度に毎年海外旅行しよう!と決めて出た最初の旅がトルコでした。それだけに思い出も思い入れもあるトルコ…少なからず衝撃でした。


               被害の大きかったイズミールの被災の様子(報道より)

 8年前、イスタンブールに着いたのは夜明け前、街の灯りが宝石のようにキラキラ輝いていました。ロビーで「イズミール行」への搭乗を待っていると突然「乗務員ストで出発が遅延」と。定刻を3時間過ぎた頃「全便運休」の噂が飛びパニックになりました。



 トルコ人ガイドの機転でツァーの十数人で腕を組み!イズミール行のゲートへ。係員の制止を振り切って強行突破、タラップを昇り席に着いて間もなく、機は無事イズミールに飛び立ちました。後に聞くところでは、その便を最後に総て運休になったそうです。

 イズミールからバスで「ベルガマ」遺跡へ。ギリシャとともにエーゲ海文明の地、ロープウェイで昇る小高い丘に古代遺跡群が広がっていました。この遺跡から発掘された多くがベルリンの「ペルガモン博物館にある」とガイド氏は悔しそうに語っていました。




 飛行機の遅延で駆け足となった第一日目、イズミールに戻り遅い夕食をとりました。「夜の街」など眺めたいところですが、夜明けのイスタンブールで観た煌びやかな夜景はここにはありませんでしたし、慌ただしさにグッタリ疲れて爆睡の第一夜でした。



 翌朝、「海が綺麗ですよ」と聞き、「海は何処も海でしょ」などと思いながら散歩に出ました。旅の予習を殆どしていませんでしたから、イズミールが海の近くとさえ知りませんでした。そして突然!眼前に現れたのがエーゲ海 … 海の向こうはギリシャです。


  エーゲ海に面したイズミール…海面と陸地の落差が少ない街でしたから 津波被害が特に心配です。

 今回の地震と津波で多数の死傷者、行方不明者が出、とりわけイズミールの被害が大きいとの報に心が痛みます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、傷つかれた方、行方不明の方の救護と、余震など第二次の被害が出ませんよう 心よりお祈り申し上げます。


過去ログ目次一覧
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c


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10 コメント

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エーゲ海の地震 (花木柳太)
2020-10-31 17:42:18
アジアと欧州の間にあってトルコは日本との友好関係も長い歴史があるようですが。
大きな地震のようですね。
地震の報に阪神淡路大震災と東日本大震災を思いました。

私は地震は一度しか経験がありません。
福岡西方沖地震です。兎に角怖かった。
廊下の手すりにつかまっているのがやっとで
何もすることができませんでした。

報道に心が痛みます。
日本からの支援はあるのでしょうか?
いち早い日本からの支援と現地の回復を祈ります。

Re : 花木柳太さん「エーゲ海の地震」 (デ某)
2020-10-31 20:38:25
花木柳太さん
丁寧にコメントくださってありがとうございます

> トルコは日本との友好関係も長い歴史が...
イランからの邦人救出に日本政府がもたもたしている時、
救援機を飛ばし200人をこえる邦人を救出したのはトルコ航空でした(1985.3)
日本近海で遭難したトルコのエルトゥールル号の救出(1895.3)から
およそ100年を隔てた「恩返し」として大きな話題となりました。

トルコを旅すると「なんて親日的なんだろう」と驚きます。
日本人を見かけるとトルコの若い人達が寄ってきて「一緒に写真を撮らせて」と。
こんな国、ちょっと他では考えられません。
「他国の人々を救う」ということは、
毎年 数兆円を投じる防衛費よりはるかに優れた国防!だと思いました。

私は大きな地震を 二度経験しました。
私自身については被害は少なかったのですが、
それでも阪神淡路大震災、北大阪地震... ほんとうに恐ろしかったです。
況や大きな被害に遭われた方にあっては尚更!かと存じます。

世界中がコロナ禍への対策に追われる中ではありますが、
日本も含めて国際的な支援が広がりますよう心から祈りたいと存じます

https://www.youtube.com/watch?v=8uzgWcyyVko
https://www.youtube.com/watch?v=YUrH5SDcqbY
Unknown (小父さん)
2020-10-31 22:59:03
地震のニュース、二度見ましたね。
何とも言えないです。

ああ、呑気に津波を撮影していた人もいたみたいで・・・。
でも、阪神淡路大震災時にスマホや動画が発達していたら犠牲者は少しは少なかったかも知れませんね。

8年前の旅行の記述を興味深く拝見しました。

>係員の制止を振り切って強行突破、タラップを昇り席に着いて間もなく

これはラッキーでしたね。

>ベルリンの「ペルガモン博物館にある」と・・・

なるほど、ドイツ、イギリス、フランスは今のアメリカや中国を見るようですね。

>そして突然!眼前に現れたのがエーゲ海 …

素敵な思い出ですね。

この地震で犠牲になられた方のご冥福をお祈りします。
デ某さまへ (くりまんじゅう)
2020-10-31 23:03:24
トルコで起きた地震でイズミールが大きな被害を受けたと知り
8年前退職後に旅したトルコを思い出しました。私たちは2012年の3月に行きましたが
デさまも8年前にトルコを旅されたのですね。

成田発のトルコ航空でイスタンブールに飛び イズミール行きに乗り換えましたが
デさまのときはストをしていましたか。イズミール行きに搭乗するに 苦労されましたね。

夜着いたイズミールで一泊し 翌朝起きるとホテル前の海に
トルコ軍の立派な船が碇泊しており驚きました。
イズミールからはバスで観光となりました。

明治時代にトルコのエルトゥールル号が 串本沖で台風のため遭難し 多くの死者を出し
生き残った60数名が嵐の海を泳ぎ 灯台の崖をよじ登り串本の漁村に助けを求めた。

漁民は貧しい暮しながら食料を提供し 大事なニワトリも潰して食べさせ
生き残った船員の世話をした。回復した船員を『坂の上の雲』に登場する秋山真之が
トルコまで送り届けた話はトルコ民の心を打ち 小学校の教科書にも
載っていると聞きました。

観光地で出会う小学生の遠足の群れが 私たちが日本人と分かると寄ってきて
毎度ハイタッチです。中国人や韓国人の観光客もたくさんいたのに
彼らから見たら日本人と分かるのでしょうか。

このエルトゥールル号事件のお返しが 100年後にありました。小泉政権時代に起きた
フセインの「48時間以内に出て行け そうしないと攻撃する!」という無茶な宣言に
当時の日本政府はトルコに助けを求め すぐに飛行機を2機出してくれ
当時トルコに駐留していた日本人は 全員無事に出国できました。
この時トルコ政府は自国民に対しては 歩いて避難せよ だったそうですね。

私は勉強不足で エルトゥールル号事件も知らずにトルコへ行きましたが
長いバス移動のとき 添乗員が話してくれ 日本とトルコの長い付き合いを
知りました。でもあの8年前のトルコと今とでは 少~し 性格が変わった気もします。

すぐに忘れる頭になり 昨日の事も全部は思い出せぬ情けない自分になりましたが
不思議と旅した景色や 旅先で聞いた話 食べたものなどは鮮明に カラーで蘇ります。

トルコは見どころいっぱいの国で 国内の情勢が落ち着いたら再度行きたい国でした。
イズミールの復興を待っております。
Re : 小父さん (デ某)
2020-11-01 00:49:19
小父さん
コメントありがとうございました

スマフォの発達で報道陣に依らない映像、ニュースが広がるところとなりました。
興味本位の方もおられましょうが、
そのことによって、起きている事象を様々な視点から見、検証できる時代になりました。

津波の映像は...私の心に深く突き刺さりました。
イズミールは、海面とそう変わらない低いところにたくさんの建物がありましたから。
それでも倒壊している建物、浸水した地域が憂慮していたよりは少なく思われました。
道中ず~っとバスを運転していただき親しくなった方はイズミールにお住まいでした。
ご無事であればいいのですが...。
まだまだ全容は不明ながら、被害が小さいこと、救援が進むことを願っています。

なお、エーゲ海を挟んで反目、対立が目立つトルコとギリシャですが、
この大地震・津波について、お互いにお見舞いと援助を申し出ていることが大きな救いです。
Re : くりまんじゅうさん (デ某)
2020-11-01 01:35:55
くりさん
早速にコメントありがとうございました

> イズミールが大きな被害を受けたと知り 8年前...旅したトルコを思い出しました。
> 私たちは2012年の3月に行きました。

成田発と関空発のちがい以外はほぼ同じでしょうか。
イスタンブール~からイズミール(ベルガマ)へ飛んだ後、
エフェソス~コンヤ~パムッカレ~カッパドキア~イスタンブールの旅程でした(2012.5.28~6.6)

> イズミールで一泊 翌朝起きるとホテル前の海にトルコ軍の立派な船が碇泊しており驚きました。

トルコの兵隊さんは私も方々で見かけました。
国境を挟んでシリア・ギリシャなどと緊張状態にありますし国内にも抗争がありますからね。

> 明治時代にトルコのエルトゥールル号が 串本沖で台風のため遭難...
> 漁民は貧しい暮しながら食料を提供し...生き残った船員の世話をした。

この出来事は イランからの邦人脱出と併せて もっと広く語られるべきだと思います。
相互支援の絆こそが 国防・外交を厚く支えることの何よりのエビデンスとして!

> 船員を『坂の上の雲』に登場する秋山真之がトルコまで送り届けた話...

一時、秋山真之について書かれた書を数冊読みました。
私は軍人はどうにも好きになれませんが、
明治の時代の軍人には共感するところが少なくありません。

> 観光地で出会う小学生の遠足の群れが 私たちが日本人と分かると寄ってきて...

ほんと!驚きます。感動さえしました。
妻が色紙を渡し折り鶴を教え始めると黒山の人だかりになりました(笑)

> でもあの8年前のトルコと今とでは 少~し 性格が変わった気もします。

「性格が変わった」は 正確!ではないと思います。
政治!がエルドァン大統領の独裁に傾き、宗教の位置づけを巡っても国民を二つに分断しました。
トランプ大統領や 維新が大阪都!でやっていることとよく似ています。

> トルコは見どころいっぱいの国で 国内の情勢が落ち着いたら再度行きたい国でした。

行きたい国がまだたくさんあるのに コロナのほか
私の場合は介護もからみ なかなか思うに任せません。
旅の話、とりわけ同じところを旅した方との話は尽きませんね。
いつか ... トルコの何処かで「日本の方ですか?」と話しかけ 話しているうちに
「もしかしてくりさんですか?」「あら、デーさん?」とかなりそうです

なお、トルコを旅した後で読んだ立花隆「エーゲ」、ぜひご一読ください。
素晴らしい写真がふんだんにあり、カタクない書、大きな書なのにお値段も廉いです(笑)
眼から鱗!の話に『あぁ、行く前に読んでいればもっと良かった』と思った書です。

眠くなりました。失礼しま~す
災害 (遠音)
2020-11-01 08:33:49
世界中がコロナ禍で大変な時・・地球は災害の手を緩めてはくれないと・・恨めしく思います。
被災された方々へ デ某さんと一緒にエールを送り
哀悼を捧げます。
長く生きていると・・色々な事を目にしてしまいますね! お元気で! 大鵬の町の土俵がポツンと・・
デ某さんへと思って撮ってきました。
Re : 遠音さん「災害」 (デ某)
2020-11-01 10:49:54
遠音さん
お早うございます。コメントありがとうございました

> 世界中がコロナ禍で大変な時... 地球は災害の手を緩めてはくれないと...恨めしく思います。

米国・欧州のコロナ第二波には身震いします。
コロナウィルスもどんどん進化するでしょうから、WHOの言うとおり ホント!正念場です。
にもかかわらず こんな時に大地震・津波...。
日本だって いつどこで... と、いつに増して心配になりますね。

コロナ... 東京は 多い!状態のまま「横バイ」ですが、大阪は 倍増!の勢いです。
そして一時安定した北海道、沖縄は 明らかに「Go-To」の影響で増勢!

東京は外していた「Go-To」の対象地域に... この時季にわざ!わざ!入れました。
外れた時は「政府のお手並み拝見」と言っていた都知事、いつの間にか「容認」の由。
大阪は 一度否定!された住民投票をわざわざこの時期にやり直します。
投票に至る厖大な手間暇、そしてもし「大阪市廃止」となれば更に長く膨大なヒト・カネ...。
函館... 妻は「窓越し」の面会もダメ!とあってもう8か月 母親に会えず...。

> 被災された方々へ デ某さんと一緒にエールを送り哀悼を捧げます。

受け身ながら 街頭で支援が呼びかけられるのを待ちつつ
心からのエールを送りたいと存じます。

> 長く生きていると...色々な事を目にしてしまいますね! 

良いことも悪いことも... 色々なことを目にしつつ 長~く!生きましょう。
アチラで待っている人たちに コチラの土産話をたくさん出来るように!と。

> 大鵬の町の土俵がポツンと... デ某さんへと思って撮ってきました。

ありがとうございました。拝見しました。
来週8日から始まる11月場所、納谷(三男) 幕下 西筆頭となり関取に王手!の場所。
夢道鵬(四男) 幕下 東32枚目、55枚目からの躍進です。
鵬山(次男) 三段目 西84枚目、次男ですが入門が3月でしたから これから!です。
なお長兄はプロレスラーになっています。

コメント欄を閉じていらっしゃいますので、
ここでこうしてお話できることをとても嬉しく思っています。
くれぐれもお風邪など召されず お元気にお過ごしくださいますように
トルコ! (讃岐おばさん)
2020-11-01 21:01:02
トルコへ8年前に行かれたという事は、2012年でしょうか?
偶然ですね、私も2012年2月に行きました。
エルトゥールル号の遭難救助の事、ガイドさんからお礼を言われて初めて知りました。
日本人はバスの中でもマナーが良いと何度も褒められました。

本当にトルコの地震にはビックリしました。
被災された方々のご無事を祈りつつ。
Re : 讃岐さん「トルコへ!」 (デ某)
2020-11-02 00:24:48
讃岐さん
すっかりご無沙汰しています。コメントとても嬉しく読ませていただきました

> トルコへ8年前に行かれたという事は、2012年でしょうか?
> 偶然ですね、私も2012年2月に行きました。

勿論!ですとも、讃岐さんとのご縁はそこから!でしたから(笑)
カッパドキアの洞窟ホテルも同じでしたしね

> エルトゥールル号の遭難救助の事、ガイドさんからお礼を言われて初めて知りました。

トルコのガイドさんには定番!のご紹介でしょうか…
私も存じませんでしたし… この事実を私たちは知らなさすぎますね。
私たちのツァーガイドをされた〇リルさんは、数学を専攻して日本の大学院の博士課程を修了、
トルコについては勿論、日本の歴史・文化にも本当に深い方で心から尊敬しました。

> 本当にトルコの地震にはビックリしました。
> 被災された方々のご無事を祈りつつ。

続報が少ないのが哀しいです。
もっとトルコに関心を寄せていただきたく思います。
ご無事と救護と復旧をともに心から願いたいと存じます。

ついついご無沙汰していますが、
讃岐さんの骨折の方はその後 順調にご恢復のことと存じます。
私、このところ妙に慌ただしくしておりますが、
また改めてお訪ねさせていただきます。
コメント、本当にありがとうございました

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