本気で「自分」を幸せにしたいあなたへ
楽笑道ライフスタイリストの花音です。
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□
介護される人の好みをどこまで知ってる?
会話やその人の生活空間の中に
たくさんのヒントが隠れているよ。
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□
おかんの脳梗塞での入院期間は、
約1ヶ月半でした。
えぇ、うんこ召し上がれな人(私の父親、おかんのパートナー)が
入院費の支払いどころか、
給料全てをパチンコで”すって”きやがったので
生活費、入院費と、湯水の如く、お金さんが
どんどん流れて行ったので、
あの時の生活は、まさに”地獄”でした。
お金さんは、大切です。
ってなわけで、これ以上入院はさせられない。
ドキドキのチャレンジの在宅介護の始まり。
おかんの病状としては、
やはり、左半身に麻痺が残り、
左半身の残存機能がほとんどない。
トライアンドエラーで、なんとか食事、
排泄は自分で出来るようになったケド、
ちょっと動くと、血圧が上がったり、
言語にも不自由なカンジが出ていました。
しかし、私も、妹ちゃんは、とてもスパルタだった・笑
スパルタってのは、語弊があるかな・笑
とにかく、残存機能をどう活かすか?に
意識を向けて、
家でも出来るリハビリはないだろうか?と、
レッツ チャレンジ!の日々でした。
住んでいた家は、古い家で、トイレが和式だったんだけど、
ホームセンターで、簡易タイプの洋式トイレを購入し、
トイレ問題はクリア。
左半身に麻痺が残っていると、
和式トイレで、踏ん張るコトが出来ません。
今は、洋式トイレの家も多いと思いますが、
20年くらい前の田舎の家は、
家のトイレが和式ってトコロも
多くあったんですよ~
お茶碗、お椀などが左手で持てないので、
取っ手のついた食器に変更。
大きめのスープマグは、とても重宝しました!
(参考画像:家にあった私の愛用のリラックマです・笑)
スープマグは、取っ手がついてて、
マグカップみたいに縦に長くないし、
飲み口が広いから、ご飯をとりやすい。
とっても便利なアイテムです♡
毎日の食事。
「いかに美味しく自分でご飯を食べれるか?」が
最大のテーマなので、
ご飯=お茶碗 という概念を外して、
食べやすい食器選びが重要です。
しかし、20年くらい前は、今みたいにスープマグを
売ってるお店が田舎には少なくて困ったよ
今なら、100均や、ベビー用品を取り扱ってるお店、
スーパーやデパートの食器売り場など、
様々なトコロで見かけるようになりました。
(介護用品ショップもオススメ。)
ネット通販って言う手もあると思いますが、
ココで重要なのは、
介護される人の【 使い勝手 】ですッ!!!
あなただってイヤでしょう?
好みじゃない色や形の食器や、
持ちにくいと思う食器でご飯を食べるのは。
食事は、生きている限り、毎日行われる行動です。
「美味しい」、「楽しい」キモチじゃないと、
食欲減退しますからね。
これは、体調不良を引き起こす原因となるので、
食事は、「美味しい」、「楽しい」と思える工夫が
とても重要です。
リハビリを兼ねて、介護される人が喜ぶ食器探しのための
外出(お買い物)は、いい運動になります・笑
言語にも不自由が出ていたおかん。
(脳梗塞は様々な麻痺が出ます。
今まですぐに出てた言葉も出なくなるコトがあります。)
言語機能を回復させるために、
出来る限り、おかんの意思を「言葉で伝えられる」
会話を心がけました。
「コーヒーと紅茶、どっちを飲みたい?」
「今日は、どこへ行くスケジュールになってるか、覚えている?」
「晩ごはんは何を食べたい?」
など…
『質問』して、答えるまで待つ。
これを繰り返しました。
答えを遮るようなコトをしない。
これ、鉄則です。
言語が不自由になってくると、
「ココまで(咽喉のあたり)言葉が
出てきてるんだけどなぁ~」って、
言語を声に乗せられないもどかしさがあると、
おかんは言ってました。
「おはよう」
「いただきます」
「おやすみなさい」
こう言った言葉も意識的に言うように促す。
こちらが「おはよう」と言えば、
「おはよう」って返したくなるのがコミュニケーションです。
ちっちゃいコミュニケーションだけど、
日中、リハビリのために病院へ連れていけないとき、
おかんは、家でひとりぼっちだから、
(にゃんこはいたケド。)
誰かと話すコトもないから、
そうなってくると、人間だれでも、気が滅入ってきます。
『会話する』コトは、相手を知るコト。
当たり前のコトですが、
この当たり前が重要ポイント。
人のキモチをひたすら聴くってのは、
根気のいる話です。
(試しに10分、その人の話をひたすら聴くだけに
徹して、自分の意見を言わないってをやってみて。
意外と難しいと感じるから・笑)
人間って、「聴く」より「話す」方が楽!という生き物ですから。
だけど、話を「聴く」コトに意識を向けていると、
人は、「聴いてもらえた!」、「理解してもらえた!」という
思考に繋がっていくので、
質問以外のコトも話し始めます。
好きな色、キライな色、
好きな柄、キライな柄、
丸いものが好きなのか、
四角いものが好きなのか、
晴れの日が好きなのか、
雨の日が好きなのか、
その1つ1つを『取扱説明書』の如く、
その人の人柄を書き出してみると、
あ~ら不思議。
介護される人のコトがどんどん解る・笑
それを繰り返していくうちに、
介護される人は、いつも自分の話を聞いてもらってばかりで、
申し訳ないなぁ~と、あなたの話も聞き始めてくれるでしょう。
これが
『ココロの通ったコミュニケーション』
なのです♡
私の場合は、2年かかりました
と言うのも、おかん、夜中になると、しくしく泣いて、
明け方まで、愚痴放題で、
私は、寝不足のまま、仕事に行き…の繰り返しが、
2年続いたのです
あれは、ほんまに”苦行”やった・笑
だけど、愚痴や泣き言を言いたいキモチもわかるから、
「やかましいわッ」とキレなかった。
その代わり、妹には、「今日くらい介護休ませて」の
介護しないディを申請したケド・笑
だけど、驚くべき出来事で、
この夜な夜な愚痴・泣き言生活が終わったのです。
またしても、かく~ん!って、なりました・笑
今日も楽笑で生きるあなたでありますように
ありがとう ありがとう ありがとう。
今日のあなたの1日にありがとう。