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国道265号線を走ってみる・その6 (椎葉村 ⇒ 国見峠 ⇒ 山都町 道の駅そよ風パーク)

2018年07月28日 | バイク
【走行日:2018/5/4、記事作成日:2018/7/28】

 このエントリでは、国道265号線を走ってみる・その5 (椎葉村大河内地区 ⇒ 飯干峠 ⇒ 上椎葉)の続きとして、宮崎県椎葉村から熊本県山都町までの走行記を記載しています。


国道265号全体の地図(google mapへのリンク)

 今回ブログ主はフェリーで神戸から宮崎港に上陸後、国道265号の起点(南側)に当たる宮崎県小林市まで行き、そこから国道265号を北上しています。


椎葉村→山都町 道の駅そよ風パークまでの地図 (google mapのデータ)

 このエントリでは宮崎県椎葉村(上椎葉)の国道327号との分岐点から国見峠を越えて五ヶ瀬町に入り、熊本県山都町の道の駅そよ風パークまでの区間について記載しています。

それ以外の区間については下記リンクを参照ください。
 ・その1 … 前編、小林市市街地 ⇒ 旧須木村間
 ・その2 … 旧須木村 ⇒ 輝嶺峠 ⇒ 田代八重ダム間
 ・その3 … 田代八重ダム ⇒ 尾股峠 ⇒ 西米良村間
 ・その4 … 西米良村 ⇒ 椎葉村大河内地区間
 ・その5 … 椎葉村大河内地区 ⇒ 飯干峠 ⇒ 上椎葉(椎葉村市街地)間
 ・その6 … 椎葉村 ⇒ 国見峠 ⇒ 五ヶ瀬町 ⇒ 山都町 道の駅そよ風パーク (このページ)
 ・その7 … 道の駅そよ風パーク ⇒ 上色見熊野座神社 ⇒ 箱石峠 ⇒ 阿蘇(終点)


1. 上椎葉(国道327号分岐点)→国見峠まで


椎葉村 上椎葉地区→国見峠(国見トンネル)手前までの地図

 飯干峠を越えて椎葉村の市街地である上椎葉地区までやってきたブログ主は、休憩なしで先を急ぎます。(´・ω・`)


01-国道265号と327号との分岐点手前(15:53)

 この時点ではブログ主は日向市方面に向けて東進中ですが、ここで左に曲がります。


02-この橋を渡って国道265号の単独区間に入ります

 上の写真にもちょっと写っていますが、この白くて大きな橋を渡って、この後は五ヶ瀬町・阿蘇方面に向かってひたすら北上していきます。


03-国見峠に向かって快走路を疾走します

 この辺りの国道265号は改良されていて、道路環境もよく・交通量も少なく・周りの風景も最高な超快速道を進んで行きます。


04-十根川の清流が心地良いです

 左手を流れる川は、耳側の支流である十根川(とねがわ)です。

中間管理録トネガワ(1) (ヤングマガジンコミックス)
クリエーター情報なし
講談社


 全然関係ないですが、ブログ主はカイジのスピンオフ作品である「中間管理録トネガワ」が笑えてすごく好きです。(こっちのトネガワは“利根川”ですが)


05-奥村地区との分岐点に到着 (16:03)

 国道265号 五ヶ瀬町方面は左との案内が出ています。


06-1.5車線になった左の道を進んで行きます

 椎葉村~五ヶ瀬町間の大半は2車線快速道なのですが、先程の分岐点から先の一部で狭い区間が残っています。


07-紅葉時期に見に来たい渓谷の風景です

 左手の十根川の風景は本当に綺麗で、空気も綺麗でたまりません。横浜から走りにやって来てよかったと思えるひとときです。


08-落石注意区間

 椎葉村~五ヶ瀬町間の道路環境は、よくない個所でも普通車と大型車の離合に気を遣う狭い区間が一部残っている程度で、ブログ主的には酷道感は全く感じません。


09-再び快速道になります

 この後はひたすら快速道となります。
 なお宮崎市内からはメッシュグローブで走ってきたブログ主ですが、この頃から肌寒くなってきたために一旦停車し、通常グローブに付け替え、ジャケットのチャックをきっちり首まで上げて走行を再開します。


10-国見峠(旧道)の分岐点手前 (16:15)

 そして国道265号を代表する峠の一つである国見峠の手前までやってきました。


2. 国見峠・国見トンネルについて

 ここで国見峠について、ちょっと補足します。国見峠は九州の背骨となる九州山地の高い山を越える峠で、椎葉村と五ヶ瀬町とを隔てています。


国見トンネル(国見バイパス)経由の現道ルート

 現在の椎葉村~五ヶ瀬町間は国見峠の東側に掘られた長大な国見トンネル(全長2777m)を挟んで国見バイパスが整備されており、峠の前後は車で5~10分程度で通過できる快速道になっています。


国見峠を越える旧道ルート

 しかし国見バイパスが完成する前の国見峠経由の国道265号の旧道は、大型車通行不可の狭隘一車線断崖ルートであり、九州最凶酷道と評される国道265号の中でも最も凶悪な区間と評されていました。

 また椎葉村から五ヶ瀬町に抜けるルートはこの劣悪な国見峠越えルートしかなく、さらにこの道すらも災害や積雪で通行止めになるなどで、椎葉村⇔五ヶ瀬町間の移動はバイパス道が完成する比較的近年(1996年)まで通行が困難な状況が続いていました。


11-国見峠前後の地図(2000年版のツーリングマップル九州より)

 上の写真はブログ主が持っている古いツーリングマップルの地図ですが、国見峠越えの旧道については「ガードレールもない完全1車線“酷道” 断崖・ハード」という素敵なガイド文が付いています。
 酷道マニアのブログ主はこの地図を見て、「おっ、これは一度は走りに行かなきゃ! (使命感)」と前々から思っていたのでした。(←変態)


12-国見峠(旧道)の分岐点までやってきました(16:20)

 自称酷道マニアのブログ主はせっかく横浜からやってきたこともあり、当初は国見峠の旧道を走る気マンマンでした。しかしこの日の最大の目的は、明るいうちに国道265号を走破して写真に収めること。
 ここから終点の阿蘇まではまだまだ距離があるのに、日没の19時頃までは約2時間半なのであまり時間がありません(真っ直ぐ走れば余裕ですが、この日は寄り道予定場所があります)。

 また現在の国見峠の旧道は拳(こぶし)大の石がゴロゴロしているとの情報があり、オンロードバイクのブログ主だと苦戦することが見込まれ、最悪の場合は引き返さなければならないケースも考慮する必要がありました。
 そのため今回は泣く泣く国見峠の旧道はスルーすることにしました。(´・ω・`)


13-左側が旧道に続く道

 こっちの道を進めば国見峠。ここから見える分には普通の道に見えます。


14-国見トンネル手前 (16:22)

 そして国見トンネルの手前までやって来ました。この写真を撮った後、すぐに先に進んで行きます。


15-国見トンネルを抜けて五ヶ瀬町側に出たところ(16:27)

 そして長いトンネルの途中で椎葉村から五ヶ瀬町に入ります。西米良村側から椎葉村に突入したのが14:10頃だったので、同じ椎葉村内を通り抜けるのに2時間少々要したことになります。


16-五ヶ瀬町側の国見峠(旧道)入口

 先程のトンネル出口のすぐ近くに、国見峠(旧道)の五ヶ瀬町側の入口があります。
 現道のすぐ近くのところなのに、それなりに大きな石が転がっているのを見かけたブログ主は、「あっ、これあかんやつや」と直感的にこの道の危なさの雰囲気を感じ取り、「無理して進まなくて良かった」と安堵したのでありました。

 なお、国見峠の旧道の状況については「鹿児島を走る!!」さんのブログが詳しいので、興味のある方は参照されてみてください。
 ・九州を走る!!~旧酷道265号 国見峠 前編~
 ・九州を走る!!~旧酷道265号 国見峠 後編~

 上記のブログでは2011年に走行された状況をレポートされていますが、昨年(2017年)に某掲示板にうpされていた写真によると、それよりも酷くなっているようでした。


3. 国見峠 → 五ヶ瀬町 → 山都町 馬見原まで


国見トンネル → 山都町 馬見原までの地図

 椎葉村から五ヶ瀬町に入ってきたブログ主は、引き続き国道265号を北上して行きます。


17-国見トンネルより五ヶ瀬町側も快速道が続きます

 国見トンネルから先はひたすら快速道が続きます。
 なお五ヶ瀬町には九州ではレアものの(というか日本最南端の)スキー場があるところです。この付近はそれくらいの山間部です。その五ヶ瀬ハイランドスキー場(公式サイト)は、写真でいうと左側の山の方に存在します。


18-県境まで5km

 今朝宮崎港より上陸して以降ずっと宮崎県内を走ってきましたが、そろそろ熊本県に入ります。


19-県道202号 鞍岡赤谷線の分岐点前

 この辺りはすでに民家の多くなってきたエリアです。


20-明るい山里の風景です

 こういう風景は大好きです。


21-熊本県 山都町(やまとちょう)に入ります (16:44)

 ここから熊本県に入ります。ブログ主は山都町と聞いてピンとこなかったのですが、調べたところ2005年に旧蘇陽町・矢部町・清和村が合併してできた、まだ新しい自治体のようです。ちなみにこの付近は旧蘇陽町に当たります。
 なお、蘇陽町は「そようまち」と読みます。「そようちょう」と読むと太古の税制度になるので注意が必要です。


22-田植えの準備が進んでいるようです

 自分とこの田舎に戻ってきた感じがして、落ち着く風景です。


23-馬見原の交差点に到着 (16:47)

 そして国道218号と合流する交通の要衝地点となる馬見原(まみはら)の交差点に到着します。
 この交差点を右に進むと五ヶ瀬町の市街地や高千穂町方面へ、熊本市や国道265号は左へ進みます。


4. 馬見原 → 山都町 道の駅そよ風パークまで


馬見原→道の駅そよ風パークまでの地図


24-国道218号との重複区間を進みます

 国道265号はわずか1km程度ですが、国道218号との重複区間があります。
 国道218号は熊本市(感覚的には宇城市)から中九州をほぼ真横に横断して延岡市に至るルートですが、ブログ主的には「延岡~高千穂間を結ぶ五ヶ瀬川沿いの国道」というイメージが強いです。


25-滝上交差点より再び単独区間に入ります (16:49)

 先程の馬見原の交差点からものの数分で次の分岐点となる交差点に到着します。国道265号はこの滝上交差点を右折して高森方面に向かいます。なおこの道(国道218号)を直進すると、旧矢部町の通潤橋の近くに出ます。


26-オレンジセンターラインの2車線国道 (暗い写真になっています)

 この付近はごくふつーの2車線国道となっています。交通量もそこそこあります。


27-変則的な交差点が出てきました(16:54)

 ここは山都町の菅生地区というところらしいのですが、左側からやってくる県道151号 清和高森線がビリヤードの球のように跳ね返ったような変わった地形になっています。


28-道の駅そよ風パークに到着(16:58)

 そして17時頃に休憩ポイントとなる道の駅 そよ風パークに到着しました。ここでちょっぴり休憩して、残りは阿蘇までのラストスパートとなります。

 ~その7へ続く



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