2月23日


池上シリーズ、お品書き・3になります。
実は出かける時には「お品書き・3」はイメージに

なかったのです。洗足池の水源を見て、梅園見物。
本願寺に行くまでがイメージのコースでした。


あとは帰るだけでしたが、建前はウォーキング。
歩いた距離を見たら全然少なかったので

大森あたりまで歩いて距離を稼ごうと思いました。
ちょうどいい感じに道もあるし。


そんな感じで正門の階段を降りて(梅園の方は別の
入口だったとは)、門前から呑川沿いを歩きました。


しばらく歩いた時、反対側を見たら川沿いの
裏に道があって、モルタルの古いアパートが。

「なんかあの道の方がおもしろそうだぞ」と、
川を渡ってその道にコースを変えました。





読みは当たったようで、以前に記事にした
妙典のように、新しい家に紛れるように

古民家や商家が。
こんなところでいい道に入り込んでしまったら

追って行くしかないでしょう。
建て直してある家が比較的新しいので、

古くなった家を建て替えたんではと。
この辺も妙典に似た感じです。

(なので妙典を先にブログにしたんですが)



しかし古い家が目立つので道自体が
古いんではないかと地図を見ると、

拡大すると書かれていました。
歩いてる道は「旧池上通り」でまたの名を

「旧平岡街道」というそうです。
地図でたどってみると山王から光明寺に

つながっています。さらにこの道、歴史ロマンの
道なのです。旧東海道より古い鎌倉時代からの

道で古東海道と言われてたらしいです。
そういえば「いにしえの東海道」という

石碑がありました。どおりで街並みが古いわけです。




この道の面白さは、さらに蒲田一帯に

分岐してる六郷用水と交差したり並行してるところ。
家を隔てたところに廃線跡か暗渠の歩道っぽい道が、

交差したところに「六郷用水」の説明板が。
さすがにさかのぼるとロスになるので

入っていきませんでしたが。


この先で呑川と分かれるところは、跡形もなく無くなっていました。おそらく暗渠というより埋め立てられてしまってるのでしょう。


この辺りは「旧池上通り」でググると
色々出てきます。


道の感じは「昭和」テイストです。

そんな感じの生活道路ながら古民家が点在する
いたるところにポツリとこういう古民家が隠れていました。


道なりに歩いて行くと環七にぶつかって終わります。


すでに薄暗くなってましたが、
ここから大森と京急の平和島まで

だいたい同じくらい歩く感じ。
大森に出ると乗り換えが面倒だな、

平和島から京急に乗って日本橋まで行けば、
東西線で高田馬場に出られるなあ。と、

平和島に向かうことに。
しかし車が多くてうるさい環七を歩くのはやだなあ。


地図を見ると並行する生活道路が。
そこを歩いて行くと、東海道線にぶつかりました。

そしたら1本先の路地が踏切になっててクリア。
走ってる電車を撮ろうとしたら、さすがに薄暗い中、

120キロで走ってくる電車は止められませんでした。
踏切渡って少し歩くと家の裏側に暗渠道が。



ふらふらと入ってしまう悲しい癖です。
暗くなってから暗渠道はなあと思いましたが、

静かだし、夕飯の支度の匂いがしたりと
生活感を感じてこれはこれで楽しかったです。


また、古い橋がそのまま残ってるという
レアな交差点も「発見」したりしました。



明るい通りになると平和島駅の近くでした。
京急線内は各停より快速特急の方が多いから時間がかかるかかる。