6月4日


ようやく見えてきたラストコース。
もしかしたら趣味性が濃くなるかも。
(今までで十分濃いと思いますが)


青梅街道を歩いていると、斜めに暗渠道っぽい
自転車道を併設した道と交差しました。


自転車道には「野山北公園自転車道」とあります。
実はこの道、花小金井を通って続いてる、

多摩湖自転車道の一部です。
そうだ、この道があったんだ。


住宅の中をまっすぐ通ってる自転車道ですが、
元はこの先の横田トンネルを始め、

いくつかのトンネルで多摩湖まで続く、
貯水池の建設のための軽便鉄道跡です。


「その筋」では有名な廃線跡を
自転車道にした道です。



多摩湖に向かう都道との交差点を
暗渠で空堀川が流れていました。

やっと空堀川上流部に出会いました。
大幅な流路変更と改修された柳瀬川との

合流部を見たので、ぜひとも上流部も
見ておきたかったので。
清瀬の合流部。流路を造成して洪水対策が取られています。


しかし、思いもかけずすぐに
上流端の表示が。



あれ、確か公園の中まで川があったはず?
どうも戸籍上の始点はその場所で、

そこから先は「水路」扱い?

と、思って50mくらい歩くと、
蓋がかかって暗渠になっていました。



蓋暗渠なので歩行者は通れるので、
川筋をさらに先に進みました。


暗渠といっても蓋をかけただけのようで、
開渠の小川が流れ込むのがわかります。


車道とはだいぶ離れて住宅の裏や、
崖を崩した道の横を通ってることで、

川であることを教えてくれてます。
右の護岸は開渠時代のものと思われます。


「かたくりの湯」と駐車場の裏側を通り、
グラウンドを通り過ぎて公園に入るところで、

開渠になり、「空堀川源流」とあります。
「釣りの池」から落ちるところが本当の源流のようです。
橋の下の流れが源流とありました。


ここも親水公園のようになってますが、
地形的には谷戸で、段々になっていて、

菖蒲園や田んぼがあります。





谷戸の一番奥まで行くと、
森の中から小川が流れてきてました。

「最初の一滴」はさらに奥のようでした。
茂みの中に小川がありました。


「ゴール!」

しばし、ベンチに座って休憩。
緑がキレイでとてもいいところです。



街道やカントリーな風景から始まり、展望を楽しみ、
山歩きで谷戸をいくつも超えて、廃線跡歩き、

最後は空堀川の源流。盛りだくさんの1日でした。
「見たいとこ全部見せます」のコースでした。

もちろん、アプローチも含めて越境なしです。


「都県境を越えての外出は自粛しました」。


帰りも暗渠を通って都道に出て、
バスの多い青梅街道を市役所前まで歩きました。


バスで東大和駅に出て、西武新宿行きの
電車に乗れば、すぐに帰れてしまい

不思議な感じでした。


一度では周りきれない、とても広い自然公園です。
詳しくは、
野山北・六道山公園HP=https://www.sayamaparks.com/noyama/