~テーブルから広がる幸せを未来へつなげる~
花を通して成長を応援し
花のある暮らしの豊かさを共に楽しむ
フラワー&テーブル Cija シージャ です
おはようございます。
昨日はオランダのBurendag でした♪
直訳すると 「ご近所の日」
つまり近所の人が集まっての親睦を深めましょう、ということで
この新しい地区でも、大がかりなパーティーが開催されました☆
私も子供達用のおやつを作る班に入り
朝から数人でせっせこ作りました。
雨にも関わらず、盛大なパーティーが
お昼過ぎから延々と続き
なかなか楽しい時間でしたよ~。
オランダではあちこちでBuurtfeestje(ご近所パーティー)が
開かれたことと思いますが如何でしたか~?
さて。
話は変わり、冒頭の写真ですが
なんだか変わった動物だと思いませんか?
キリン??
こんな角だったっけ??
もう一回。 ↓
可愛い・・・
お目目がピースフルで
なんだかクスっとする可愛らしさ。
これはデンボスが生んだ画家
ヒエロ二ムス・ボスの没後500年を
お祝いした2016年に、
彼の作品を模して造られた作品です。
1年中、彼にまつわる様々なお祝いがされていた
デンボスでしたが、その後は
街のあちこちにこのような作品が残っています。
この動物は、この絵を題材にしています。↓
この画像はインターネットよりお借りしました。
ね!ね!
なんだか耳の長い犬の目も
やたら可愛いんですけれど
ちゃ~んとこのように彼の絵に描かれています。
そしてこの絵は、ヒエロ二ムス・ボスの代表作
「快楽の園」 の一部なんです。↓
3つのパネルに別れており
多くの空想上の動物が描かれています。
このキリンもどきちゃんは左のパネル
「エデンの園」の中にいるのですが
分かるかな・・・?
現在でもこの絵は謎多き絵として有名ですが
普段はスペイン・マドリッドのプラド美術館に
展示されています。
それにしても、北方ルネサンスの時期、
まだまだカトリックの教えを題材に
絵を描くのが普通であった時代に
これほど奔放でエロチックで
示唆に富んだ自由な絵が描かれた、ということが衝撃的です。
いえ、正しく言えば、ヒエロ二ムス・ボスも
宗教画を描いているのですが
その描き方がとても自由で捕らわれがなく
そしてエロチシズムに溢れているのです。
しかしもっと驚いたのは、
その500年祭の1昨年、
当時6~7歳だった我が家の次女も
彼の数々の衝撃的な作品を見るべく
学校の授業で美術館に行ったことです。
そのときは私、本当に驚きました!
で、さらに!
もっともっと驚いたのは!
そのお祭り年2016年の休日、
家族で街中までお散歩、カフェに入ったら
そのオシャレカフェの目の前に
こんなオブジェが!!
子供達、「何これ~??」
私 「な、なんだろーーー ねー あは、あはは~」
で、ヒエロ二ムス・ボスにちなんだケーキを
注文したら
そのオブジェの元となった絵がケーキにも!!
同じく 「快楽の園」 中央のパネルからです。
美味しかったですけどね。
美味しかったけれど、
「ヒエロ二ムス・ボス、頼むで~~~!」
かくしてデンボスには
変ったオブジェがあちこちに点在しております。
ちなみに上↑の逆さになった男性の
開脚オブジェは、もうございませんわよ~。
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花とテーブルコーディネートの体験レッスンは
エッセンシャルクラスへどうぞ~。
次回は10月26日(金)です。
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