「ジュラシック・ワールド 炎の王国」 ★★★~もはや恐竜ではなく怪獣 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2018』の掲載にあたって」

 
もはや恐竜ではなく怪獣
★★★
(C)Universal Pictures
 
(2018年/アメリカ/128分/Jurassic World:Fallen Kingdom
 
【 製作総指揮 】
スティーブン・スピルバーグ
 
【 監督 】
J・A・バヨナ

 

【 出演 】
クリス・プラット
ブライス・ダラス・ハワード
レイフ・スポール
ジャスティス・スミス
ダニエラ・ピネダ
ジェームズ・クロムウェル
トビー・ジョーンズ
テッド・レビン
ジェフ・ゴールドブラム
 

 

【あらすじ】

 
 ハイブリッド恐竜“インドミナス・レックス”によるテーマパーク“ジュラシック・ワールド”の崩壊から3年。
 ジュラシック・ワールドがあったイスラ・ヌブラル島では、火山噴火の予兆が観測されており、世間では島に残した恐竜たちの救出の是非について議論が白熱していた。
 そんな中、恐竜の救出に立ち上がったかつてのテーマパークの運営責任者で恐竜保護団体に所属するクレアは、ロックウッド財団の力を借り、恐竜行動学のオーウェンらとともに島に向かう。
 しかし、ロックウッド財団の真の目的は、恐竜を資産家に高値で売買することであった。そして、前代未聞の恐竜パニックがアメリカを襲う―
 
 

【コメント】

 

 2015年『ジュラシック・ワールド』から3年、スピルバーグ御大の代表作「ジュラシック・パーク」シリーズの新シリーズ「ジュラシック・ワールド」待望の第2弾が満を持しての公開ということで、原点に帰った前作がなかなかに面白かったので、本作の公開は楽しみにしておりました。

 そんなわけで、酷暑の三連休初日の夜、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

 

(C)Universal Pictures

 

 

もはや恐竜ではなく怪獣

 

 うーむ、まあそこそこは面白かったですけどね、なんかもう恐竜というより怪獣、それこそゴジラとか先に観た『ランペイジ 巨獣大乱闘』に似た怪獣パニック映画みたいな感じになっちゃってますね、これ。

 CGを駆使した恐竜たちの再現度はさすがの一言で、肌質や動きなど本当に現実で存在するかようなリアル感を出しているのは毎度ながら凄い。加えて、今回は火山大噴火の圧倒的な迫力がこれまたリアル。あの迫りくる溶岩と大噴火の様は見どころですね。

 とはいえ、そんな大迫力シーンは映画の前半で終わり、後半はお金持ちの屋敷という極端に狭くなったエリア内で繰り広げられる恐竜大暴れに終始しするというスケールダウン。恐竜は広大な大自然でこそ映える動物と信じて疑わない僕としては、家の中で大暴れする恐竜たちにちょっと違和感を抱いちゃいましたね。前作から登場しているかけ合わせのハイブリッド恐竜なんかも、果たして恐竜と言っていいのか。人間が作った時点でもう怪獣だよなーと。しかも、遺伝子操作で生まれた子供までも登場するという。場所は違えど、全シリーズ通してやってることは一緒だなーと、ちょいとマンネリ感も感じたりしましたね。

 

 

恐竜との追いかけっこにちょっとマンネリ感

 

 先にも書きましたが、人間VS恐竜という構図の場合、どうしても恐竜が優位になってしまうので、人間と恐竜との追いかけっこという構図がパニックムービー的にもオーソドックスになるんでしょうが、さすがに今回ばかりはちょっとマンネリ感が否めない。

 火山を爆発させてみたり舞台を屋敷の中に変えてみたりと、なんとか工夫を凝らしてみたり、まさかのクライマックスで意外性を持たせてみたりとアイデアは見えてくるんですけどね、マンネリ打破までには至っていなかったかなと。まあ、そんなマンネリこそジュラシック・シリーズ通しての醍醐味ともいえるんでしょうねどね。

 

 

まさかのバッドエンド、シリーズ最終作は2021年公開

 

 そんなわけで、怪獣モノに変わり果ててしまった「ジュラシック・ワールド」シリーズ第2弾ですが、ちょっと意外だったのがラスト、恐竜たちがアメリカの大地に解き放されて終わってしまうという、ある意味バッドエンドと捉えてもいいような終わり方。クローンの女の子があっさりと檻開けちゃって恐竜大脱走というパニック拡大。

 要はこのラストから、シリーズ最終作『ジュラシック・ワールド3』に持っていくわけですね。人間たちの安全のために恐竜を捕獲し絶滅させるか、あるいはこの先、人間と恐竜の共存共栄の道を選ぶのか。オープニングでジェフ・ゴールドブラムが法廷で語っていたことがラストにつながるわけですね。

 このラストから、最終作はどう締めくくるのか。2021年公開予定ということなので、なんだかんだで気になるところです。

 

 

(C)Universal Pictures

 

 

【2018年度 Myランキング】(7/14時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 酷暑の三連休。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:孤狼の血 ★★★★☆

  2位:アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ★★★★☆

  3位:デッドプール2 ★★★★

  4位:万引き家族 ★★★★

  5位:シェイプ・オブ・ウォーター ★★★☆

  6位:空飛ぶタイヤ ★★★☆

  7位:いぬやしき ★★★☆

  8位:リメンバー・ミー ★★★☆

  9位:悪女 AKUJO ★★★☆

 10位:グレイテスト・ショーマン ★★★☆

  次点:レディ・プレイヤー1 ★★★☆

     

     

     

     

  (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:パンク侍、斬られて候 ★

  2位:ザ・リング リバース ★☆

  3位:マンハント ★★☆

 

 

<その他ランク外一覧>

キングスマン ゴールデン・サークルジオストーム咲 Saki 阿知賀編 episode of side-A祈りの幕が下りる時デトロイト羊の木スリー・ビルボードサニー/32今夜、ロマンス劇場でブラックパンサー15時17分、パリ行き去年の冬、きみと別れちはやふる-結び-マザー!トレイン・ミッションレッド・スパローダンガル きっと、つよくなるパシフィック・リム アップライジングラプラスの魔女ランペイジ 巨獣大乱闘フラットライナーズ恋は雨上がりのように戦狼/ウルフ・オブ・ウォー勝手にふるえてろDESTINY 鎌倉ものがたり探偵はBARにいる37 WISH セブン・ウィッシュネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!ダークタワーハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー不能犯ジュラシック・ワールド 炎の王国


 

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

 

 

 

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