福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

ヴィラ=ロボス 聖セバスチャンのミサ「キリエ」

2020-09-22 23:29:56 | コーラス、オーケストラ

Villa-Lobos: MASS Saint Sebastian : KYRIE



女声合唱のための音取り音源 ヴィラ=ロボス: 聖セバスチャンのミサ曲 Ⅰ.キリエ

ドヴォルザーク:ミサ曲ニ長調よりのグローリアとクレドは精魂込めて制作し、大きな手応えを感じているが、大きな課題が残っていた。
それは、ひとつの音符の中での強弱を付けられなかったことである。 特に長く伸ばす中でのクレッシェンドやディミヌエンドが欲しい場面もあったが、それを成すための知識とテクニックがなかったのである。

そこで、今回は試みとして、同声三部のためのシンプルな作品を題材に、データ打ち込み後にデータをコントロールする方法を採用してみた。 というのは、後付けの理由で、新たに採用したコーラス音源には、リアルタイムでのエンヴェロープには全く対応しておらず、キーボードでどんなに表情を付けて演奏しても、データに反映されなかったのだ。

そこで、ネットやガイド本を調べに調べて、ようやく強弱の付け方を発見できた。この方式によれば、ひとつの音符の中での表情付けが可能となる。 とはいえ、まだ手探りには違いない。さらには、微妙なヴィブラート等の加減も調整できるらしいが、まずは試作と言うことで、強弱だけに専念してできた作品がこれである。

弱音が希薄になるので、もっと音圧を上げるべきかも知れないが、それも今回はしていない。 聖セバスチャンのミサは、今秋、女声合唱団 KIBIの定期演奏会で演奏するはずであったが、新型コロナ禍にあって、未だ振替公演の目処も立っておらず、ここに先駆けて疑似演奏を繰り広げておくこととする。

追伸 こうしてYouTubeで再生してみると、出力レベルがやや大きかったかも知れません。 グローリアをアップする際には、訂正版をアップしたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Dvořák: Mass in D major Ⅲ.C... | トップ | 急告! 海道東征ライヴCD 9... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。