猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

アリス・スウィート・アリス

2020-06-15 22:30:31 | 日記
1977年のアメリカ映画「アリス・スウィート・アリス」。

12歳の少女アリス(ポーラ・シェパード)は、妹カレン(ブルック・シールズ)が母キャ
サリン(リンダ・ミラー)の愛情を一身に受けていると思い込み、日頃からカレンをい
じめていた。キャサリンは反抗的なアリスに手を焼いていた。カレンの初聖体拝領の
日、カレンが教会から姿を消し、その後他殺体で発見されるという事件が起きる。カ
レンのベールをアリスが持っていたことから、警察はアリスに疑いの目を向ける。

タイトルはかわいいが、ダリオ・アルジェント風の不気味なサスペンス映画である。
12歳のアリスは美少女の妹カレンを日頃からいじめていた。カレンの初聖体拝領が行
われる日、子供たちの列の最後にいたカレンを何者かが連れ去る。その何者かは黄色
いレインコート(恐らく学校規定のもの)に仮面をつけていた。そしてカレンは殺され、
後に発見され、教会は大騒ぎになる。警察が来て捜査を始め、カレンのベールをアリ
スが持っていたことからアリスが疑われるが、アリスは拾ったのだと言う。それでも
警察はアリスを調べることにする。ショックを受けるキャサリンの元に、姉夫婦や今
は再婚している元夫が駆けつける。
黄色いレインコートに仮面をつけた何者かがチラチラ現れ、人を殺傷していくのが何
とも気味が悪い。キャサリンの姉も襲われ、命は助かるが重傷を負う。姉はあれはア
リスだったと言い、キャサリンは激怒する。アリスは警察の取り調べでも奇行を示し、
子供の精神科の施設に入所させられる。アリスの無実を信じるキャサリンと元夫。元
夫はカレンを殺した犯人が捕まるまではこの町に留まると言う。しかし凶悪な殺人事
件は続く。
犯人はアリスなのか。犯人がわかっても物語はしばらく続くので、どういう風に決着
するのだろうと思いながら観ていたが、なかなかおもしろかった。歪んだ愛情が引き
金になっている事件なのだ。当時12歳だったブルック・シールズの映画デビュー作ら
しい。やはりとても美少女だった。がっつりとダリオ・アルジェントの影響を受けて
いるのがわかる映画で、アルジェント好きの私は楽しめた。将来を予感させる余韻を
残したラストもいい。


久しぶりの外食です( ;∀;)パスタ大好き


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