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マーケティング研究 他社事例 688 「デジタルシフトの急先鋒1」 ~SOMPOホールディングスの場合~

2020-11-27 11:33:43 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 688 「デジタルシフトの急先鋒1」 ~SOMPOホールディングスの場合~


これまでバラバラに複数存在していた事故車の事業者間市場をつなぐプラットフォームを開始したのが、SOMPOホールディングスです。

事故車の売買では従来、市場が分かれているため、同じ車種でも落札価格が異なることが珍しくありませんでした。

これがつながることで適正価格になり、取引がしやすくなります。

SOMPO傘下の損害保険ジャパンは、自動車保険契約者が事故を起こした場合、保険金を支払い、年間約5万台の事故車を引き取って市場などで売却し、収益としていました。

市場での1台の車両に対する購入希望者(バイヤー)が増えれば、価格はせり上がる傾向があるため、プラットフォーム開設によって自動車保険の収益改善も見込めます。

複数のデータをつなぐ技術は、APIを使って自社で開発し、今年1月から実施した実証実験では、落札価格がこれまでに比べて1~2割上がることが確認できたと言います。

このプラットフォーム開設は、単に自動車保険事業の収益改善にとどまらない意味を持っています。

「様々な分野に広げられる。例えば街のゲームセンターにあるゲーム機や引っ越しの際に出て来る不用品を売買するプラットフォームに出来ると考えている」

とプラットフォームを運営するSOMPOオークスは言います。

ゲームセンターのゲーム機は、個々の流通業者などが中古品を他のゲームセンターに転売することが多いのですが、このプラットフォームでそれらをつなげば、価格はより適正になり、取引を活性化できます。

また、引っ越し時の家具、オフィス什器なども同様に取引が出来るプラットフォームにする事が出来ます。

こうして様々な分野にプラットフォームが使えるようにすれば、フリーマーケットアプリのメルカリなどを通じて伸びる個人間の中古品市場のような市場を企業間に作ることができ、しかもSOMPOホールディングスがその担い手になれるというもくろみです。

SOMPOオークスはプラットフォームのシステム利用料などで収益を稼ぎ、事故車両の市場接続はまず関東から始め、2022年には全国で展開する予定です。

対象をオフィス什器などに広げ2024年には80億円の売上高を狙うと言います。

それにしても、自動車保険などを主力とする損保大手のSOMPOが、なぜ中古品のオークション事業に参入するのでしょうか?

それは同社がここ数年、デジタル化で事業構造を大きく作り変えようとしているのです。

「自動運転、カーシェアリングなどで今後、柱の自動車保険のニーズはこれまでと同じではなくなる。デジタル関連事業者などからの保険分野への新規参入も増えてくる」

SOMPOホールディングスの桜田社長は損保市場の近未来を語ります。

自動運転やカーシェアリングの時代になれば、自動車を保有する個人や企業が減るかもしれませんし、事故時の責任の所在も変わりかねません。

当然、損保の在り方も変化する事になり、それならデジタル化で事業構造自体を作り変えていこうと考えた桜田社長は15年にグループCEOに就任すると、矢継ぎ早に手を打っていきました。

2015年には、国内の少子高齢化で必要性が増してくる介護事業に進出し、2016年4月には、デジタル戦略部を設置して、デジタル化によって介護と保険事業の生産性引き上げを始め、さらに新規事業の創出に踏み出したのでした。

その中で成果を上げ始めているのがデジタル化による事業の効率化です。

(続く)



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 

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