パン粉 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




メンチカツ。


キャベツとタマネギをたっぷり入れて、
久々に作ったメンチカツ。
ハンバーグも好きだけど、
これはこれで、美味しい。



何気に見ていたテレビ番組で、

「ミラノで美味しい、ミラノカツレツ!」

という特集を見てたら、

なんだか

揚げ物が食べたくなった。


ミラノで、

カツレツを食べた事はないけれど、

「ミラノ風カツレツ」って言うくらいだから、

それはそれなりの

こだわりというものがあって、

その地方の料理を見聞きするのも

また楽しい。


番組は、

現地の人間4人が紹介するレストランで

それぞれ、ご自慢のカツレツを食し

一番を決める…というものだけど、

私にとって、

一番とかは、どうでもよく、

味見をする進行役の兄ちゃんが、

作る工程での大事なところを説明してくれるのが

嬉しい。


「揚げる油は何を使ってるの?」

「Burro chiarificato」(揚げ物用のバター)

「OK!」


みたいに進んでく。


まあ、自分が食べる分には、

普通の植物系のオイルを使うのだけど、

それを使ったら、

もっと美味しいのかもしれない…

なんて思いながら、


明日の晩は、揚げ物だな…


とか思いながら、

へぇ〜 とか ほぉ〜 とか言いながら、

番組を見守る。


「で、パン粉は?」

というところで、

4つのうちの一つのレストランが

「PANCO」と言った。


イタリアで、パン粉のことを

「pangrattato」と言って、

日本のそれより

もっともっと、キメが細かい。


そこでパン粉の説明をする兄ちゃん、

「アジアのどの国か知らないけど…」

と言いつつ、

パン粉の説明をする。


「日本、日本!」


テレビの前で連呼する私だけど、

「スシ」や「ラーメン」だけでない

日本の食材が

こうしてイタリアにも

浸透しつつあるのだと

少し嬉しく思いつつ、

翌日に

メンチカツを作ったわけである。








⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。