こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
アロマテラピーをやってみるみなさま
どこの精油を使っていますか??
私自身「どのブランドを使っているのですか?」という質問をよく受けます。
まあ、よく使うブランドは10社くらいあるかな。
私がいいと思っているフランスのブランドです。
フランスに住んでいる私にとって、買いやすくてお値段も満足
そして質もいい(と思う)ものを使っています。
日本に住んでいる方にとっては
日本に代理店がなければ
国際郵便で送ってもらわなければならないし
小さな会社なら、カード支払いができず国際送金になったり
(送金手数料も数千円しますよね、きっと)
フランス語でやりとりしなければならなかったり
日本の税関で、関税をかけられたり
などなど、いろいろと面倒なことがあるので
私はブランド名はブログではお伝えしていません。
私にとっていい精油でも、それぞれの方にとって
高すぎる、面倒臭すぎる、時間がかかりすぎる、質もそこそこ?
これだけの手間暇とお金をかけるなら、
同じくらいの(それ以上の)品質のものが日本にもあるよ
ということもあるので、やっぱり自分の目と鼻と頭を使って
「これ!」と決めていただきたいと思っています。
私の中級1②という授業でがっつりお話しています。
精油に関しては、いろいろと知りたいので
マニアックなものは買うようにしています。
調香師さんから購入した和の精油とか
屋久杉の精油とか
フランスのあらゆるところの真正ラベンダー精油とか。
先日、とある会社のインドの精油を購入しました。
というか、「買います!」と友人に頼んでおいたものを
4月に日本でピックアップできなかったので
実家に置いたままだったのですが
夏に友達の娘ちゃんが日本に帰ったので、お願いして持ってきてもらったのです。
インド→日本→フランス!
半年も経ってしまいましたが、やっと受け取った!!!長旅でしたね。
「ワオ!」な精油でした。
買ってくださった友人からは、夏前に
「香りが変化してちょっと。。。」みたいなメールをいただいていました。
それは、日本の夏が湿気と暑さで大変だから?
精油の品質がそもそも?
など、いろいろ想像を巡らせて、覚悟はできておりました。
ですが、非常に勉強になる精油でしたよ。
高い授業料になったかも!?
前にもブログで書きましたが(チョコレートの話のところ)
ハワイで買ったカカオの精油が合成香料だったお話。
そして今回の精油。
つくづく、フランスって、精油の品質がそこそこいいな、と思います。
普通に買って「???」な精油は、売っていません。
よほど、南仏の古びたお土産物屋さんで
精油の学名も何も書いていないようなものを買ってしまったら
ありうるかもしれませんが
薬局で、オーガニックスーパーで、自然療法のお店で買える精油が
「天然精油なのかそうじゃないのか!?」のボーダーを彷徨うものは
まずお目にかかれません。
上記のお店で買えば、確実に「そこそこの品質の天然精油以上」です。
今回は、ひとつ、これは私でもわかるぞ!という品質の危ういものがありました。
なぜかフランス産のイランイラン、超臨界流体抽出法です。
イランイランは、フランスでは育ちません。
原産国・フランスのイランイランというのはおかしいと思う。(箱にそう書いてあります)
で、有機溶剤の香りの後に、すごい控えめにイランイランのような香りがします。
イランイランは私が好きな精油なので、これは残念!
ちなみにこの精油はさらに長旅をしましたね。
フランス(本当か!?)→日本→フランス
(チューベローズも、これはチューベローズの香りじゃないですね。。。)
精油の世界では、インドで取れる植物もたくさんあるので
インド産の精油はフランスのブランドでもよく見かけます。
今はペパーミントはほぼインド産じゃないかな。
なので、私の精油箱にも「インド産精油」はたくさんあります。
ですが、今回は、群を抜いて特殊ですね。
インドで作るから云々ではなくて
どういった生産者さんなのか、というところだと思います。
やっぱりね、精油って「誰が扱っているのか」が大切。
いろいろな考え方がありますが、私にとってのアロマテラピーに使用する精油は
「品質のいいもの」が大前提です。
品質のいいもの=有名ブランドじゃないんですよ、私の場合。
生産者さんの顔を見て、お話をして、みえてくる質の良さ。
私が言う「品質」を求めていない人もたくさんいます。
他のこだわりがあるんだと思いますが
「この人はこれでいいんだー」と残念に思うことも。
ま、本当に考え方の違いですが。
日本の方に「どこのブランドが?」と聞かれるのは
きっと、日本の精油の品質がピンキリだからだと思います。
私はフランスにいて、怪しい精油を買う機会がほぼないので
その「免疫のなさ」で日本の精油を見ると「ワオ!」が多いのです。
ただ、日本のブランドをほとんど知らないので、オススメはわかりません。
オススメはわからないけど
天然精油の最低条件のボーダーを彷徨う精油はあるな。
日本の場合は、買うときに精油のサンプルを嗅ぐことができると思うんです。
なので、サンプルを嗅いで、店員さんに聞いて、なんなら輸入代理店に聞いて
そこから生産者さんの情報を聞き出して、いいなと思ったものを使うといいかと思います。
私もね「これ珍しいよ」と言われると無条件に買ってしまうので
(フランスだと、大概が「こだわってて品質がいい」ことの方が多いので)
日本での精油はリサーチを怠りがちです。ここ、反省。
で、この精油をどう使おうか、考えたのですが
イランイランはちょっと用途が思いつかないのですが
他のものは、まあまあちゃんと植物の香りがするので
お部屋のお掃除用などに使おうと思います。
私にとって、品質のいい新しい精油は
①アロマコロジーとして(香りを嗅いで感情を整える)
②アロマテラピーとして(精油を塗って、体の不調を改善する)
③手作りコスメとして(コスメの香り付け)
④手作りホームケアとして(掃除や部屋のアイテムの香り付け)
の順番で使い分けます。
一番いい品質の新しい精油は①で使って、古くなってくるに従って
②③④とレベルをさげていくのです。
そもそも品質がどうかな?という精油はギリギリ③か④で使います。
③のときは洗い流すアイテムかなー。
私の考え方ですが、参考になれば。
というわけで、みなさま、自分が納得いく品質の精油、使いましょう!
写真はマダガスカルのベチバーの根、香道のお店で買った白檀のブレスレットと木片