種をまき、種をまき、種をまき、ようやく収穫の時。今回は、長かった……
今年の悩みの種になっていた祝言モードが、15連(推定2本目は単発だったけど)。
その間に(オールベルストックを含む)ストックを獲得しまくって、31連
エンディング達成。
とまあ、スロットの調子が上がってきたと思ったら、今度は、体調が悪化。連動しているのか、していないのか、難しいものですね。バイオリズム。
その異変に気づいたのは、真夜中、暑さで目が覚めたときのことでした。何だか、首、というか耳の裏のリンパあたりにしこりのようなものができていて、それに触れると痛い。
こんな時間に体調の心配をしてもしょうがないので、寝た。そして、朝起きて、まだ腫れている。コリコリ。しこり。体の一部に異物感があるのはあんまり気分の良いものではない。これは何か体に問題があるのではないか?
何だか、夏から秋にかけて、毎年のように体調を崩しているなあと思いつつ、パチ屋とほとんど同じルートを辿って病院へ。
体調というのは、割と、体内のどこかにいるデザイナーさんのオーダーメイドのようなところがあって、それに合う病名があるのか、ないのか、ぼくにはわからないし、お医者さんにだってわかることとわからないことがある。というのが、ここ何年かのスペランカー生活で気づいたことだった。
さて、今回の病名は……
「帯状疱疹」
タイジョウホウシン……。
免疫が弱っている隙を狙って、幼年時に、身体に侵入した水疱瘡ウイルスが活性化するという症状。らしい。帯状疱疹という言葉から、ぼくが連想するのは、仕事を頑張っている人が頑張りすぎて、ダウンという、割と名誉あるイメージの病気なのだが、ぼくの体は、一体何にストレスを感じて免疫を弱めてしまったのだろう? この暑さをのぞけば、スロットくらいしか思いつけなかった。ぼくは、期待値のたねをまくと同時に、病気のたねをもまいていたということだろうか?
「痛みはなかったですか?」
そう問いかけられて、我に返る。ないです、と返す。
「そうですか。今、体内では、水疱瘡のウイルスが暴れまわってるんですけど、その、リンパのところで、暴走をとどめようと体が頑張ってるんですね。本当に痛みはないですか?」
ないです。押せば痛いくらいですかね……。
今も勢力を広めようと手を伸ばしてくる水疱瘡ウイルスを水際で防ぐべく戦っている免疫系のみなさんには頭が上がらねえ、圧倒的感謝。と心の中で手を合わせつつ、言った。
「では、痛み止めはいいですね。ウイルスの増殖を抑える薬を出しておくので、それを飲んで、一週間。安静にしていてください。お大事に」
こうしてぼくは、久しぶりの、はっきりした名前の病を抱え、パチ屋に向かったのでした。安静なスロットを心がけませう。