昨日社長が小説を貸してくれた。
自分も63歳であ~そうだなと思ったりすることがあったとおっしゃってて、私も早速読ませていただきました。
結構分厚い本でしたが読みやすくてすぐ読めました。
「定年って生前葬だ」と主人公は言う。
成仏できるくらいやりきらないと終わった日々を受け入れられずにじたばたする気持ちも分かる。
老いと言っても63歳は若い。
うだうだ回り道しながら受け入れていくのが人なのかなぁ。
ここ数日「超訳ゲーテの言葉」を読んでいますが、人生に関する言葉の章に
「老人になるためにテクニックは要らない。けれど老人になってからはテクニックが必要だ。それは不愉快な日々を受け流して愉快な日々を自力で作り出すテクニックである」とありました。
定年後の人生が長くなっている中、どれだけの人が自力で作り出して幸せな余生を送れるのかなぁ。
またこんな言葉も
「老いの時代とは、中途半端なものだ。
欲望に向かってがむしゃらに突っ走るには、年を取り過ぎている。
しかし、あらゆる欲望を捨てて自然い身を任せるには、若過ぎる。」
娘の道子のずばずば言うところが又おかしかった。
実際そうなんですよねぇ。