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カテゴリ:関東 勝手に観光案内
今夏、鉄道博物館(さいたま市)にオープンした「南館」を楽しみに訪問した時の記録をご覧いただいております
前回の記事(鉄道博物館南館テラスからの眺め)はこちら 南館は、1~3階の各階ごとに、「仕事」「未来」「歴史」の3つのテーマに分かれています。 どれを先に見学しても良いようになっていて、4階はレストランとテラス(屋上)になっています。 レストランで腹ごしらえした後は、1層だけ降りて3階の「歴史ステーション」に足を踏み入れました…というのが、前回のお話。今日は更に奥へ進みましょう。 信号の歴史。今ではほとんどがコンピューター管理か、スイッチオンで点灯しますが、昔は腕木式信号機を人力(てこ)で動かしていたものです。 がっしゃん 運用中の実物を、おそらく小坂鉄道で見ていると思うのですが、あいにく記憶にありません…。 ちなみに、現在、当ブログのトップ画像にも腕木式信号機が写っています(他所の保存物)。
お目当ての(?)きっぷうりばゾーンに来ました! しかしまだ、この時代は私の「なつかしい」ゾーンではありません。 むしろ、歴史教科書モノです。 「鉄道省」とありますから、戦前の出札窓口を再現したものです。 そして、そうそう、これこれ 国鉄末期ごろの出札窓口 アクリル板がはめ込まれ、会話しやすいように円形に小さな穴があけられていて、きっぷと現金の受け渡し口には、コイントレーとして石のプレートが埋め込まれているタイプ。 枠がアルミかステンレスで、窓口番号15が振られていますから、都市部の大規模駅を再現したモックアップのようです。 飾られたポスターに「エキスポこだま」とありますから、大阪万博の頃でしょうか。 いまでも、改装が行われていない駅に行くと、こういった風情の窓口が残っておりますね。 「電報取扱駅」もいまではなくなりましたが、電話がまだ一般的ではなかった頃は、旅先での急用は電報を打ったということで、駅でも取り扱いがあったそうです。 こういう券売機もなつかしい。 懐かしいといっても、私の子供のころのは、もう1~2世代後の券売機でしたが、それでも、金額のボタンは丸形で、こども用のボタンはフタで隠されているタイプでした。 現在のタッチパネル式とは、基本的な用途は同じなのですが、隔世の感があります。 そうそう、近距離きっぷも窓口販売がまだ主流だったころで、券売機は自動きっぷうりばと呼ばれていました。 反転式(フラップ式)の発車標。これも懐かしい。 もっとも、秋田県内にフラップ式発車標が設置されていた駅は記憶になく、近場では、東北新幹線の盛岡駅などで見ました。これを見ると、遠くに旅している気分によりなったものです(秋田空港にはあった)。 私鉄ではまだ使っている駅があるかもしれませんが、JRの駅で未だ使っている駅はあるのでしょうか 通称:パタパタなんて。 駅で「パタパタ」といえばもうひとつ かなり初期に近いマルス端末。 マルスとは、国鉄~JRの座席指定券発券システムのことで、バージョンアップを繰り返しながら現在も稼働中。 現在のマルス端末は、パソコンとレジを足して2で割ったような外観および機能ですが、1970~80年代初めの駅の「みどりの窓口」には、こんなデカい端末がズラリと並んでいたものです。 詳しい操作方法解説はマルスマニア(?)の方にお任せしますが、本のようになっている駅の一覧表から発駅、着駅、列車名などをピン差しで選ぶような操作だったと思います。 これを素早く巧みに操ってプリンタからきっぷを印字してみたいなと思ったものです。 もっとも、これは駅員が操作するもので一般人が操作することはありませんでした。 現在でも窓口用マルス端末は駅員と旅行会社社員(導入されていれば)だけが操作しますが、「指定席券売機」などという顧客操作型の端末も登場して、秋田駅でも利用者が多いです。 順番は前後しますが、駅弁立ち売りのお茶の容器。 販売時にはこの容器に熱湯だけを入れ、飲む時に茶葉を入れて煮出す駅弁特有の方式。 これは東北新幹線で売られていたものではないかな?見覚えがあります。 ペットボトルの普及ですっかり見かけなくなりましたが、よくよく探すと、いまも売っているみたいですね。 駅弁立ち売りが狙い目のようです。
さて、すっかり私の思い出話になってしまいましたが、この「歴史ステーション」では、まだまだ思い出話が尽きません(苦笑)。 一人で行ったために思い出話に花を咲かせる相手がいませんでしたので、次回も、展示を見つつの思い出話にお付き合い願います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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