吹田総合車両所 一般公開に行ってきました。第一話 | 鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

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福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していきます。
随時更新予定です。

2019年5月18日【土】、吹田工場の一般公開に行ってきました。

実は、当日まで知らなくて、facebook見ていたら、開催していると言うことだったので、おっとり刀で駆けつけた次第

ただ、15:00から、別の仕事の打ち合わせがあったので、一時間ちょっとの見学だったのですが、大変多くの方で賑わっていましたね。

もっとも、JRとしては一般の鉄道ファンよりも、地元の理解を得たいと言うこともありますから、お子さんが喜べるようなイベント、鉄道ファンが満足するであろうイベントとこう何織り交ぜたという印象でした。

 

当日の様子を記録風に何回かに分けてアップさせていただこうと思います。

 

吹田総合車両所出イベントを行っているのを発見?

 

実は家で、facebookを見ていますと、朝10:00からなのに、人が集まりすぎて9:45kky来に開場したことに対する不満を書いている人がいて、早く開けるのならホームページで公開しろというクレームを入れているのを見て気づいた次第。

さて、私の家からだと、千里山まで行けば、吹田駅まではバスで一本でいけます。

最悪でも、阪急で吹田駅まで行ってそこから歩けばいいやと思っていたら、丁度吹田行きのバスが止まっており、丁度良い具合に待つこと無く発車、JR吹田駅北口を目指します。

吹田駅構内図

JR吹田駅は北口と南口は自由通路となっています、駅前の高層ビルがある付近は元々は操車場があった場所であり、30年と言う時代の流れは、かつてここに数多くの貨車が日夜関係なく貨車の入換がなされたいたことを想像するのは難しいかもしれませんね。

さて、北口から南口へと歩きますと警備の人が案内板を持ってくれていますので、迷うことは無さそうです。

南口を出ると、線路沿いの道を進めと50m置きくらいに警備員が立っていて案内をしてくれます。

吹田総合車両所玄関

いよいよ吹田工場、否、吹田総合車両所へ

思い起こせば、吹田のこうした鉄系イベントに参加するのは30年近くぶりかなぁと思いながら歩いていました。

JR発足当時に一度来たことがあったかなぁと思いながら歩いていますと、吹田工場、おっと、吹田総合車両所が見えてきました。

どうも、国鉄時代のイメージがありすぎて、つい吹田工場と言ってしまいそうになります。

モハ52001

正面の玄関を入ると右手にモハ52001が出迎えてくれます。

モハ52001は、現在保存されているのがJR西日本とJR東海の2両、6両しか製造されず、そのうち関西で保管されているモハ52001は狭窓流電と呼ばれるもので、2両しか誕生しなかった車両です。

 

飯田線で52001が現役を引退したときに、引き取って現役時代同様に復元、更新工事で乗務員ドアが増設されましたが、それも原形に戻し、片側運転台まで再現、更には運転開始当初のスカートまで再現するなど、その再現力には驚かされるのですが、ドアだけが当時の旧形国電でよく使われた軽量鋼製ドアとなっています。

モハ52の豊川駅での写真です、窓のすぐ後ろに乗務員ドアがあるのを確認していただけるかと思います。

 

もっとも、ここも木製ドアにしてくれれば完璧なのですが・・・・等と妄想してしまいます。

塗装は、2次流電に合わせた、クリーム色とマルーンの塗り分けとなっており、この塗り分けはその後も関西快速電車の標準色ともいって良い塗り分けとなり、80系電車も、117系も関西オリジナルと言える車両にはこの塗り分けが使われました。

 

さて、ここでも何枚か撮影しましたので、ここで披露したいと思います。

1次形の特徴である側面のベンチレータや張り上げ屋根なども復元されています。
また、関西の電車の特徴として戦前から貫通路が使われていました。
関東の電車は、長らく貫通路が使われて居らず、63形が桜木町で事故を起こしたときも、仮に貫通路が整備されていれば、あのような悲惨な事故にはならなかったと言えましょう。

 

急行の表記も再現されているのですが・・・・実は、急行の文字がかなり大きく、当時の写真では、この半分くらいの大きさになっています。と言っても、勝手に書き換えるわけにもいきませんからね。苦笑

 

長くなりそうなので、この後のお話しは又次回にさせていただきます。

 

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日本国有鉄道研究家・国鉄があった時代

 

 

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吹田総合車両所 一般公開 2019