何千年もの昔から聖者と呼ばれる人々は、

 

「物質の本質は空(くう)である」、

 

「物質は幻想である」という類のお話をしてきました。

仏教の般若心経における「色即是空、空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)」という言葉も、

 

まさに「物質の本質は物質ではない」ということを語っています。


聖者はこれがこの世の真実である、と昔から説いてきましたが、

 

現代社会においてそれらはスピリチュアルな話とされ、

 

「非科学的で、非合理的」と多くの方は考えていると思います。

しかし近年になって、それらのスピリチュアルな話とされていた内容を科学が

 

解明し始めたとも言われています。

その筆頭と言われるのが量子論(量子力学)で、

 

量子力学で解明されてきた世界が、

 

聖者が説くスピリチュアルな世界と酷似しているからです。



出展:inthetic.com

この世に存在する万物の基となっているのは、

 

原子、陽子、中性子、素粒子など、超ミクロの物質です。

我々もこれらの「粒」が集まって肉体が出来ているということは紛れもない事実であり、

 

真実です。

そして、これらの「粒」、いわゆる量子は、人間が意識していない時には「波」の状態に

 

なっている、つまり、エネルギーの状態になっているということが確認されています。

これが量子力学の最大の謎なんですが、

 

全ての物質を構成する粒はそもそもエネルギーのような存在で、

 

人間が意識すると物質化するということになります。

にわかに信じがたいですが、これは量子力学の中ではすでに常識です。


2重スリットの実験↓↓↓


 

量子力学とは、簡単に言うと、人間の五感では捉えることが不可能な超、超、超ミクロの

 

世界を探求する物理学です。

あなたも学校の授業で全ての物質の最小単位は原子であると習ったと思いますが、

 

量子力学はそれよりも小さな世界を科学する学問です。

私も、素人なりに量子力学の世界を探求するにつれ、量子力学で扱う超ミクロの世界は

 

「ほぼエネルギーの世界だ」ということがわかります。

つまりは、我々の五感では決して感知することができない、日常の常識とは遥かにかけ

 

離れている世界です。

全ての物質の最小単位である原子は、「原子核」とそれを取り巻く「電子」で構成されてい

 

ます。





ちなみに、原子核をサッカーボール大に見立てたとすると、

 

電子はパチンコ玉の大きさです。

そして、その電子と原子核との距離は、なんと、

 

東京~小田原間(約80km)ほども離れていることになるそうです。

つまり、原子は、ほぼ空っぽ。。。


原子の99.9999、、、、%は何もない空間で出来ているということです。

この世に存在する物質は我々の肉体含めて全て原子で出来ていますが、

 

それら物質の実態は、「ほぼ空っぽ」ということになりますよね。

信じられますか?

あなたも、私も、実は空っぽなんですよ。( ̄□ ̄;)!!

しかも、原子を含めた量子の世界は物質であり、非物質であるとする、

 

二重性の世界です。

そして、量子が物質化するのは、人間の意識が介在した時です。

となると、原子も、それを構成する原子核も電子も、人間が意識すると物質化する。

でも一方で、原子は99.9999999%以上が空っぽの空間ということです。

となると、我々の肉体含めて、我々が物質と信じているもののほとんどは、

 

実は物質ではない。。。

なぜなら、ほとんど100%近くが何もない空間ですから。。。


まさに、「物質の本質は空(くう)である」、「物質は幻想である」ということになりませんか?

でも、我々は、確かにそこに物質があると認識しているし、

 

実際それに触れることが出来ます。

これはなぜなんでしょう?

原子は「原子核」と「電子」で構成されていますが、

 

原子核と電子が原子全体に占める割合は0.0000~1%という限りなく0に近い

 

割合なので、「原子の実態はほぼ何もない空間」ということになります。

言うまでもないですが、我々の肉体や、周りにある物質すべては原子が集まって

 

出来ています。

しかし、その原子がほぼ100%に近い割合で何もない空間だとすると、

 

なぜ我々は透けていないのでしょう?

また、なぜ触って確認できる硬い物質や柔らかい物質があったり、

 

なぜ我々は壁を通り抜けることができないのでしょう?

とても不思議じゃないですか?

我々の肉体含めてこの世に存在する物質は、

 

ほぼ何もない空間で出来ているということですよ?

その疑問を解消するために、

 

ちょっとここでヘリコプターのプロペラを思い浮かべてみてください。

プロペラの真ん中には軸があり、そこから放射状にプロペラが出ています。

 

そのプロペラを上から見たとき、プロペラが止まっている状態では

 

ある意味スカスカの状態です。

プロペラが止まっている時に上から石を投げても、

 

その空間に占めるプロペラの割合は少ないので、

 

ほとんどの石はプロペラにあたることなく、下に落ちてしまいます。

では、このプロペラが高速で回転している時はどうでしょう? 

 

高速で回転すればするほど隙間が埋まり、

 

上から投げたほとんどの石は弾かれてしまうと思います。

ちょっとむりやりかもしれませんが、

 

このプロペラの軸が「原子核」、

 

プロペラが「電子」と捉えるとわかりやすかもしれません。

もちろん、プロペラの直径に占めるプロペラの割合と、

 

原子に占める電子の割合は比較になりませんが、

 

簡単に言うと、電子のような超ミクロの物質が、

 

超高速、さらに複雑なパターンでうごめくことで、

 

我々は肉体を含めた周りのモノを物質として認識しているということです。

つまり、我々の五感では感知不可能なスピードでミクロの世界が動き回ることで、

 

我々は、「ほぼ何もない空間に固まった物質があると錯覚している」ということです。

そして、「超ミクロの物質が超高速で動いている」ということは、

 

そこには必ずなんらかの振動が起こっており、

 

振動しているということは、なんらかの「波」が出ているということです。

ステレオから流れてくる音楽も、スピーカーが振動することで音波が出て、

 

その音波を我々の鼓膜がとらえて聞こえているわけですよね。

思い出してください。

量子の世界は「粒」でもあり「波」でもあるという二重性の世界です。

つまり、我々人間含め周りに存在する動植物や物質全ては「粒」、

 

つまり物質でもあり「波」(非物質)でもあるんです。

そして、たとえ我々が「粒」、つまり物質の状態であっても、常に「波」は出ています。

なぜなら、我々の肉体を構成している超ミクロの世界も振動していますし、

 

思考も物理的には電気信号ですので、電波や電磁波という「波」は必ず出ています。

そして、私たちの体や内臓を動かしている筋肉も電気信号で動いているので同様です。

つまり、いずれにしても我々は「波の存在」というわけなんです。

そして、我々の存在を覆う空間も、ほぼ「波」で出来ていると言っても言い過ぎでは

 

ありません。

なぜなら、この空間には常になんらかの光(エネルギー)があり、その光も波だからです。

光には人間が目視できる可視光線のほか、赤外線、紫外線など数多くの種類がありますが、

 

その違いは「周波数」という波の周期です。

ですので、「我々を取り巻く空間は、波のエネルギーが充満している」ということなんです。

そうなると、我々はもともと「波」の性質があり、

 

物質の状態の時でも「波」が出ており、

 

我々を取り巻く空間も「波」で満ちているということになります。

であるならば、

 

この世はすべて「波」というエネルギーで出来ているということになりませんか?

我々の肉体含めて、この世に存在する物質はつねになんらかの「波」を出しています。

そして、この空間も「波」のエネルギーで満ちているので、

 

我々が存在している世界は、その様々な波が干渉し合い、

 

共鳴し合っている世界だと思います。

我々は特に気にもせず、「あの人とは波長が合わない」とか、

 

「この場所の雰囲気は嫌い」という言葉を使っていますが、

実際なんらかの「波」を感じ取って、

 

「合わない、嫌い」などの判断をしていることもあると思います。

なぜなら、我々はつねに「波」を出していますし、

 

それは当然モノや場所からも出ています。

さらに言えば、空間にも「波」が充満していますので、

 

空間の「波」も、場所やモノ、人からの「波」に影響を受けるだろうし、

 

その逆もあるはずです。

そして、波ですので当然波長があります。

波長が合えば、なんらかの心地よさや、調和を感じるはずですし、惹かれ合うはずです。

 

逆に波長が合わなければ、それは違和感になるはずです。

いたって自然な話ですよね。

では、その波長はどうやって決まるのか?

私は、ズバリ、意識だと思います。

 

なぜなら、あなたが何を意識しているかで思考パターンや心身状態は変化するからです。

思考や身体を動かしているのは電気信号なので、電波や電磁波が出ています。

つまり、波動です。

意識次第で、思考、身体、ミクロの世界の波動が変わり、

 

その波動にふさわしいモノを引き寄せるということになるんだと思います。
 
これは、波長の合うモノが共鳴しあって引き合うという意味での引き寄せですね。

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それと、もう一つ、「意識が現象化する」という意味での引き寄せもあると思うんです。

なぜなら、万物の本質はエネルギー、つまり、「波」だからです。

いわゆる、波長が合う者同士が引き寄せ合うという諺は「類は友を呼ぶ」など、

 

洋の東西問わず昔から数多くあります。

これはラジオの周波数を合わせることと同じですので、理解はしやすいですよね。

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