2019年05月09日(木)、広島原爆ドームへ | その名も、あきらくん~思いもよらない毎日~

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2019年05月09日(木)、女性会議終了後新幹線に乗り広島へ。平和祈念館がリニューアルされたとの事で拝観に。生まれて初めて原爆ドーム等に行ってきました。

 

 

原爆ドーム前にて。自分の頭とドームが似ています。これも何かのご縁。

 

 東日本大震災を伝える建物、いわゆる震災遺跡は「震災を思い起こさせる」との意見で大槌町役場など象徴的な場所が全て撤去されました。戦争の悲惨さを伝える原爆ドームを残そうと決断された広島の方々には本当に頭が下がる思いです。

東日本大震災における津波被害などは、起こるたびに「ここまで津波が来た。ここより先に家を建てぬよう未来の者為に石に刻む」と書かれた碑があちこちにあるのですが、時間がたつとまた近場に家を建てて流されるという繰り返しでした。

 震災遺跡となる役場の撤去を決めた理由も「思い出したくない」という、それはわからないでもないですが、大切な事は「思い出したくない思い出がこれ以上生まれないためにも震災被害を忘れない事ではないか」と思っていた自分にとっては忸怩たる思いがありました。問題は「思い出したくない」という体験者が一人残らず消えた未来に、震災をいかに伝えるかでしょう。そのような点から原爆ドームを残し平和祈念館に多くの資料を展示し戦争の悲惨さ、核の恐ろしさを伝える事を広島が選んでくださった事に心より感謝したいです。多くの事を学んできました。

 

運ばれてくる重症患者の写真。

 

それぞれのパネルを真剣に見つめる修学旅行生。彼女たちと同年齢の子が建物疎開に動員され作業中に被爆、死亡しました。

http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/visit/vit_ex/vit_ex4/4c.html

 

 

重い経験であったが、色々学んだ一日でした。

 

それにしても思うのだが、地元湯沢市の修学旅行先はなぜこういう場所でなく「ディズニーランド」なのだろうか?以前は沖縄に平和教育を受けに行っていたのが、「距離と日数の問題で」途絶えた(予算は10万以内、週休2日の授業日数確保のため3泊4日⇛2泊3日へ短縮)。おかしな話です。課外クラブにあれだけ予算と時間を使うよりこっちの方が大事でしょうに。

 

ディズニーランドが義務教育中に時間を割いてまで行かせる場だとは自分にはどうしても思えません。

 

義務教育中に伝えておくべき大事な事はもっとあると思うんですよ。経営学の実践フィールドとしてディズニーランドをリサーチしてるわけでもないでしょうに。

 

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