大忙しのロスインゴ、二冠王内藤・鷹木、二冠リーチ?のヒロムとBUSHI。しかしEVILとSANADAは...

2020年2月現在、新日本プロレスは完全にロスインゴが中心となっています。

22日の大会は高橋ヒロム・BUSHI・SANADAがヘナーレ・SHO・YOHに勝利し、内藤哲也・鷹木信悟・EVILはオスプレイ・石井・YOSHI-HASHIに勝利し、最高の形で連戦を締めくくったわけですが、それぞれが今後を見据えた動きをしていました。

まず高橋ヒロムとBUSHIは新合体技でYOHを撃破。
そしてヒロムは「まあこれで、実質次期挑戦者は確定だろ」BUSHIは「改めてJr.タッグのベルトに宣戦布告させてもらうよ。」とIWGPjrタッグへの宣戦布告をしました。

実現してロスインゴ組が勝利すれば高橋ヒロムはIWGPジュニアとタッグの二冠に、BUSHIもNEVER6人とIWGPタッグの二冠になるわけですが、そうなればロスインゴの中で4人が二冠王という異常事態とも言える状況が生まれます。

ただ異常事態とは言っても、それぐらいの勢いがロスインゴに生まれていることは事実。
兎にも角にも今のロスインゴには話題が多いのです。

今日起こったことだけでも盛り沢山過ぎますからね・・・1つ1つ振り返ってみます。

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高橋ヒロムは内藤哲也にリスクを背負うように要求

試合後に高橋ヒロムは内藤哲也に強烈なメッセージを送りました。

3月3日俺に何もかかってないだと?背負ってないだと?元はと言えばあんたが俺のことを試合後に呼んだんだろうが。その俺に何かを賭けて欲しいとは内藤哲也も落ちたものですねぇ。あなたから振った話じゃないですか。そして、あなたは何かするリスクを背負ったと言うんでしょうか。

内藤哲也も落ちたもの、という強烈な言葉を送りましたが、これに対して内藤哲也は「高橋ヒロムはいつも想像以上の回答があるからワクワクする」と前置きした上で「今回は普通だな」とバッサリ。

そして『まあでも別に何も賭ける必要はないよ。お互いの意地とプライド、そしてここまで培って来たもの全てリング上で賭ければいいんじゃないの。』と高橋ヒロムの要求に対しては「そういう考えで試合をしない」という考え方を言葉にしました、

言葉だけ単純に聞くと、この試合に懸ける思いの質が高橋ヒロムと内藤哲也では違います。

さて!!

どうするロスインゴファン、という感じですね。

ロスインゴのファンは言葉を大切にしているわけですから、必ずこの高橋ヒロムと内藤哲也のやり取りはチェックしてきたことでしょう。

「内藤哲也も落ちた」という高橋ヒロムの言葉で高橋ヒロムが悪とされるのか。
それとも高橋ヒロムの思い、内藤哲也の思い、どちらか自分が納得できるものを支持するのか。

ロスインゴ同門対決だからと言って「どっちもガンバレー」というのは面白くないですし、おそらくそういう空気になってしまうことが内藤哲也と高橋ヒロムにとって最大の敵となるはずです。

王者と王者、ヘビー級とジュニアヘビー級の王者対決の同門対決という極上の舞台をファンはどのような気持ちで観戦するのか。

対立構図をしっかり作った二人に対してのファンの考え方まで含めてこの試合は楽しみです。

余談ですが、新日本プロレスワールドの3月3日大会の画像なんですけどね・・・いくらなんでも内藤選手の写真の写りが悪すぎだと思いませんか?(笑)

なんであんな顔色で頬がコケているように見えて顎が長く見える謎の写真を使ったのか・・・

一方の高橋ヒロム、めっちゃカッコいい写真なんですよ(笑)


これは・・・

担当者が高橋ヒロムファンだな・・・(笑)

鷹木信悟とオスプレイの再戦も近いか?YOSHI-HASHIは内藤哲也に宣戦布告

前日の大会ではオスプレイが内藤哲也に宣戦布告をしました。
これに関しては内藤哲也も嬉しそうな感じでしたし、オスプレイVS内藤哲也という極上のカードがまだ新日本プロレスにはあるなぁと気が付かされたわけですが、22日の大会では久々に遭遇した鷹木信悟とオスプレイがバチバチでした。

2019年のベストバウトの声も多かったBOSJの決勝戦、鷹木信悟とオスプレイの試合は次元の違う戦いを見せた上でオスプレイの勝利。

鷹木信悟も当然あの敗北を忘れておらず『オスプレイ、またリング上で会えるのを楽しみにしてるぜ。あいつもなんだかよUKのベルトを持ってるみたいだが、俺も今NEVERのベルト2つ持ってるからな。はっきり言っておくぞオスプレイ!おまえより今は俺の方が格上だ』と挑発しました。

ニュージャパンカップでの激突、あるのではないでしょうか?

また、鷹木信悟はYOSHI-HASHIに対してもメッセージを送りました。

俺と内藤と同級のYOSHI-HASHI、おまえちょっと元気ねーんじゃねぇかおい。老け込むにはまだ早いぜYOSHI-HASHI!』

確かに内藤・鷹木・飯伏と活躍している中で、同い年のYOSHI-HASHIは圧倒的に実績がありません。
そもそもこれだけベルトの飽和した新日本プロレスでベルトを巻けない状態が続いています。

そのYOSHI-HASHIは「内藤!次はシングルだぞコノヤロー」とコメントしましたが、これはニュージャパンカップの優勝宣言と考えて良いのでしょうか...

正直、実績度合いで言えば何もなくYOSHI-HASHIが内藤哲也に挑戦することはかなり遠い話です。

もちろん、今の新日本プロレスでは強硬手段でタイトル戦まで行くという近道がありますが・・・

EVILの思わせぶりな態度にファンの気持ちは割れている?

試合後に内藤と鷹木がベルトを見せあい張り合う中でEVILは一度先にリングを降りました。
そして花道からジッと見つめ・・・「おっ?」と思っているとリングに戻りました。

リング内では内藤がIWGPとインターコンチネンタル、鷹木がNEVERを2本リング中央に置くと、EVILはNEVER6人のベルトをジッと見つめ(...俺、このベルトだけどどうしようか)というような可哀想な空気を全身から放出。

次のアクションが気になりましたが・・・NEVER6人のベルトをリング中央に置くと拳を合わせて退場。

って、なんじゃそりゃ。

という困惑が実況席の方々からも伝わってきました。

何度も書きますが僕はEVIL大好きだからこそ最近のコメントも結果も行動もちょっと残念に思うことが多いです。
ファンの声援も減ってきていますし、入場時にファンが掲げる光る鎌も減っていますが、これは仕方ないところもあるなぁと。

以前はニュージャパンカップやG1の前になるとロスインゴメンバーに対して一番闘志を燃やして馴れ合いを拒否していたのがEVILですが、今回はただ思わせぶりな態度を何回も取っただけ。

試合後には「俺はもう次を見据えているからな。次は何があるか分かってんな。優勝のみだよく憶えておけ」とコメントしましたが、もう3年間こんな感じじゃないですか。

前日の小島聡のコメントへのアンサーもなければ、自分が4連敗している石井を倒した鷹木信悟へのジェラシーも見えないですし、相当危機的状況、背水の陣にいるということをもっと気持ちで出してほしいですね。

元々ロスインゴ内でもライバルだというスタンスを一番出していたEVILなのですから・・・ファンはそういうEVILが見たいと思っているのではないでしょうか。

で、SANADAは安定のノーコメント。

昨年の秋に時代を変えそうだったEVILとSANADAの影がどんどん薄くなっていく中、何か逆転のプランはあるのでしょうか。


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