それは、2日前のこと。急に足を庇うようにしながら歩き出し、お腹の辺りを擦ったら「キャンッ!」って痛がったんです
しばらく様子を見ていましたが、改善する気配がありませんでした。
だけど、ご飯はいつもと変わらず催促してきて完食したので、何か一時的なものかと一晩様子を見ることにしました。
しかし、次の日の朝には更に歩かなくなっていて、もしかしたら足を捻ったのかと思っていました。
今までは、足を捻ったり肉球を怪我すると、大体1週間くらいで気にならないくらいになっていたので、夕方まで様子を見ることにして仕事に出掛けました。
そして夕方帰宅すると、明らかに様子がおかしいんです
いつもなら、この時期大好きな氷を与えても全く食べないので、これはただ事ではないと思い、たろうを抱っこしたんです
そしたら急に苦しみだして、突然痙攣したかと思ったら、呼吸が止まってしまいました
慌てて布団に寝かすと、明らかに呼吸が止まっていて意識がありませんでした。咄嗟に体を擦り、名前を呼び続けていたらまた息を吹き替えしました。
もう何がなんだかわからず、急いでかかりつけの病院に電話して、30分後に病院に着きました。受付で着いたことを知らせるとすぐに診察が始まったのですが、明らかに周りの先生方の様子が慌ただしくなり、次に呼ばれた時に、先生から「脾臓が破裂していて大出血を起こしている」と言われました
とにかくすぐに手術をして脾臓摘出と止血をしないと命が危ないと言われました。
当然迷っている時間はなく、先生方は手術の準備を始めていました。
その時は、とにかくすぐに手術をしてあげないといけないと思い、すべてを先生に委ねることにしました。
手術は大体1時間くらいだったと思います。
麻酔から徐々に覚めつつあった愛犬の様子を伺うと、手術自体は成功しましたが、1日2日は油断できないと言われ、そのままICUに緊急入院になりました。
愛犬のたろうがそんな状態になっていたなんて全く思わず、不安なまま帰宅しました。
翌朝(今日)一番に病院に電話して、たろうの様子を伺うと、まだ荒々しく呼吸をしていて、少し熱があると言われました。先生からは継続して経過観察しながら薬を投与して様子を見ると言われ、お昼までにはお見舞いに行こうと思っていました。
すると、しばらくして病院から連絡がありました。直感的に何かあったと思いました。
案の定、先生から術後すぐよりも状態が悪い
と無情の一言が
慌てて車を飛ばして病院に向かう途中、また病院から連絡がありました。
もしかして、まさか
と思った瞬間、今心臓が止まり心臓マッサージをしている状態だと言われました。
5分後病院に着くと、そこには完全に心肺が停止した愛犬のたろうが横たわっていて、先生方が代わる代わる心臓マッサージをしていました。
主治医の先生から非常に厳しいと言われ、数分後蘇生処置が止まりました。
主治医の先生から、「大変残念ですが」と言われ、後は何を言われていたか覚えていません。
これが今日の午前中のことです。あまりにも突然過ぎて涙が止まりませんでした
その後、先生方の手で棺に愛犬を収めていただき、今までお世話になった病院の先生方やスタッフの皆さんにお礼をお伝えして帰宅しました。
そして、愛犬のたろうを家に連れて帰り、短い時間でしたが、一緒に数時間過ごした後に霊園へ伺いました。少しの間たろうに声をかけながら体を擦ってやり、最後のお別れをしました。
そして1時間後・・・・・
愛犬たろうの火葬が終わりました。
霊園の方に「火葬炉の火をご自分で点火されますか?」と聞かれたので、最後は自分の手で点火しました。
炉に火が入った瞬間、たろうとの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、堪えきれない程涙が溢れだし、しばらく火葬炉の側から離れることができませんでした。
今でもその時のことを思い出すと涙が溢れだしてきます
その後は、霊園の方に促されて待ち合い室に移動して、お骨上げまで1時間ほど待ちました。
1時間後、炉から出てきたたろうは小さく小さくなっていました。あんなに大きな体だったのに、本当に小さく小さくなっていました
クリッとしたつぶらな瞳にプリッとした桃尻。もう見られないと思うと寂しくなります
外から帰ると真っ先に玄関まで駆け寄ってきて、つぶらな瞳でこちらの顔を見て、喜んで部屋中を走り回り、すぐに氷の入った冷蔵庫の前に行き氷を催促するんです。
これが帰宅時の毎度の光景。その後、居間の床に座ると真っ先に隣に駆け寄ってきて甘えて来るんです。それからは体を撫でては、たろうが手や腕をペロペロ舐めてきて、今まではそんな毎日を過ごしていました。それが日常だったんです。
でも、たろうが虹の橋へ旅立ってしまった今は、玄関を空けても部屋は静まりかえっていて、玄関まで駆け寄って来てつぶらな瞳でこちらを見るたろうの姿はもうありません
氷を美味しそうにシャリシャリ音をたてながら食べるたろうの姿も見られません
ただただ今は一人になってしまった寂しさに押し潰されそうで、涙が止まりません
これがもう見られないと思うと寂しくなります。長年一緒に生活してきたから余計です
今はお骨になって側にいるたろう。たくさんの思い出をありがとう。いつも側にいて自分や家族を癒してくれてありがとう。たろうにいつも救われてました。怪我や病気をしても、痛がったり鳴いたりしなかったたろう。予防接種の時は、いつも獣医さんから「偉いね!」って誉められてたたろう。どんな時も僕やみんなを悲しませないために、ずっと我慢してたんだね今はそれだけが後悔。もっと早く気づいてあげられなくてごめんね
でも、これからはゆっくり体を休めて、またたくさんのお友達といっぱいいっぱい遊んでね♪
また会う日まで。。。
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