本物に触れず、痛みや怖さを知らない大人にならないで | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

こどもたちが週末やって来ると、
どっか連れってって~という
子供たちの声に、
子供たちをあちこちに連れてあるきます。

先日も、ちょうど海の日だったし、
とても暑い日だったから、
海へ連れ出しました。

浮き輪とゴーグルを持ってこない
友達の分も買い足しながら
車を45分ほど走らせ海へ。

海に着くなりおおはしゃぎの子供たち。


波を楽しみ、砂で楽しみ、
友達と大笑いしながら夢中で遊ぶ。


ただ、その中で、浅瀬でしたが
浮き輪をしたまま波にひっくり返され、
頭から海に突っ込み、
溺れるかと思う瞬間もあった。
私もいざというときのために
子供たちの近くで
一緒に海に入って見てたから
すぐそばで子供たちにはついていたけれど。

また、帰り道、
交通事故があって道路がふさがれ、
迂回しながら帰路に着きました。

こうやって子ども達を
善意で連れていった先で、
いろんな事故にあうリスクも
確かにあると感じいていました。

子供たちに何かあっては心配と
親御さんに心配されては仕方がない。
何かあってからでは、
取り返しがつかない。
常にリスクは伴うわけで。

でも、同時に思ったのは、
リスクを恐れていては、
何もできないということ。

ゲームを与えて、
エアコン効いた部屋で遊ばせておけば
事故は起きないでしょう。
でも、子供たちの目は死んでいきます。

ある、学童保育の子供たち、
水鉄砲で遊ぶ姿を目にしました。
でも、きっと、
人に向けちゃいけないとか
制限されてるんでしょうね。
外に向かって、
活気のない目で
ピュッピュと水を飛ばしていました。

一方、
今日も暑くて、
家の庭にやってきた子どもたちは
びしょ濡れになりながらの水掛戦争。
でも、その目は生き生きとしていて、
ほんとに楽しそう。


海の砂の感触
引き波の強さ
押し寄せる波
友達と波で遊んだ記憶
全身びしょ濡れだけど
水掛あって楽しんだ記憶
すべてはリアルな体験。
あのワクワク感や
ドキドキ感は、
バーチャルな世界では決して味わえないもの。

そして、あれは危ない
これは危ないと
禁止の縛りがあるなかでは
決して味わえないこと。

心からワクワクドキドキする
そんな瞬間を
たくさんたくさん味わってほしい。

ただ、リスクを恐れていては
どこにも連れ出せなくなってしまいます。
何も体験させてあげられない。
そんな子ども時代、つまらない。
そんな人生ワクワクしない。
子供たちの生き生きした目に出会えない。

何でそこまでリスクをおってまで
他の子の面倒見るの?と
言われると、
ただただ、目の前の子どもに
生き生きとした目で遊んでほしいから。
そんな幸せな子ども時代を
過ごしてほしいから。
いろんなことを経験してほしいから。
全ては、この子達の未来で、
生き生きと生きていくための
原動力になると思っているから。
生きる力の土台になると思っているから。

子供たちの今に関わることは、
子供たちの未来を作ることだから。

そこに生き甲斐を感じているから
なのだと思います。

子どもの居場所をNPOとして
夫婦で本気で取り組んでいる
たっちゃんとミッキーがいます。
プレーパークのたごっこパークや
放課後の居場所おもしろ荘、
子ども食堂もやっています。

キャッチフレーズは
「心が折れるより 
骨が折れた方がましだ」
です。

そしてお二人は、
「リスクを恐れるなら
なにもするな」と言います。
一見厳しい言葉のようだけど、
それはやっぱり、
リスクを恐れず
目の前の子に
真摯に向き合い続けてきた人の
重みのある言葉だと受け取っています。