“未病”と梅雨の「からだ」のダルさ

:季節のコラム

 

いよいよ梅雨入り

 

6月6日に近畿地方も梅雨入りを発表されました。

西宮市もその日は本当に一日雨降り状態でした。

本格的な梅雨シーズン到来といったかんじです。

 

梅雨の頃は体に水がたまりやすくなる

こういった季節は、体に水分がたまりやすい人は、

「からだ」がダルくなりやすいです。
 

実は私も…

こう言ってる私自身も、

実は体に水分をためやすい人です。

梅雨時分にはよく「からだ」がダルくなっていたもんです。

東洋医学的な勉強をはじめてからこっちは、

自分の「からだ」で試しながら実践していくうちに、

ほとんど克服することができました。

それに伴って
「からだ」に水分がたまった時に

発症しやすくなる症状=
慢性のアレルギー鼻炎や花粉症、軟便や下痢

―という症状は、

今ではほぼ無くなりました。

梅雨に隠れていたものが表面化してくる

けれども、
6月6日の夕方にあったような

急激な気圧の低下と湿度の上昇があると、

私の「からだ」も根を上げる時があります。

まだ、
“未病”としての“痰飲”が

「からだ」に残っているからです。
普段は悪さをする事もなく
ひっそりと潜んでいる“未病”

(このケースでは“痰飲”)

天気の変化に乗じて表面化してくるのです。


 

梅雨入り頃の「からだ」の変化

私の「からだ」を例に上げて
もっと具体的に追いかけてみましょう。

 

6月6日午前

6月6日の午前中、 

少し雨は降っていて湿度は少し高かったですが、
私は特にダルさを感じることはありませんでした。

ただ、

「肌に水分がたまってきてるなあ」と言うのは

自分の肌の感触から感じていました。

脈も見ていました。

脈拍は75~80くらいで
血圧も

上が105~110mmHgくらい、

下も65~70mmHgくらいでした。

リズムもキレイでした。
西洋医学的な基準では
全く問題なしです。

当然もっと詳しく脈を観察してます。
脈幅も充分あり、

ほど良い量の血液が

スムーズに流れていくのを

この時も確認しています。

脈管全体は、

強い抵抗与えている感じではなく

むしろ、やや弛めで少し緊張感に欠ける感じです。

だからと言って

飛び切りユルユルということはありませでした。
脈拍の頭が通りすぎる瞬間にだけ

微かなブルブルというノイジーな感触を

一瞬走らせてました。

けれども、

このノイジーな感触も

天気の影響ではないはずです。

 

普段の晴れ日にも、

この微かなブルブル感は

感じられるからです。


この感触が

「からだ」の長期的な課題を指し示しているのだとしても、

今、目前の天気の変化に対する反応ではない

―と言って良いでしょう。

「湿度上昇の影響を受けているなあ」

―と感じられるたのが、

脈管と皮膚の間にあるプヨプヨとした感触が

増えてきていること位でした。

 

6月6日午後15時~

その日は1日雨でしたが

15時くらいから雨量が増えだし

グングン湿度が上がっていくのが

感じられました。

 

普段は雨が降り出す直前が

一番湿度が上がって

降り出すと湿度が下がって

落ち着く感じを受けるのですが

この時は、

雨が激しくなるにつれて

グングン湿度が上がっていくような

感じでした。

 

暑いと感じてるわけではないのに

やたらと汗がしみ出てきました。

というより汗が乾かないのです。

 

仕事中だったので

ちらっと腕やお腹を触ると

冷たくも熱くもない汗でベタベタしていて

その下の肌がぶよぶよしてきているのが

わかりました。

 

まさに
体表に水分がたまってきていることを

示している感触です。

 

同時に少しダルさも感じ出していました。

6月6日18時頃

その日の仕事がひと段落付き

ホッとすると同時に

とても「からだ」がダルく

なっていることにあらためて気付きました。

 

「とてもこのまま動く気もしないや」

―と思ってソファーで横になって

自分の脈をみました。

 

すると、

午前中の脈より

脈拍がゆっくりになって

(60~65BPMくらい)

ギュッと押し込めたような

脈になっていました。

 

血圧じたいは午前と比べて

大きく変化していないのですが

脈拍の一つ一つが

圧縮されて滑るような感じでした

 

東洋医学系の言葉を借りて表現すると

午前中の脈を“緩脈”とすれば

午後の脈は“滑脈”となります。

 

このケースでの“滑脈”は

「からだ」に水分が溜まり

脈を締め上げている状態とされます。

 

当然、

脈管と皮膚の間のプヨプヨも

ふくらんでブヨブヨになってきていました。

 

この時やっと

ダルさの誘因が

気圧の谷が通り抜けているせいだと

思い当たります。

6月6日20時ごろ

ダルさと戦いながら帰宅して

晩御飯をすませた頃くらいから

湿度が下がり出すのを感じだしました。

 

すると、

そのうちにみるみると

ダルさが抜けていくのがわかりました。

 

脈をみてみると

午前中と同じ弛めの脈、

いわゆる“緩脈”へと戻っていました。

 

肌のブヨブヨも

かなり減っていました。

梅雨に多く現れる症状は・・・

このように梅雨時分は

体にたまった水分が引き起こすような

症状が多く現れます。

 

そういった症状は

普段の水分の排出能力が低い人に

多く現れます。

普段はなんとか行けてる能力でも

梅雨時分の厳しい状態になると

その能力の低さが露呈してしまうのです。

 

こういった能力の低い所は

将来の不調や病の起こる場所を

予兆しています。

 

つまり、

梅雨に現れる症状は

「からだ」に水分が溜まって

発症していくようなタイプの

“未病”のありかを

指し示していることが多いのです。

 

 

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