お話の始まり↓
しあ楽1.


途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします


テーマしあ楽から
探してみてね

本編おさらい
→しあ楽286





・・・・




287　 しあ楽　



ソイクリームのノンシュガー
そんなのが選べるらしく

汐と廻には別にカップを貰い、先ほどのかぼちゃのペーストを混ぜた


しかし年上チビどもは、それには流されない


さすがに色の濃い物を欲しがるから
今日だけはとスモールサイズを二つ頼んだ


「　ななぁ！ぁににする？　」


「　うーん・・、いっぱい過ぎて決まらないんだけどぉ　」


「　余ったらおぇがたぇてやるぉ！　」


それ、いつもニノが言う言葉だろ、
笑いが込み上げて来て

汐廻が交互にくちを開けるのを見つつも
輪とななの様子にも目がいく


店員に支払いは済ませてある
だから、ゆっくり決めれば良いと、奥の他の客に邪魔されない場所を選び座った


「　こぇなぁに？　」


てっきりチョコレートだと思っていたのに、妙に熱心な輪がアイスを選んで


それをななが見つめている
しかし、その熱心さが実は計画だと知るのが数秒後


「　これどんな味かな、輪　」


「　えっとぉ、こぇぁに？　」


身近な指を指して
店員に味を聞く

色で分かりそうだが、まだ輪は字が読めない
そして決定的な瞬間


「　タック！！　」


ありがとう”の言葉が聞こえ
注目すれば、それはティスティースプーンだ


まさか、そう見れば
何回かにそのやり取りがされてゆく


「　じゃあ、こぇ　」


「　ななもー　」


汐廻をこちらに向かせ
近くに行き


「　こらっ！！決まってるクセに、何度も食べるんじゃないの。ソイクリームにするぞ　」


オレの言葉に慌てて


「　ぃん！ちょこぉ！！はぁくおばちゃ　」


「　なな、ななね、すとぉべりー！！　」


やはり決まっていたようで
カップに盛られたアイスを急いで持ち同じ席へと来た


マジで気を抜けば、小悪魔というか
さすがと言うべきか、ずる賢い

でも、それも成長と言うのか
今日の出来事を、そして日々の出来事を記録したいと思い始めていた



「　ぁぶっ、まっ！！　」


くれくれ大王の汐
それよりも姉と兄の様子を見る廻


時々くちが開くから
廻のタイミングを狙い食べさせた


これじゃあコーヒーを飲む暇も無い
結局休憩じゃねぇな

そのまま機嫌良くなった子供達を乗せ
先ほどの警備の女性に挨拶をし、駐車場を後にした


輪は汐の隣に
廻の隣には、ななが居る

廻は雅紀が一番だが、
その次にななが好きなんだろうか

ななへと手を伸ばし
握ってもらうと、とても嬉しそうな笑顔を見せる


「　しぉ、じゃんけんすぅか？　」


「　ぁま　」


どうやら後ろでは
一番意思の疎通が不思議な二人が

どう認識するのか、じゃんけんを始めた


こちらでは、あまり知られていないらしい。じゃんけんの習慣


ななと輪が保育園で広め
今では小さな世界だが、結構な認知度らしく


輪などはいつもじゃんけんをしたがる


そうだ、アイスを作ってカートさんの所にも持って行ってあげよう


それに子供達の気分転換にも・・
少し申し訳ないが、このままでは時間を潰すのに戸惑いそうなので


家に戻り簡単に昼食をさせ
ななと輪が二人でブロック遊びをしている間に

外のブランコにクッションを敷き
そっと揺らし始める


風が心地良く
空は青空

どこからか白い綿のような物が
飛んで消えてゆく


小さな二人はそれを見つめたり
野鳥の羽の影を追いかけた

ゆっくりゆっくりと揺らし
時々お腹に手を当てて体温を確かめる

裸足に小さな貝殻のような爪

おでこの髪が
ふんわりとしてまぶたが落ち始めた

静かに

名も無いメロディをくちずさみ
ちび達が眠りに就くのを待ち、部屋のベビーベッドへと順に移した


今、この状況を。数年前のオレは想像出来ただろうか？



ブランケットを二人並べ重ね
静かにと合図をしながら、ブロックで何かを完成しつつある。ななと輪に近づいた

















・・・つづく



昼になってくると熱い！！
暑いんじゃなくて熱い！！


嵐にしやがれとLIFE！
リピリたいけど


ボスが昨日ゲーム買って来て
夢中でテレビから離れない・・

連休は本当にテレビ権が
嵐にしやがれか

本当に見たい物しか
見れませんｗ

今日は昼から
体調見ながら出かけて来ます

なんだか体調すぐれず
肌がカビカビです

早く涼しくなって欲しいなぁ



なう