しあわせの楽園・虹に出会う桜の芽360・家族で | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】

お話の始まり↓
しあ楽1.


途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします


テーマしあ楽から
探してみてね

なな潤/さと輪の12・13シーズン
なな潤12-21
なな潤さと輪13



翔・輪のラスト
359


家族が見送った場所から
341卒園式の後


・・・・




360  しあ楽 家族で 



「 降りてったな 」


「 だね 」


自分が作った布製の剣を振る姿を最後まで見つめ
翔さんの手を最後にエスカレーターの先へと消えた二人


雅紀とその景色を眺め、
なんだろう二人だと嬉しい筈なのに


この風が吹いたような寂しさは
坊ずが一人居ないだけで、身の一部が落とされたような


そんな感じで堪らない


早々にJは、ななに寂しい思いをさせないようにしてくれたのか。いつしか近くの売店へと消えていて双子とオレ達だけが残されていた


「 かぁくん見てぇ、潤ちゃんが買ってくれたの 」


ななが嬉しそうにレースのハンカチを持ち、オレ達の元へと戻って来た


「 良かったね、なな。ちゃんとお礼言った? 」


「 あっ、まだ!!待っててねぇ 」


最近のななはまだ、語尾が小さく伸びる口調を残していた。輪ほど舌足らずではないが、それでも同じ歳合いの子供たちにすれば後れているかもしれない


母音がどうしても小さくなる傾向が見える


「 ニノ、汐寝ちゃった。廻は? 」


折りたたんだカートを持たずにロビーへと来てしまった為に、いつしか疲れた汐は雅紀に抱かれているうちに眠ってしまい


廻は何も言わず、オレを見上げていた


「 よぉ、小さいほうのオッサン。お前は眠くないの? 」


「 ぁーぁぃ 」


「 もひとつ、まだ分かんねぇな。ひとまず近くの公園だけ寄って帰るか 」


雅紀にそう言うとじゃあJとななだけを家に先に戻し、少し戻る?て提案


確かにななも卒園式で疲れていそうだと、
ふたりを家に戻しカートを押して湖近くの野原を歩くことに


周りには柔らかなシロツメの青い葉だけが風に揺れていた


起きた汐も葉の上に降ろせば
寝起きからの不安さに雅紀からしばらく離れなかったが


それでも廻が何かを見つけて
汐を呼んだ


「 見て、呼んでる。あんな風にちゃんと分かるようになったんだね 」


「 居るんだよ生まれた時からさ、そうずっとね 」



オレ達だって気付けば一緒に居た
同じ路線で通い、隣に居るのが当たり前だった


なのに、いつしか視線を感じるようになったのは翔さんからで


考えればあの人も
寂しかったのかもしれない

オレともリーダーとも
Jとも一緒に過ごしたのに


「 雅紀さ 」


「 ん?なに 」


ちび二人はシロツメの葉にてんとう虫を見つけたらしく、とても興味深げにだけど触れられず見ていた


「 どうしてオレを連れて来たの? 」


横顔を向けたまま
自然に言葉を吐き出した

そう、翔さんは雅紀の願いを叶えただけだ

だから


「 なんで今さら、どうしたの? 」


「 今さらだから聞きたいんじゃん、今しか無いでしょ?今この場所に彼は居ない、じゃあチャンスだって思うからさ 」



「 チャンスって 」


昔からそうだった
オレの愛情は少し変ってる

こんな風に言っちゃ、責めちゃダメだって思うのに

好きな人の困り顔が好きで
耳を真っ赤にさせる姿が好きで

言葉よりも表情や動作に出るこの人とは、まるで正反対で


翔さんには夢中になる恋をして
だけどオレも居なくちゃダメ、

ふたりを仲違いさせるとオレに来るクセに
あの人が迎えに来れば戻って行く


”どうしたいの?って
本気で考えた事もあったけれど

激しさよりも必要な部分が自分には、この子の中にあり


それ抜きではダメなんだろうなって
ちゃんと分かっていた


「 ウソ、もう良いから 」


「 ほんとに?何か考えてるんじゃないの? 」


「 そりゃ考えてるよ、でも分からないでしょ?オレの考えなんて 」


あーぁ、今度は鼻が赤くなって
涙目になってやんの

これだからさ

色々完敗なのよ
自然にしちゃう、オレを離さないよう本能で魅よせてくんの


だから奪い取れないし
逃げられない

今は輪もいて
こうして汐と廻が居る

もちろん、ななの事も愛していて


「 わかん・・な 」


返事の途中で横槍でキスをした
長くて浅くて、

一度離れそうになり数ミリで戻るキス


多分30過ぎても40になっても
生涯この人が好きなんだろうなぁって釘付け


遠い地のあの視線に気付いてない訳じゃなかった


それでも、友情の延長かもしれないこの愛を選んだ自分。今度生まれ代わる時には雅紀の耳や指が良いかも

生え変わらないヤツでさ
でも、きっと翔さんがまた迎えに来る

じゃあ耳はヤバイか
あの人絶対に咬むから

ひとりで笑っていたら
隣で怒り出すし


「 なに??さっきから遊ばれてる?オレ 」


「 まぁね~貴方はオレの永遠のおもちゃですよ、飽きない最強のね 」


「 なにそれ~ 」


気付けば小さな視線がオレ達の前で立っていた


「 ん?どした 」


見れば手で持てない、てんとう虫をクローバーの葉に乗せて持って来るのに成功していた


汐がそれを持ち、
廻が自分の手柄のように自慢げな表情で見ている


「 わぁ二人で持って来たの?すごいねぇ 」


ママが自分達を褒めているのがとても嬉しそうで、ちいさく”ぁ~っと声を重ね抱き付いた


「 ぉい!!翔さんが居ない間はオレ専用だぞ!! 」


「 ニノ!なに言ってんの??もう困ったパパだよねぇ、見せてどうやって捕ったか教えて? 」


宣言したけど放置


でも、それで幸せだった
ここに来てさ家族が出来て


この形がオレには向いていると思う
大好きな人たちをオレと翔さんで守るんだ


雅紀が幸せだと思う世界を
手を大きく広げ青空に向いオレはシロツメを背に寝転べば


チビふたりと雅紀がオレをクスぐりに来て
ヤメろって必死に抵抗し続けた

















・・・つづく


皆様、
大雨でございます

大丈夫かな?
雨の影響が出ませんように

24時間グッズ購入もお疲れ様でした
ネットも先程見たら繋がりました

私的には
第2弾にて
本物見て購入しょうかと
検討中でございます

今朝のはもう売り切れてそうだし
ちぴこ執事中に行けたら良いなぁ

今回はパステルカラー
柔らかい色だよね

嵐はそれぞれ何色着るかな?
24時間が楽しみです

そしてしあ楽は
翔輪旅行中のお留守番家族です

もう少し
お付き合い下さい( ´ ▽ ` )

では
父の日にプレゼントあげたら
凄い文句言ってるわ~

腹立つw
(・ε・`*)



なう


クローバー桜クローバー桜クローバー桜

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