猫と仕事と妊活後のあれこれ。

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長い妊活生活にピリオドを打って、私的「セカンドライフ」を綴るブログ。
妊活時やその後に纏わる話や、その他仕事のことや猫に関する雑記など書きます。

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仕事の昼休憩中にYAHOOニュースをみていたら、こんな記事がありまして。 

ちょっと自分の妊活を振返ってみました^^ 



【不妊治療と仕事「両立困難」が96%、41%は退職や転職に追い込まれ…】 

不妊治療を経験したり考えたりした人の96%が仕事との両立に困難を感じ、41%は退職や転職などに追い込まれていることが5日、不妊で悩む人を支援するNPO法人「Fine(ファイン)」(東京)のアンケート調査でわかった。 

調査は今年3月から8月、不妊治療を経験した男女らを対象に、インターネットで実施。5526人から回答を得た。 

それによると、転職や異動など働き方を変えた人のうち50%が最終的に退職した。働き方を変えた理由に、「通院回数の多さ」「精神的な負担」などを挙げた。 

また、「職場に不妊治療のサポート制度がある」と答えた人は6%にとどまり、「ない」と答えた人の大半は支援を希望した。一方で、会社に制度があっても「使わない」とした人が41%いて、「治療を知られたくない」「制度が使いづらい」などとした。 

 同法人は「働き盛りの『不妊退職』は社会にとり、大きな損失。企業はサポート態勢を整え、国は企業の制度づくりを支援すべきだ」としている。 

(10/6(金) 10:38配信   読売新聞(ヨミドクター)) 







ただでさえ不妊治療は高額なのに、仕事との両立が困難…… 

この記事にある「精神的な負担」の指しているところとは違うのかもしれないけれど、私も治療中はこの「精神的な負担」は常に感じていたなぁと。 

私が特に負担に感じていたのは、繁忙期に休みを取ること。 

私が所属している会社には、不妊治療のサポート制度などはなかったけれど、年休は比較的取りやすい環境、つまり自分が担当業務をきちんと管理さえしていれば、特に何も言われないんです。 

が。その「担当業務をきちんと管理」するためにかなり神経をすり減らしていました(苦笑) 

自分ひとりで完結できる業務はいいけれど、相手あっての業務の場合はスケジュール調整が難しい! 

「今日がD3で、いつも平均12~13日で排卵だから、この日とこの日は採卵日になりそう」とか色々予測の下スケジュールを入れてましたが、そんなときに限って相手の予定が折り合わなかったり、自分の予測が外れて、結局適当に理由を付けて日程を変えてもらったり……。 

人様に迷惑をかけてまで何やってるんだろう?って凹むことが多々ありました。 

「妊活一本に絞れたらどんなに楽だろう」なんて何度考えたことか。 



だけど、残念ながら我が家は夫一人の収入で高度不妊治療はとても無理だったので、私が仕事を辞めるという選択肢は選べませんでした。いや、今考えたら「敢えて選ばなかった」のかもしれません。 

「自分の妊活は成就しないんじゃないか?」って不安がずっとあったから。 



そして実際その通りになった今、得られるものはなかったけれど、失ったものがなかっただけ有り難いことだなぁとつくづく思うのです。 





だから、元々専業主婦になりたくて仕事を辞める人はいいとして、本当は仕事を続けたかったのに続けられずに辞めた人が4割もいたってことが非常に嘆かわしいことです。 



職場の環境改善ももちろん大事で、もっと社会全体として晩婚化且つ高齢出産&妊活に対してもっと寛容になってほしいし、私は不妊治療専門のクリニック(以下、病院)にももう少し通いやすい時間帯での診療時間を設けてほしいと思うんですよね。 

病院だって慈善事業じゃないんだから、そりゃ院長(若しくは経営責任者)によりけりだと思うし、それが悪い事とは一切思わないけれど、だからこそ仕事をしていても通える病院の存在の有り難さは身に染みました。 

もちろん、治療方法・知識の豊富さと技術は大前提ですけどね。 



いつも最後は何が言いたかったのか分からなくなってしまいますが(笑)
とにかく少子化対策を進めたいのなら、社会全体として、頑張って妊活している人たちにもっと優しい社会づくりを進めてもらいたい、その一言に尽きます。 


ではでは、また。