真島ヒロさんの新作、「EDENS ZERO」1巻を読んだ。
 
 

 

私は少年マガジンのマンガはあまり読んでいなかったのだが、最近は大今良時「不滅のあなたへ」と猪ノ谷言葉「ランウェイで笑って」を連載で読むようになって、マガジンを買うようになっている。他の作品にも少しずつ手を出してみようと思っていたところなのだけど、最近連載が始まった「EDENS ZERO」を読むことにした。

 

 

この作者さんのことはあまり知らなかったのだが、「FAIRLY TAIL」というファンタジー系の作品で世界的にもかなり売れている方である、ということをネットで少しずつ調べて知ってきた。この「EDENS ZERO」はSFなのでそういう作家なのかなと思ったのだけど、そうではないようだ。

 

 

ネットで探したインタビューを読むと少年一人に少女一人、小動物一人という組み合わせが黄金律、と言っておられて、なるほど、そういう感じかと。でも、自分の中にはそういう作品のストックがあまりないので(「ど根性ガエル」くらいまで行ってしまう)まだあまりピンとはきていない。どちらかというと「One Piece」に似てる、という感覚を持ったのだけど、多分ずっと読んでこられている読者の方から見れば「全然違う!」と言われるのだろうなと思った。

 

 

数あるマガジンの作品の中でなぜこれを選んだかというと、最新41号をパラパラ読んでいた時に青年ワイズ博士と50年後のワイズ博士の邂逅、「時を食われた星」で起こったことはタイムパラドックスに影響しない、という設定が面白いと思ったからだ。わたしも10代の頃はSFもそれなりに読んでいたが、そういう設定の作品はなかったなあということで興味を持ったということが大きい。

 

 

あと、宇宙海賊みたいなものが出てくる感じは松本零士作品の雰囲気にも似てるなと思ったが、まあこの辺りはそのうちオリジナリティがはっきりしてくるのだろうなと思う。

 

 

で、面白いのかと言われると、正直まだわからない。つまりまだ、こういう作品を面白がる回路が自分の中にできていない、という感じなのだ。

 

 

「進撃の巨人」を初めて読んだのは2011年だったが、もちろん初見ですごい衝撃を受けたのだけど、その面白さが本当にわかってきたと思えたのは1年くらいは経っていた感じがする。自分の中にそれを解釈する回路がまだできていない時期には、その面白さも魅力もまだわかってはいない、という感じがある。

 

 

また面白さを感じられるようになったらこの作品について再度書いてみたいと思う。