ホタルの想い出(エッセイ集より)

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ほたる

昨夜、私が大好きな映画が久々に放映された。
子供はもちろん私みたいな初老の人たちにも人気がある宮崎駿原作のとなりのトトロです。
今迄に、劇場やテレビなどで何度見たことか。
このアニメの時代背景は、たぶん昭和30年代だと思う。
見るたびに、あの頃(私が小学生の頃)の懐かしい想い出が蘇ってくる。
映画の中に夜、さつきメイの寝床に蚊帳を吊る場面がある。
私はこのカットが好きで見るたびに小さい頃の蚊帳での想い出が瞼に浮かびます。

ホタルの想い出
窓を開けると何処からか風にのって麦の匂いがしてくる。
麦を刈り取ったばかりの懐かしい匂い。
青臭いような、芳ばしいような昔と変わらぬ匂いである。
昔、暑い日に母と二人で汗を流しながら刈り取っていたあの麦の匂いと同じである。
なぜか、母の汗の匂いと麦の匂いがだぶついてしまう。
母は亡くなってしまったが、あの頃が懐かしく思える。

ほう ほう ほたる こい
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほう ほう ほたる こい
(童謡)

夜になると、家裏の小川の板を渡した洗い場の草むらには宝石を撒き散らしたように"ホタル"が飛び交い
ネオンサインのように点滅を繰り返し今思うと非常に幻想的な光景であった。
"うちわ"で"ほたる"をかき集めては(そのくらい多くいた)、麦わらを編んで作ったホタル籠に入れた。
また、家の中の"蚊帳"の中に放したりしては母に叱られた。
電球を消し暗闇の中で見たあのはかない光の点滅の光景が、今も瞼の裏に焼き付いている。
今では何処に行ってもあの時のような光景には出会えないだろう。
今は遠き昔の夏の日の懐かしい想い出である。
(夏の雑木林 ホタルより)

蛍のやどは川ばた楊
楊おぼろに夕やみ寄せて
川の目高が夢見る頃は
ほ、ほ、ほたるが灯をともす
(文部省唱歌)

の雑木林 ホタル 2001年7月に私が作成したホタルのアニメーションがご覧いただけます。
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