ダイアナの悲劇に学ぶこと

 

チャールズ皇太子の元妻、ダイアナ妃。彼女の悲劇的な死は、日本でも有名です。

 

彼女と皇太子の不和は、最初からではありません。

 

どうして家庭内不和に陥り、どうして、彼女は悲劇的な死に至ったのか。

 

そのことから考えさせられる事は多いのです。あるドキュメンタリー番組を見た時、ああ、なるほどな、と合点がいきましたので、紹介します。

 

 

奔放に自由に育ったダイアナ妃は、当初から、宮廷の暮らしになじめず、ストレスをため、皇太子に色々愚痴を述べたり不満を述べたりしていたそうです。

 

しかし、チャールズ皇太子は、ダイアナ妃が家庭の中で、どんなに不満を述べようと、それを聞いてやるくらいの度量を持っていたようです。

その意味で、結婚当初はある程度幸福だったように思えました。

 

しかし、各国を訪問する中、明るく聡明で、これまでの王室の姿とは少し離れるダイアナ妃にマスコミが注目し、彼女が目立ち始め、チャールズ皇太子よりも、ダイアナ妃の方が注目を浴び人気が出てしまいます。その時、チャールズ皇太子は、耐えられなくなりました。

 

ある時、彼はこう述べます。「私が王室を継ぐプリンスだ。~云々~」

ここから不和が生まれます。

 

妻が夫のライバルになってしまったのです。別分野で別の活躍をしていれば、チャールズ皇太子もダイアナを支えていたかもしれません。(わかりません。)

 

が、ライバルになってしまった時、チャールズ皇太子は平静ではいられなくなりました。

 

これは、夫が失職した時や、妻だけ昇進してしまったなどのときに、夫のDVが炸裂する傾向があるのと良く似た傾向です。

 

男というのは、基本的に家族のために、がんばっていて、その姿に自己満足するものです。しかし、妻がライバルになってしまったとき、自分の立場、存在意義が消されてしまうため、それを忌み嫌います。

 

勘違いする人が多いですが、女性を下に見ているからではありません。 # 虚勢をはって女性を下に見ようとする人もいますが、それは自分の立場を何とか守ろうとしている行為ですので、立場を尊重したり、存在意義を認めさせすれば、勝手にそういう行動は消えるでしょう。 逆に、そういう行動を取らせているということは、その人に脅威を与えているのかもしれません。

 

もちろん、女性にも自分の存在意義を守ろうとする行為があります。

 

性差で状況が異なりますし、器の大小はあれど、こうした、自分の存在意義を犯されると、人は無意識に自分を守るために、人を攻撃するのです。

 

女性積極的活用法案、妻がライバルになってしまう事が多々でてくるでしょう。気をつけないと、非常に離婚につながりやすくなりますよね?

 

しかも、職場における、男性のストレスは、今、女性の比じゃないでしょう。なにせ、女性が優遇されるのですから、自分だけはそうなるまいと、落としあいは、より熾烈になります。

理由(1)(https://ameblo.jp/politico/entry-12316904064.html)で書いたように、まじめにがんばるのが馬鹿らしくなりますよね。

 

まじめに頑張った人が報われない社会って良い社会ではないでしょ?

 

そうして、経済的にも、風潮的にも、どんどん悪化していくという事になります。

 

この法案で、女性の社会進出だと思った不見識で頭の中がお花畑のフェミニストとジャーナリストの責任は非常に重いと思います。