西川(兄)です。

 

数年前、親子でもめた大塚家具が、予測通り破綻しましたね。

 

マスコミの報道では、親子のもめごとの印象がぬぐいされなかったなどと、

あたかも、親子喧嘩が問題視されてるのですが、本質はそんなところじゃない。

 

皆さん、私たちの講座を受けているので、ある程度、もうお分かりではないでしょうか?

 

ちなみに、私たちは、私的な政治教育ブログにおいて、大塚家具はもうだめ、と娘社長が勝利した瞬間に書いていますし、絶対に大塚家具の株だけは買うなと何度か投稿しているので、またしても、私たちの眼は当たった事になります。 皆さんも、NLPをしっかり学び、見る目を養えば、色眼鏡や思いに、自分の判断が影響を受けづらくなるので、こういうことは即座に予測できるようになるかもしれません。 見る目、磨きましょうね。

 

(なお、私たちは、公式ブログ(nlpstudy.jp内)と私的ブログ(アメブロ)を使い分けています。公式ブログは、NLPの会社らしく、思いは要れないプロセス論と事実のみで記載しております。 私的ブログは、「読み」など含め、自分の思いをいれつつ、世の中のために、毒舌も使いながら書いています。)

 

 

・・・・さて、答えを言いましょう。 

 

まずは、器です。いくら勉強できたって、人間としての器がなければ、社長なんて務まりません。まして、古株を敵に回して守った座ならば、余計に器が要ります。 いくつかの行動から、この人、器が小さい事がすぐ分かりました。長くなるので割愛します。詳しく知りたい人は、私的ブログの過去ログを。

 

次に、ブランドをまったく理解してないなと分かりました。 ブランドってそう簡単じゃないんですよ。 しかも、あの娘社長の方針なんて、そこには、ブランドを確立した強力なニトリがいる。株争奪戦で取引先まで敵に回したあの社長がニトリに勝てるはずがないから、右肩下がりになるのも見えていた。にもかかわらず、これまでのブランドを捨て去ってしまった。

 

これだけみても、経営能力がさしてない事が見て取れるわけです。

 

父親の後ろ盾で勤めていただけの社長の座を、自らの保身と過信から、ファンドまで使って、しかも、莫大な配当金というのちのち重くのしかかるであろう近視眼的な餌までばらまいて、株数を稼いで、居座ったわけですよ。

 

マスコミはおもしろおかしく書き立てたけれど、無責任にもほどがありますね。

 

 

父親が会社を去った際、100億以上あったはずの資金が底をつき、会社用地を売却してもはや売るものもない。 社員は路頭に迷う事になるでしょうが、今更、引き受け手は価値がないため、政治的圧力でもない限りは、見込めないので、解体される可能性が高いでしょう。

 

社員たちの身の上が心配ですね。

 

リーダーになりたいのであれば、器を磨かねばならない。そのためには否定的な事実をとりあえず受け容れて、次どうするか考えられるくらいのメンタルを持つ事。

 

そして、その前に大事なのは、見る目です。 ドラマやニュース報道に共感してしまうようでは、養えません。 周囲に影響を受けないよう、正しい事をしようとしないように、心掛けておくことです。

 

正しさは、反対側にも存在します。 「正しさ」が、見る目をゆがませます。

 

大塚家具だけではなく、これから先、いくつかの企業が破綻もしくは縮小していく未来が来ると思いますが、それは別の話。

 

大塚家具破綻からは学ぶべきことが多い。ただの親子喧嘩みたいな表面的な報道に惑わされないように。