彼女と出会ったその日から
いつかは来る事だと思っていたけど
あまりにも突然な出来事に
途方に暮れてしまった
彼女との出会い
乳がんになって間もない頃
ネットサーフィンで見つけた乳がんサイトに
自分の事を登録した
〇〇県、ステージ4、サブタイプ、病歴…
すると、そこから自分と近い人を探せる
マッチング機能があり
彼女からDMが届いた
アタシよりも1年早く告知され
初発から骨転移があるステージ4
山を2つ越え車で小１時間の県内に住んでいると…
何度かDMでやりとりをして
実際に会うことになった
(どこかに過去記事がありますよ)
彼女はアタシの5歳年上
子供は2人姉妹、歳も1つ違いでほぼ同世代
とても似ている環境
直ぐにがん友になりママ友にもなった
いつも明るく前向きで勉強家
治療に関しては色々教えてくれたり
心配してくれたり
姉御的存在だった彼女
いつもポジティブで
治療が上手くいかなくても
あーでさ〜こーでさ〜 もうやんなっちゃう
ぷぅみぃさんも気をつけな〜と
明るく話をしてくれる
ゾメタで顎骨壊死、抗がん剤の曝露…
ホルモン剤の使い方(閉経前のアロマターゼ阻害薬)などなど…
知らない事ばかりのアタシに
彼女はいつも色々教えてくれた
最近の彼女
今年になって立て続けに肝転移と顎骨壊死になったアタシ
自分の事が精一杯になってしまい
中々会えない日が続いた
顎骨壊死の手術前に会おうと
近くに住むがん友Aさんと一緒に
彼女が住む街へ行った
やっぱり自分の事よりも
アタシの歯を心配してくれて
優しく明るい彼女がそこにいた
手術が終わりまた抗がん剤治療が再開すると
なかなか会いに行くことが出来ず
LINEでの近況報告をし合うことが多くなった
その頃彼女もアバタキをまたやっていると
言っていたけれど
あるところに菌が入り膿が溜まって
それを取るために入院したと連絡が
しばらく抗がん剤は休薬して膿の治療に専念
彼女は早く落ち着いて治療再開を願っていた
11月になり
アバタキ再開したのも耐性がつき
次はイブランスになったと言っていた
でも2クールをやったところで薬が効かなくなってきた…と
『主治医からも厳しい話がでているんだ…』
めずらしく弱気な彼女
なんかモヤモヤした…
週末に治療中のアタシも簡単に約束が出来ず
『12月の治療日が決まったら会いに行くから待ってて』とLINEすると
言葉少なく
『ありがとう～』と返ってきた
彼女と連絡が取れない
先週、日付が変わって直ぐの土曜日0:11
彼女からLINEがきた
『入院することになりました』と…
最近LINEの調子が悪く受信されてきたのは
翌日の土曜日のもうお昼近い時間
たまたま開けたら他のLINEと一緒に入ってきた
とりあえずどんな様子なのかたずねる文章と
前日(金曜日)の診察でAさんとも会って
また会いに行くからね。等の返信を送り
続けて、前日の口腔外科で
もう1本抜歯が決まった事の報告を送信した
けれど、なかなか既読にならない…
もしかして、〇〇が痛いって言ってたし
〇〇が調子が悪いって言ってたし…
急に手術になってLINE見れないのかなって
思うようにした
日曜日になっても既読にならず
いてもたってもいられなくて
もう一度LINEをしてみた
やっぱり既読にならず…
もう胸が詰まりソワソワしてしまう
翌月曜日…
『もう辛くてとか痛くて返信出来ないなら
既読だけしてほしい』と送り…
ただただそれを願うのみで…
しかしながら既読にならず…
もう信じるしかない
もしかしたら充電器持っていかなくて
充電切れで電源切れたままなのかもしれない…
そう思うようにして心を落ち着かせた
それからは何度もLINEを見ては
早く既読になる事だけ祈っていた
何も出来ないもどかしさ
新聞のお悔やみ欄を見て
載っていない事に安堵し
ただただ連絡を待つ…
そんな日々を過ごしていた
すみません
長くなってしまったので
２回に分けますね
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