大相撲

■七月12日目 場所のいい結末は白鵬次第

上手の手から水が漏れる。白鵬は御嶽海に
対し速攻で一気に出た。だが、西土俵で御嶽
海の突き落としを食って、手痛い2敗をきっ
した。敗戦の翌日である12日目は気持ちを
切り換えてこそ横綱だが、勝負をあせった
ような相撲だった。殊勲賞は大栄翔から御嶽
海へと移るのか。場所はあと3日。白鵬は
横綱として最後まで土俵を締める使命がある
はずだ。

<御嶽海(突き落とし)白鵬>

8勝してカド番を脱出したとたん貴景勝が
休場した。横綱鶴竜に続いての大関の休場
である。横綱・大関はたちまち半減した。
それにしても貴景勝の限界をみる思いである。
そもそも大関が8勝という低い成績を目標と
しているようでは関脇以下と何ら変わらない。
今場所の成績は大関の面目丸つぶれである。
これでは貴景勝は横綱になれない。それを
象徴する休場であった。

<照ノ富士(寄り切り)玉鷲>

照ノ富士は玉鷲相手に奮闘し、寄り切って
1敗を守った。朝乃山は北勝富士を退けて
こちらも1敗を守った。ここへきて貴景勝
の休場で1敗朝乃山と1敗下位照ノ富士の
対戦が13日目に実現することになった。優勝
本位の取組である。勝てば単独トップに立つ。
むろん実力的には朝乃山が上である。

<朝乃山(すくい投げ)北勝富士>

今日の一番の白鵬の足の具合が気になる。
優勝争いは朝乃山と白鵬の直接対決で決まる
ことが望ましいが、果たしてどうなるか。
優勝の行方は千秋楽に持ち越すのか、ちがっ
た展開になるのか。白鵬がもし休場したら
場所は最悪の結末を迎える。朝乃山が優勝
しても周りが崩れていった結果という印象が
強くなる。

既に会食で阿炎が休場、さらに田子ノ浦の
泥酔と世間を騒がせている。場所だけはいい
結果で終えたいものである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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