こんばんは
今日はKaoriさんのラジオ『 女はネコのように』
聞いて下さった皆さん、ありがとうございます。
Kaoriさんと私の楽しさや和やかな波動が声を通して伝わっていたら嬉しいです。
今日は前々から綴ろうと思っていた三角形のドラマについて
"三角形のドラマ"聞いたことありますか？
この概念は1960年代後半にスティーブカープマンにより伝えられたものです。
文化や民族や宗教、家庭内、友人間、雇用関係などあらゆる人間の関係性において見られる現象です。
誰もが無意識にこの三角形のドラマに入り込み
その役割を知らず知らずに演じていたりします。
この三角形のドラマの中にいると、永遠と形を変えてそのパターンが続き、パターンから抜け出すことが出来ません。
みなさんも自分や誰かとの関係性がこの三角形のドラマになっていないか、感じてみて下さい。
三角形のドラマの配役は
犠牲者（被害者）と迫害者（加害者）と救済者です。
気がつかないうちに関係性により
全ての配役を演じている場合があります。
例えば小さい頃の我が家の場合
稼ぎが悪い父を迫害者にして母は哀れを誘う犠牲者となり
私に救済者を求めました。
母は犠牲者としてその辛さを長々と語ります
でもそれに共感しないと今度は私を迫害者にします。
私はあなたや家族のために尽くしてるのに
誰も分かってくれないと怒れる犠牲者となります。
怒れる犠牲者の母は、私にとっては攻撃的な迫害者です、その瞬間、私は哀れを誘う犠牲者として泣くか、もしくは怒れる犠牲者として反発します。
そしてそのケンカが長くなると父が救済者として『いい加減にしろ』となるのですが、
救済しようとした瞬間にまた怒れる犠牲者の母に
迫害者とされ、父からすると母が攻撃的な迫害者で自分は犠牲者になるわけです。
私からするといつも蚊帳の外で火の粉を浴びない弟は迫害者で自分は犠牲者
母にとっての弟はいつも味方してくれる救済者
そんな日々が続くと私は耐えられなくなって家出し祖父母や叔母に救済者を求めます。
その時私は犠牲者で、母は迫害者となります。
救済者の祖父母や叔母は犠牲者の私の話を聞いて、時に迫害者の母に諭してくれます。
すると、母は本当の犠牲者は自分でいかに父と私が迫害者なのかを語ります。
そして祖父母や叔父叔母がケンカをした時には私は救済者となる。
こんな三角形のドラマ、みなさんの周りにもありませんか？
一度、三角形の中に入ると全ての役を演じることになります。
そして同じパターンを何度も繰り返し、抜け出せない、堂々巡りで何も変わらないのが特徴です。
共依存の関係性でもあります。
そこにいる以上は慣れ親しんだパターンで安全
新しいこと、未知なるものに挑戦する必要がないからです。
この中の一つの役割からしか三角形を抜け出すことは出来ません。
それはどの役割だと思いますか？
抜け出すポイントは迫害者です。
迫害者にされ避難を受けても、
それに対して怒れる犠牲者、または哀れを誘う犠牲者にならずに、ましてや正義感や罪悪感から救済者にもならずにそのまま抜け出すことです。
例えば私の今のような仕事の場合
救済者になり続けてしまう場合があります。
救済者であると絶えず色んな方の三角形のドラマにいる事になります。
救済者である事は、頼りにされたり、喜ばれたり
自分の存在意義を感じるものであるかもしれません。
でもヒーリング、チャネリン、リーディングあらゆるものを使っても
どんなに能力があっても
誰かを癒すこと
何かの問題を解決すること
誰かを救える
誰かを目覚めさせられる、変えられるなんていう
勘違いを持たないことが大切だと思います。
その人、本人が望まない限り癒しは起こりません。
問題の解決も、救うことも目覚めも変化も
本人が望まない限り何も起こりません。
本人のハートからの意志と結びついて初めて
それらが可能となり、変化が起こります。
それはその働きかけをしている側の力だけでは決して起こりえない。
それを自分がやっていると勘違いしている時
あなたは救済者になってしまうでしょう。
そして問題が解決しないとき、癒しが起きないとき、相手は犠牲者となり、あなたは迫害者となります。
あなたからすると自分は救済者なのに迫害者にされた事で、今度は犠牲者となり、相手を迫害者にします。
この勘違いがなければ、三角形のドラマに入り込んでしまうことはないですが、
三角形のドラマに入り込んでしまいそうな状況の時には、
はじめから、または途中から救済者を求められた時や、救済者になってくれてありがとうのような状況で、
自分は救済者ではないこと
例え（冷たいななど）迫害者のような印象を相手に与えることになっても
自分の立ち位置をハッキリとしておくことが大切です。
犠牲者は迫害者がいないと、犠牲者になれず
救済者も犠牲者と迫害者がいることで救済者になれます。
なので、相手を怒らせてでも相手に迫害者を演じさせ続け自分は犠牲者を演じ続けようとします。
相手がその怒りに乗ってこないと、今度は泣きながら本当は悪いのは自分だと自分が迫害者になることで、相手を犠牲者にしてや、
または本当に理解してるのは自分だけのように自分は救済者になり、相手を犠牲者にしてでも、三角形を保とうとします。
どれもドラマや映画や色んな話の中で多くあるパターンだと思います。
でも本当に変わりたかったら、この三角形のドラマに入り込んでいると感じたら
どの役も脱ぎ捨て、抜け出して下さいね。
自立した人間関係の中では起こり得ないことです。
複雑に絡み合った三角形のドラマとしてではなく
自立した個として全体性と繋がって美しい模様を描いていきましょうね。
みなさんの可能性が大きく広がっていきますように。
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明日も素敵な１日になりますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
一なるものから生まれ出た全ての存在に愛と感謝と祈りを込めて
