もっとも強い時代の洗礼を受ける国 |  ZEPHYR

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新しい時代の幕開けは、2020年1月、目前に迫っています。

いや、もう実質的には始まっているはずです。

社会が、国が、国際関係が、価値観が、生活が、これまでとは根本的に変わっていくプロセスを辿る33年の始まりです。

 

この一つ前は、だいたい37年ちょっと前でした。

私たちはたった今、このサイクルの最後の時を過ごしています。

しかし、もう終わろうとしている。

 

この時に当たって日本は、世界の中で先んじて、新しいサイクルの扉を開いてしまっています。

この時になって、私たち日本人が、過去のスタイルにしがみつくというのは、あまりお勧めできません。

 

もうなくなりそうな……いや、もうなくなっているキャンディーを懐かしんで、棒の部分をペロペロ舐め続けているようなものです。

そこには何もない。

 

日本はこの前のサイクルで、すごく発展しましたが、あれだけ誇っていた家電メーカーの衰退傾向や自動車産業の翳りなど、最近はあまりいいニュースを聞きません。

アジアに、他に台頭してきた国と産業に翻弄されているようにも見えます。

 

これは「摂理」としてみたら当たり前の出来事で、1982年以降のサイクルで日本は、新しい種をまき、それを実らせましたが、それを自国で抱え込み続けることは不可能で、必ず他者へ分け与えなければなりません。

新しい、すごくおいしい米を品種改良して完成させた。なら、それを自分のところだけで作るのか? というと、多くの人に作ってもらわねば、その米のおいしさを多くの人に味わってもらうことはできません。

 

それは国家や国際関係でも言えることです。

 

その一方で、日本の文化は今、世界中に発信され、多方面で波及しています。

これが実は、2020年以降のサイクルの予兆なのです。

これはかなり長いサイクルの話なので、2020年1月に切り替わりますよ~ではなく、その手前から前兆として顕現します。

 

この傾向は、とくに数年前から顕著になりました。

日本は今後、文化発信の中心地として栄えるはずです。

 

サンサンさんによる写真ACからの写真 

 

これまで日本を支えてきた産業に関して衰退するという意味ではありません。

他者に分け与える時期だったのだから、利益が減るのは当たり前。

日本の技術者たちは、多分もう次のものを準備なさっていると思いますし、それはまた新しい種となるはずです。

 

また、日本に限った話ではありませんが、CO2などに代表される環境問題も、過去のサイクルに引っかかっている間は、なかなか抜本的な解決は難しかったはずです。

それも新しいサイクルに完全に移行し、進んでいけば、新しい思想、新しい経済システム、新しい技術によって、これを解決に導いていこうとする動きが明確になるはずです。

 

しかし、新しい時代が何もかもバラ色というわけはありません。

過去のサイクルでの日本のことを検証すると、怖いことがわかってきます。

 

1982年からのそれでは、二つ、あるチャート条件が重なり合って、顕著な出来事を引き起こしたと分析できるのです。

これが結局、1982年以降に発生した数多くの地震や災害だった。

 

とくに極めつけは、東日本大震災ですが(原発事故を含む)。

その二つの条件というのは、日本列島の東側、東経でいえば147度あたりを中心に重なり合って存在していました(その前後度数に若干の広がりがある)。

 

ちなみに東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の震源は、東経142度~3度あたりで、これは地球規模で見たときには、ほとんど同じ場所です。

 

このエリアにこそ、前のサイクルのチャートの非常に強い力が集まっていて、それは日本に顕現しても不思議ではないというのか、日本にこそ出やすかったのです。

 

そして日本の場合、国家体制や経済自体は全般に安定していますから、要するにそういった自然災害で表現されてしまったと考えられます。

経度の細かい度数にあまりとらわれてもいけないのですが、阪神淡路大震災も、熊本地震や中越地震などの他の顕著な被害を出したものも、当然、ここに含まれていると判断できます。

 

しかし、この強い影響力は、日本だから地震という形を取りやすかっただけで、本来は社会やシステム、生活への根本的な改変を引き起こすはずのものです。

 

新しい時代、今後の33年間でどこにそれが強く出るのか。

 

それはアメリカ合衆国なのです。

これはもう疑いようもなく、もっとも強烈な洗礼を受ける国となります。

この強烈な洗礼は打撃にもなり得ます。

 

逆説的な見方をすれば、前サイクルの最終走者として大統領になったトランプ氏は、これはどう考えても前時代的で、このトランプ大統領に象徴されるような姿勢は、今後の33年の中で根底からひっくり返されるでしょう。

 

アメリカは強大な軍事力と、巧妙な経済支配を通じて、いわば世界を管理してきたようなところがありますが、この体制自体も変わる可能性があります。

エネルギーにしても技術にしても、あるいは食糧などの問題にしても、今後は根本から変わる可能性がある。

その多くをアメリカは握ってきたわけですが、その土台となる部分が変わってしまったら。

これまでのようなやり方はできなくなります。

 

この強い運勢を、たぶんアメリカと指導者たちは、なんとかものにしていこうとするはず。

うまくそれが成就したときに、アメリカは新しい時代の変化を体現することになります。

 

しかし、その過程では相当に荒れた事態も発生するでしょうし、危機もあるかも知れません。

 

アメリカでは日本のような地震は、西海岸あたりを除外すればあまりないかも知れませんが、ハリケーンは非常に多い。

穀倉地帯や産業が大打撃を受けるような災害も、この33年の間にはすごく目立ったものが発生すると思われます。

 

次回は、他の国々について、それから日本でちょっと良いポイントとなる場所なども触れようかと思います。

 

 

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