コロナウイルスの影響下における不動産市況について | 東京でリフォーム工事|収益用不動産の売買仲介をお探しなら、ハウスリンクマネジメント株式会社

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みなさんこんにちは

ハウスリンクマネジメントの菅谷です。

 

 

久しぶりのブログ更新です。

当社は本日、小池知事による東京外出自粛により公共交通機関を使わずに出勤できる社員に限り出社をしています。

 

 

また、月曜日からは当社は全ての部門で本社吉祥寺と八王子で社員をA班とB班に2分割し、例え社員のだれかがコロナに感染したとしても社業を運営できる体制をとる事とし、

コロナが落ち着くまでA班とB班の接触を一切なくします。

そのために会社の共有情報、システム情報をすべて共有できるようリモートワーク体制の準備を行い、昨日開始いたしました。

 

 

これから状況により首都封鎖、外出禁止の可能性がある中、お客さま、社員、取引先様に最悪のご迷惑をお掛けする事が無きよう、社内体制をとっていきます。

 

 

 

さて、本日はコロナに影響される不動産市況についてです。

土地の話になりますが、先月飯田グループが全体的に仕入をストップさせたことにより

(残念ながら吉祥寺のある武蔵野市も仕入停止です。)実需と呼ばれる戸建住宅の金額が多少下がり、販売数が増加しています。

また、土地の金額は飯田が買わなくなった影響は大きく23区の良い立地などを除いて将来的に下降傾向にあると思います。

一方で良い土地は継続的に価格維持されている状況が続いています。

 

 

次に収益用不動産についてですが、もともと収益用不動産はスルガ問題

などでサラリーマンのアパートローン融資が厳しくなっていましたが、どこの業者も『コロナの影響で不動産を投げ売りします。』と言った触れ込みで同業者さんからメールが毎日のように配信されてきますが、実際はそこまで価格が下落していない状況です。そのことから考えると収益用不動産の価格はそこまで下がらないのではないかと思います。

※下がるとすれば、メーカーの工業団地の需要をあてにしているアパートの賃貸需要低下であったり、既に業界紙でも話題になっていますがインバウンド需要をあてにしている民泊、マンスリー、ホテルなどは相当な稼働率低下が見込まれるでしょう。

 

 

リーマンショックの時、私はサラリーマンをしており、東京都23区内のアパートを購入したいという事で物件を探していました。一時的に『恵比寿駅徒歩10分利回り8%木造アパート』や『目黒の不動前徒歩2分利回り10%の鉄骨アパート』などがありました。

いずれも2番手か3番手で負けてしまいましたが。

このように不動産の投げ売りがリーマンの時には発生しましたが、コロナにより不動産を投げ売りする会社や個人が現在のところ出てはいるのかもしれませんが目立たないのが実情です。

 

 

また、リーマンとコロナの違いですが、リーマンショックの時は金融機関特に外資系金融機関、不動産ディベロッパーを中心にダメージを受けました。

 

 

一方、今回のコロナは実業といわれる小売業やサービス業に被害が出ており、14日からの1週間での失業者数が330万人と過去最高であり、労働者の20%が仕事できない状況になってしまい、結果としてリーマンの時と比べて5倍ほど失業者が増加しています。

現代ではアメリカとしては過去最高の被害を受けており、失業率が3.5%から13%までいくのではという予測も出ています。

 

 

ただしリーマンと違い今回金融機関はダメージを受けていません。そのため財政出動が多方面で可能でしょうし、各国いまこそ資金を注入する時期だと思います。

アメリカの感染スピードを考えると、日本がコロナをある程度封じ込める事ができるかどうかは短期的な経済落ち込みか、長期的不況かの瀬戸際であり、最悪の状況を回避できるようにもっともっと国が主導して欲しいと切に思います。

 

 

当社としてはお客様と社員をまずは守らなければなりませんので、不況が長期に渡ることを前提にまずは売買が数カ月、半年無くとも耐える事ができるようキャッシュフロー体制を整えていきたいと思います。

 

 

また、本日18時に安倍総理の記者会見があるようですが、首都封鎖のお話でない事を祈ります。

 

以上です。