● 「不要」なものは消えてゆく。 | たいやき社長、書く。

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会社にしろ、店にしろ、素晴らしいモノをつくる力があるか、あるいは、素晴らしい販売力・営業力の、どちらかがあれば、基本的に成り立ちます。しかし、この世の厳しい現実として、世の中や人々に求められないもの、すなわち、「不要」なものは、淘汰され、消えてゆくという法則があります。

どれだけ、自分が、「これは素晴らしいものである」と自信があっても、マーケットにおいて、評価されなければ、お客様は、よその会社の商品を買ったり、よその店のサービスを受けるのです。そして、世の中から、そして、人々から、評価されないということは、とりもなおさず、「不要である」ということなのです。したがって、不要なものは、消えていかざるをえないのです。これが現実であり、これを知らねばなりません。

かくいう私も、とにかく、7月、8月はたいへん厳しい売上でした。まことに残念ながら、たいやきという商品は、夏には、「必要」とされなかったということ。そしてまた、「暑くて、とてもたいやきの気分ではないけれども、あのたいやき屋の店長さんに会いに行こう」と思わせるだけの、私の販売力・営業力、そして、魅力が足りなかったということです。

これで、これから秋になり、冬になっても、当店のたいやきが必要とされず、また、私のセールス・サービスが必要とされなければ、当店は、「不要な店」であるということですので、「不要」なものは、淘汰され、消えてゆくことになるのです。これが、偽りのない現実、事実なのです。

ただいま、世の中の会社や店は、1年間に1万件以上潰れています。なぜ、1万件も潰れるのかといえば、その1万件の会社や店は、ほとんどにおいて、世の中や人々に、「必要とされなかった」というだけのことです。「不要であった」ということです。これ以外に理由はないのです。したがって、成功と発展・繁栄に、ただひとつ求められることは、世の中や人々に、「必要とされること」である。これ一点に尽きるのです。

ゆえに、会社や店の社長やトップは、いかにして、世の中に、人々に、「必要とされるか」という、ただこれ一点を、考えて、考えて、考え抜くことです。私は、自分の仕事のことを考えていない日はありません。そう考えますと、四六時中、365日、仕事をしているとも言えます。それくらいでないと、「経営者」というものにはなれないと思ってください。

また、たとえ、経営者ではなくとも、このような、「経営者意識」のない人間は、仕事ができないといって間違いないありません。「自分は、雇われているから大丈夫だ」と、のうのうと過ごしている人間は、人生のどこかで、必ず、痛い目にあうでしょう。何よりも、厳しい時代ですので、「経営者意識」のない人間は、「不要」な存在となります。したがって、消えてゆくことになる可能性が、極めて高いと言えるのです。この、「不要」なものは淘汰され、消えてゆくという法則は、ゆめゆめ忘れないでください。

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