作り笑顔で疲れてませんか？

感情労働って何？

正直、この本を読むまで感情労働という言葉すら知りません
でした。
接客業に携わっている人に限らず、お客様、上司などなど、
心と行動が必ずしも一致しない業務をさせられている人は、
感情労働を強要されていると言えるかもしれません。

『はい。作り笑顔ですが、これでも精一杯仕事をしています。』

というタイトルが、なかなかユニークだと思い、この本を
手にとりました。

感情労働を強要されがちな日本

日本の働き方は、感情労働を強要する傾向にある。そのため
お客様は神様という言葉が歪んでとらえられ、カスタマー
ハラスメントという、クレーム社会になっているというのが
この本で伝えられていることです。

これは、お客様だけが悪いのではなく、クレーム応対にあた
る本人の気持ちを考えず、とにかく謝れと怒る上司であった
り、本当のクレーム応対を知らない会社の運営体制に問題が
あるのかもしれません。

さらには、上司の言うことにひたすら「Yes」を出して、媚を
売る人が『空気を読める』という評価で出世するような体制も
歪を増大させていくのでしょう。

そうした「作り笑顔」「見せかけの親切」を強要されるのが嫌
だということもあり、起業したので非常に共感できる部分が
ありました。

カスハラや上司のモラハラに対抗するには

これはおかしい！！　と主張しても、そのような社会になって
いることは事実なので、今、どうするかが大事なわけですが

３つのことを実践したいと思いました。

１．一流の職業人である
これは仕事だからと割り切ってやってしまう。
気持ちと仕事を切り離してしまうやり方です。

ある意味、プロフェッショナルとはそのような人なのかもしれ
ません。

２．やりがいを見つける
上司や会社から与えられるやりがいではなく、自分自身でみつ
けた「やりがい」を持つこと。

逆に、集中して仕事をしてみたり、本氣でやってみても「やりがい」
が一つもみつからないような仕事であれば、さっさと別の道を探す
ほうがいいかもしれません。

３．まずは自分を大切に
仕事だとかなんだとかいっても、心や体が壊れてしまっては元も子もありません。
自分自身を大切にできない人は他の人の応援もできないのが事実です。

というわけで自分を大切にすることを何より優先していきましょう。