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いらっしゃいませ。
当ブログに来ていただきありがとうございます。


辛口ヒーリング女医☆かんな です。
産婦人科医をしています。
29年目に入りました。

産婦人科医なのでそのあたりの話しかしなかったはずなのに、
最近ではなんかいろいろと書いてます。

でも、その中でも

赤ちゃんとお母さんの関係ってすっごく大切

っていうのがやっぱり根っこにあります。

だからこそ、「お母さん」になる、なった「女性のからだ」は
本当に大切にしてもらいたい、ってところに繋がるのかな。

そして、そのひとの「生き方」「生きる意味」を意識するために
「やまと式数霊術」(やまとしきかずたまじゅつ)鑑定、
「風水鑑定」も取り入れてます。
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おはようございます。

今学会期間中なんですが、「みなとみらいでなに食べようかなー」しか考えてない 辛口ヒーリング女医☆かんな です。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

医者が

緊急帝王切開するって決めるのには

勇気がいる。

 

 

とても当たり前のことだけど、

最初から最後までずっと考えるのは、

 

『赤ちゃんが元気に生まれること』と

『お母さんが元気でお産を終えること』。

 

 

 

たとえば。

 

破水してる

お産がなかなか進まない

お母さんが熱出はじめてる

 

みたいなことがあったとして。

 

 

 

この時点で赤ちゃんに

『しんどいサイン』が出てたら

緊急帝王切開を即座に決める。

 

 

※『しんどいサイン』

赤ちゃんの心拍モニターの状況

羊水の色

なんかで確認するよ

 

 

お産が進んでないってことは

生まれるまでに時間がかかる可能性が高いってこと。

 

 

赤ちゃんにいちばんストレスがかかるのは

お産の最後の最後、

腟のいちばん狭いところを出てくるとき。

 

 

そこにさしかかる前に

『もうすでにしんどい』んだったら

そこからさらにキツいことを乗り越えて!

は無理。

 

 

ただでさえ

大人にくらべて体力がない赤ちゃんに

無理をさせるのは絶対ダメ。

 

 

だから手術にしましょう、になる。

 

 

 

じゃあ、

赤ちゃんにしんどいサインが

出てない場合はどうなのか。

 

 

ここで

『お母さんが熱出はじめてる』が

ポイントになるのよね。

 

 

 

母体が発熱するのにはいくつか理由がある。

(インフルや風邪で熱が出ることもあるけどそれ以外の話で)

 

 

37度台後半くらいまでだったら

寝不足や脱水、陣痛によるストレスなんかでも

出たりする。

 

 

でも、38度台の場合は

『絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)』

『子宮内感染』

の可能性がでてくる(37度台でもありえる)。

 

 

 

絨毛膜羊膜炎・子宮内感染は、

いってみれば

 

『赤ちゃんのまわりが菌だらけの状態』

 

ってこと。

 

 

 

本来、羊水の中には

赤ちゃんを害する菌はいない。

 

 

でも、なんらかの理由で

菌が入り込んじゃうことがある。

 

胎盤表面をおおってる膜(絨毛膜・羊膜)や

羊水の中で菌が増えちゃって、

炎症を起こす、と。

 

 

そうすると、

お母さんが熱を出したり、

頻脈になったり、

血液検査で炎症所見がでてきたり、

羊水が変な色やにおいになったりします。

 

破水してれば、

羊水の色やにおいってわかるからね。

 

 

 

おなかの中で赤ちゃんは羊水を飲んでるので、

もし菌まみれの羊水を赤ちゃんが飲んでたら、

今は元気でも

いつ『しんどいサイン』が出始めるか

わからない。

 

 

 

だから、

もし熱があって、

血液検査で炎症反応が出てて、

羊水がへんな感じだったら

緊急帝王切開をしたほうがいい

ってことになる。

 

 

 

でもこれってあくまで『状況証拠』。

 

そうこういってる間に

お産が進んでくれれば、

帝王切開しなくてもいいのかもしれない。

 

でも、そこまでの経過を考えると、

お産が進む可能性にかけるのは…、と。

 

 

 

帝王切開は、

お母さんにとっては

負担でしかない。

 

 

おなかに傷がつくし、

原則下半身麻酔だから

いろいろ全部起きたまま経験しなきゃいけないし

『お産+手術』の精神的・身体的負担を

一手に引き受けなきゃいけないし。

 

次のお産にも影響します。

 

 

 

だから、しなくてすむならしないほうがいい。

 

でも、

帝王切開しないことで、

赤ちゃんに何らかのリスクを背負わせることになるかもしれない。

 

 

 

「こうなります」「こうなってます」って

はっきりしてるなら

決めること自体は迷わない。

迷っちゃダメなんです。

 

 

そして

今はまだなんとかなってる状況で

「こうなるかもしれません」でも

決めなきゃいけないことがある。

 

 

どちらも

どんなときでも

勇気がいる。

 

どれだけベテランの産婦人科医でも。

 

 

 

緊急帝王切開は、

お母さん自身やご家族の人生に大きく影響する。

だからこそ、勇気をもって決断する。

 

 

 

自分たちの都合だけで決める医者、

簡単に決める医者はいない。

 

 

私はそう信じてるよ。

 

 

 

 

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おはようございます。

大変ご無沙汰しております。

X(旧Twitter)では毎日ポストしてるんですが、辛口なことをかくとめんどくさそうなので、かなり大柄な猫をかぶっている 辛口ヒーリング女医☆かんな です。辛口なこと書きたくなるとこっちに復活します笑

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

少し前に

「生理不順なんです」ってきたひと(20代)がいて。

 

 

結婚してなくて

妊娠の希望もないってことだったから

どうしたいのかなーと思ってきいてみたら

 

 

「生理が順調にくるようにしたいです」

 

うん、それはわかる。

ただ、その理由が

 

「生理不順ってふつうじゃないから」

 

 

わたしの内心↑こんなん

 

 

…うーん、ふつうってなんやねん。

 

ひとと違うことがイヤなんかいなぁ、と思ったけど

それこそふつう以上にやせたひと(BMI 16くらい)だったから

 

 

「BMI 16がふつうじゃないので、まずは『ふつう』まで体重増やしてください」

的なことを

もうちょっとオブラートに包んでいったら

なんかすっごく不満げでしたねwww

 

 

 

 

月経こなくても死なないし

月経こないことが悪なわけじゃないから

 

 

 

「月経って順調にこないとダメなんですよね?」

 

っていわれたら

 

「ダメじゃないっすよ??

 なにがダメなんですか??」

 

って答えてしまう。

 

 

まぁ確かにデメリットはあるけど

妊娠に関係することだけだし

 

 

不順ってだけだったらたいていは

女性ホルモンはそれなりに出てて

周期的な変化をしてないだけだから

 

早発閉経みたいに

血管や骨やなんやかんやのリスクが

あがるわけでもない。

 

 

 

妊娠したいんですってときだけは

排卵してるかどうかとか

女性ホルモンの変化をチェックして

妊娠しづらそう、ってなったら

対処が必要になるけど

 

それだけ。

 

 

 

なのになぜか

「月経を順調にこさせる」ことが

大切なことのようになっていて

 

そのためにピルをつかったりとかしてる。

 

 

 

そもそもピルは

月経不順の『治療薬』ではないから

保険適用ないのにね。

 

 

 

月経が順調にこないことが

超絶ストレスになってるなら

実費でピルつかって順調にこさせるのはありだけど

 

 

その前に

「順調にこないことがなぜストレスになるのか」を

カウンセリングとかしてもらったほうが

いいんじゃないかと思う今日このごろです。

 

 

 

ちなみに

月経不順の『治療』は

 

排卵誘発剤つかうか

カウフマン療法ってヤツ(説明は端折る)か

ホルムストローム療法ってヤツ(こちらも説明は端折る)か

 

あとは採血したうえで

高プロラクチン血症とか

高アンドロゲン血症とかあれば

それに対して薬をつかうってヤツ

 

 

ピルは

月経不順の治療薬じゃない

(少なくとも現時点では認められてない)

から保険がきかないんだけどなー

 

 

 

これ書くためにネットでいろいろみてたら

いくつかのクリニックさんで

「いやいやそれを治療っていっちゃだめでしょ」

みたいなのをみつけたので

すんっ

ってなったよ

 

 

 

 

 

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おはようございます。

文章で書くのってめっちゃ大変っすね、と思いはじめた 辛口ヒーリング女医☆かんな です。

おかげで間あきまくってます。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

この記事の続き。

読んでないひとは読んでね。

 

 

実はね

子宮がん検診で細胞をとるために使う器具は

もう長いこと

「綿棒一択だったんす。

 

 

医療用の綿棒は

100均とかで売ってるヤツとは違って

軸が「木」でできてて長いです。

 

 

 

 

それがここ数年(10年くらい??覚えてない)で

シリコンブラシがどんどん増えてきました。

 

 

 

 

なんでそうなったのか。

 

 

それは、

検査方法が大きくかわったから。

 

 

もともとずっとやってたヤツは

今では「従来法」っていわれます。

 

 

 

子宮がん検診って

 

子宮口とか子宮腟部とか子宮頚部とかいう場所の細胞をとる検査

 

ってかきました。

 

 

じゃあ、

その細胞をとって

なにをしてるのか

  ↓

がん細胞があるかどうかのチェック

をしてるんす。

 

 

 

 

がん細胞って顕微鏡で見ると

独特のかたちをしてるんだよね。

 

 

だから

病気ができるとしたらココだよね!ってとこから

直接細胞をとってくれば

がんがあるかどうかわかるでしょ。

 

 

 

他のほとんどのがんって

がんがある程度の大きさにならないと

わからないんだよね。

 

 

画像でみつけられないし。

 

 

 

でも、子宮頸がんは

子宮の出口という結構狭い範囲だけ

チェックすればいい。

 

 

 

だから

子宮の出口全面の細胞を

綿棒でこすりとって

それをスライドグラス(プレパラート)に塗りつけて

 

 

見えやすいように色つけて(染色っていいます)

顕微鏡でみる。

 

※イメージ画像

 

 

ってのをやってるわけです。

てか、今も原則はそれです。

 

 

 

だがしかし。

 

 

綿棒でとってスライドグラスに塗りつけるのには

いくつか欠点がありまして。

 

 

 

(1)とれる細胞の量や質に個人差がある

 

これは綿棒以外でとってもそうなんだけど、

例えば

腟や子宮の出口のところが

めっちゃ乾燥しちゃってるひとの場合

綿棒でこすっても

ほんの少ししか細胞がとれなかったりするんです。

 

 

腟の中はもともと「粘膜」。

口の中とかと同じで、

原則的には湿り気がある状態。

 

 

でも、年齢を重ねて

閉経したりすると

おりものが減るんですよね。

 

女性ホルモンが出なくなると

腟のうるおいが低下するひとが出てきて

そういうひとに対して

綿棒でこすっても

細胞がカサカサになってて

本来の形をしてなかったり

量がとれなかったりする。

 

 

そうすると、

「この形の変化はなに?乾燥?それ以外?」

みたいになって、

 

『判定不能』なんてことも。

 

 

綿棒を湿らせたり

腟の中を生理食塩水で湿らせたりなど

工夫して検査するにしても、

 

どういうひとにその工夫が必要なのか

ってのは現場判断だし

検査をする医者の技量に左右されちゃったりするんです。

 

 

 

(2)血がまじると見えなくなることがある

 

綿棒でとって直接スライドグラスに塗りつけるので

もし「血液」が混じってると

見たい細胞の上に「赤血球」が乗っかったりするんです。

 

赤血球って文字通り「赤い」ので、

向こう側の細胞がみえなくなります。

 

結果、「わかりづらい」「見づらい」から

下手すると「見落とし」が出てきたりする。

 

 

 

(3)せっかくとった細胞が綿棒に残る

 

イメージしてもらいたいんですけど

綿棒でなにかをこすり取るとするじゃないですか。

 

例えばそうだなー

口紅とか。

口紅をほんのちょっとつけてみる。

 

 

で、それを別のところに塗りつける。

綿棒で口紅を塗ると思ってみて。

 

 

 

 

そのとき、

綿棒に

口紅が残るでしょ?

 

 

細胞をとるときも同じ。

綿棒に細胞がくっついたままになっちゃう。

 

 

細胞がたくさんあればいいけど、

こすり取った量が少ないのに

さらに綿棒に残っちゃったりしたら

そのせいで『判定不能』になるかも。

 

 

 

(4)綿棒でこすり取れる範囲が限られる

 

綿棒の先は細い。

だから、面をこすってるつもりでも

線でとってる感じになるのよね。

こんな感じでこすり取ることしかできないから

(多分これちゃんとやったらめっちゃ時間かかる)

とりもれあるかも、ってなるよね。

 

 

 

(5)塗りつけた細胞が乾いて変形したりする

 

細胞が乾く(イメージとしては『干からびる』)と

形が変わっちゃいます。

見え方も変わります。

 

これ↑がパイナップル?ってなるよね

 

がんかどうかわかんなくなります。

 

 

だから、スライドグラスに塗りつけた直後に

スプレーや専用の液、アルコールなどで

『固定』するんです。

 

 

 

スライドグラスから剥がれ落ちないように、

乾いて形が変わっちゃったりしないように。

 

 

でも、とれる細胞がそもそも乾燥してたりすると

ちゃんと判定できる細胞の数が減っちゃう。

 

 

 

…というように

「うまいこと検査できないひとがそこそこいた」

「不適切検体(ちゃんと検査できない)がそこそこあった」

から

「もっといい方法があればいいのに」

だったんです。

 

 

 

そこに登場したのが

液状検体化細胞診(LBC)

なんです。

 

 

 

 

続きます。

 

 

 

 

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