ごきげんさまです。

 

やましたひでこ公認断捨離トレーナーの丸山ゆりです。

 

 

 

今日、６月１７日は父の日。

 

 

毎年、決まって白いカサブランカの花を買っていたのですが、

 

 

 

今年は、こんな華やかな微笑みに包まれています。

 

 

 

先日、実家の母が持ってきてくれた、ピンクのゆりの花です。

 

 

香りからすると、きっとこれもカサブランカでしょう。

 

 

 

父の日に、プレゼントや何かをしてあげたい父はもういないので、

毎年カサブランカのお花を飾っています。

 

 

私の名前は、このお花からつけたのだと、

生前父から聞いています。

 

 

夏に生まれた私に、このはっきりとしたフォルムの

花の名前をつけてくれたのです。

 

父の思いはどうだったかわかりませんが、

姿通り、はっきりとした性格の娘に成長しましたね(笑)

 

 

 

 

 

断捨離をスタートした時、私にはどうしても捨てられないコートがありました。

 

 

確か、就職した年の冬に、父が買ってくれた白いコート。

 

もう、着ることもなくなって３０年ほどが経っていました。

 

 

それでも、結婚し、引っ越しを何度かする間にも、

ずっとその荷物の中にあったコート。

 

 

 

 

いよいよ、断捨離の何巡目かでクローゼットの中身を吟味したとき、

このコートと向き合うことになりました。

 

 

もう亡くなった父から、この先何かをプレゼントしてもらうことはないのです。

 

 

そうすると、このコートがどうしても手放せなくて……。

 

 

どうしてもモノを中心に考えてしまい、

いつものように過去の思いに引っ張られてしまい、

選択決断はブレていたのです。

 

 

 

ところが、もう３０年近く、袖を通すこともなくなったコート。

 

 

頭では、大切な思い出品と考えながらも、

クローゼットを開ける度に、幅をとっているロングのコート。

 

 

 

そう、いつしかお荷物のように感じていたことを、

やっとのことで、認めることができました。

 

 

さらには、カタチあるモノがなくなっても、

父から買ってもらったコートに関する思い出が

消えることはありません。

 

 

そんなことを、すっかり古びてしまった

目の前のコートの袖を握りしめながら、受け入れました。

 

 

 

父に買ってもらったコートを手放すことは、

父のことをないがしろにしていることではないわ。

このコートを手放すことで、父が悲しむこともないはず。

 

むしろ、娘がモノが多くて、片づけられなくて困っている、

その原因の一つに、自分が買ってやったコートがあることを知った方が、

父は悲しいでしょうしね。

 

 

 

毎年、父の日に白いカサブランカの花を見つめると、

なぜかあの日の白いコートが頭に浮かんできます。

 

 

顔も性格もそっくり、よく似ていた父。

 

 

お酒が好きなのも、父に似たのでしょうかね。

 

 

 

 

 

亡き父を大事に思うのは、買ってもらったモノをずっと持ち続けることより、

こうやって、時々思いだすこと。

 

 

 

今では、そう思うようになりました。

 

 

今頃、空の上で大好きなお酒、飲んでいるかしらね？

 

 

ねぇ、お父さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます！

 

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