かべちょろってね、こっちでは言うんですよね。
ヤモリ。家を守るって書いてヤモリ。
PCの向こう側にある窓にね、毎年恒例のヤモリが現れた。
自由気ままに、窓の明かりに集まってくる虫を食べている。
それでよくよく見てみると、・・・・まあ、失敗したりしている。
動きを見ていると、ホント、自由に見えるんですよね~・・・・。
・・・私、大の苦手でね・・・・こういった類いの生き物が・・・・。
一度部屋に入っていたときがあって、すっとんで逃げ出しましたからね~・・・・・。
まあね、自由に生きているように見えるんだけど、まあ、必死だよね~・・・食べ物ありつけるか、己の運次第、能力次第ってね・・・。
いやね、これね、ウチでもあるんだよね・・・・。
ウチの群れでもね。
特にね~・・・・。
らーこさんがいなくなったテマリ。
ラリーがいなくなった木の葉。
そしてラリーの親、ルースの相棒であったリアに頼っている木の葉。
他にも、母子の関係ってね、じつに深いんですよね・・・。
親がいたからこそ、自分の立場は親任せで自由気ままに生きていたけど、親が逝ってしまって、群れでの立場ってもんをしっかりと確立していなかったんだよね~・・・。
急激に大人になった木の葉。
トキという大きなトップがいなくなって、今必死にその群れをまとめようとしているクラマ。
上位の子らが次々と逝ってしまい、遂に花火の群れになって、花火の子らが勢いづいてね~・・・所詮、親の七光りでね、らーこさんがいなくなったテマリに結構強く自分の自信をかましているんだよね。
そんなテマリの心ぼそさがでて、ゴールデンウィーク後半に事件があってね・・・・。
三日間ほど、テマリの調子をずっと看ていたんだよね・・・・。
後ろ盾をなくし、遊びほうけていたテマリが、自立に目覚めたときでもあったんだよね。
そんな事件があってね・・・。
ちょっと自分に腹立ったので、今日からテマリをがっつり年齢に相応しい子に育てようと思ってね・・・・。
単独でずっと私の側にいさせる。たったこれだけのことだけど、これが心を支える柱になってくれるんだよね・・・。
テマリ、らーこさんがいたときは、クシナ以外存在を何とも思ってなかったんだよね~・・・・。
まあ、同じく上位の立場になった母親モモがね、どうやらナンバー3でね・・・・。
年齢とおりに、花火、姫、モモの順に落ち着いた・・・例外があってね・・・13歳の米国生まれ米国育ちのリアはね・・・・トップに立てない・・・・。
こんな民族の違いで犬までも影響を与えるんだな~・・ってね、過去の歴史を思い出しながら考え込んでしまってね~・・・・。
まあ、少なからず、この三人は、リアには一切手を出さない。でも、リアも当然、この3人には、一切関わらない。三人が強気の態度を示していても、出て行こうとはしないんだよね。
リアも自分に関わりの無いことなら、一切手を出さない。まるで個人主義そのものの子でね・・・・、だから、年齢は一番上だけど、トップに立てない子でね・・・・。
まあ、そんな子を押さえ込んでいるクシナ・・・アイツはちょっとね・・・・。
まあ、花火がやっていることには、絶対に手出しをしないんだけどね・・・・。
大きな顔をせず、とりあえず花火の顔を立てている。
ただね・・・・群れが乱れることを極端に嫌う子がクシナなんですよね・・・・。
それで圧倒的な気迫でテマリをやっつけてね・・・・。
トキがいなくなって、それが顕著に現れてね・・・・。
テマリが家族ではない人が家の中に入ろうとすると、そのスキをついて、家の中に入ろうとしたんですよね・・・・。
ちょろい・・・って思ったんでしょうね~・・・・それで、ま入るのを阻まれたから、慌ててね、無理矢理入ろうとした。
そこで我を忘れたテマリの行動をクシナが注意しにいってね・・・・。
テマリってさ、図体はウチのナンバー2なんですよね。
とにかくデカイ。そして力はナンバー1のパワーを誇っているんですが、何せ性格がとっても優しい。
クシナのように、気迫がまるでない子でね・・・・。
その圧倒的なパワーを生かせる気持ちがないんですよね~・・・・。
もの凄く心やさしいからね・・・・。
らーこもそうだったんだよね。
気迫に漲るいろは。冷静で犬には物怖じしない吹雪という二人の姉妹がいたからこそ、らーこはテマリのように自分の好きなままに、今の順位を利用して乙な生き方していたんだよね~。
古田織部のあのこじゃれた焼き物のようなね(笑)
それがどうも私の今の心境にぴったりと一致してね~・・・。
ああ、織部焼、集めようかな~・・・・キツネのお面と共に・・・ってね(笑)
いやね、織部焼きなんて知らなかった・・・まあ、知ってはいたんですが、私の中では邪道だったんですよね・・・。
わびさび・・・まあ、私はちっとも感じなかったからかもしれんわな~・・・。
しかし、今ではね、あのひょうけている風貌がさ~・・・まるでらーこさんみたいでね~・・・・・。
ああ、それなら、母を亡くして、今の自分の立場を見失っているテマリにね、こんなひょうけた生き方あるよ???どう??
ってね、教えることもできるんじゃないかな~・・・ってね、思ってね。
だから、圧倒的パワーをにちょっと気がついてきたテマリ・・・・。
それを笑いに変える生き方で、自分の心を抑えることができる子に育てようかな~・・ってね、思ってね・・・。
かべちょろを見て、ふと思ったんだよね・・・。
窓の外に張り付いて、いつくるか解らない虫をじっと待っている。
まあ、失敗して諦めて去っていったんだけどね(笑)
1枚ガラスを挟むと、私は天下無敵ですからね~、そのくらいの観察する余裕ができる。
でね・・・・、自分一人で頑張るかべちょろを見て・・・、それなら、みんなと力併せて生きることができる動物だからさ、面白おかしく生きてみないか??どうせ、上の子らが逝っても、テマリをはじめ、イブキというらーこさんのお子らは、トップを取れる性格じゃないからさ・・・。らー古参に似てね・・。
だったら、そのひょうけもんの生き方をストレスなく貫ける環境をね、私が作れば良いんじゃねえかってね、思ってね・・・・。
ま~~・・・らーこさんのお子らは、やんちゃ極まりない(笑)
だけど、そのひょうけぶりに面白みを感じてね~・・・・。
決してトップを取れる性格じゃない。
だから、織部焼きみたいな、ヤフオクで見かけたふざけた、あの茶器の一品のような生き方もあるんじゃないかな~・・・ってね(笑)
いやね・・・こう見えても、十代の頃から、超大好きでね・・・焼き物が・・・・和洋問わずね・・・。
傾くとは違う、ひょうけ・・・ですよね・・・数寄とはまた違う・・・・・。なんていうか、日本人なら解るかな~・・・・・・その違い・・・。
そんな子を、圧倒的なパワーに気づいて、有無を言わさず押さえ込もうとはせず、別のひょうけた生き方があるよ~・・ってね、教えようと思ってね。
テマリがさ・・・凄まじくかわいく思ってしまってね・・・・らーこの面影をたっぷりと感じてしまってね・・・・。
私、らーこロスでね・・・・。
それが影響してね・・・・みんな焼きもちをこっそり焼いていたみたいでね・・・・私の前では出さないけど、私がいないとき、他の人がいたら、それを現してね・・・・・・・・。
いかん・・・まだちっとも犬の事を解っていないやんか・・・ってね、深く反省している次第でしてね・・・・。
人間ってね、かべちょろのように単独で生きていくことが出来ない動物なんだよね。
だから、基本は、群れの質を高めるための考え方を持っていないと群れを存続させることが出来ない。群れを反映させることができない。後々まで我が血を残すことができない・・・・・。
って書けば、日本人なら血の濃さってさ・・・・お解りになるでしょうね。
西洋人とかはさ・・・その意識がないんだよね・・・・。今の自分が一番だから・・・ってね・・・。
だから、血に恥じないよう人として振る舞えるんだよね~、日本人ってさ。
だから災害後に絶対に暴動略奪なんて怒らないんだよね。
日本以外ではそれが当たり前みたいですよねニュースを見ている限り、災害の後はカーニバル♪
孫の手を引いて、お店から欲しいモノを手に入れて、対価も払わず持ち逃げする。これが海外の常識なんですよね・・・。
そんなしょ~もない考え方なんて一切必要ない。
テマリは、ひょうきん者として、群れでね、心穏やかに生きてくれるよう、今日から必死にテマリの心を支えて、そして砕きながら、織部焼きのような独特のセンスを磨いて欲しいかな~ってね、思うんだよねえ・・・。
自分の力の強さに気づかせる前にね・・・。
だってね・・・テマリ・・・・開いていないドアに体当たりかましたら、蝶番がね・・・・跡形も無くブチ壊れて変形してしまうくらい、超重量級なんですよね・・・・。
そんな子は、ひょうきん者に育てたら良いですからね・・・。