Monday 14 January 2019

マスクをしないイギリス人

最近風邪ぎみで、体調がスッキリしません。

多分、地下鉄とかバスとかで、もらってしまったんだと思います。

セミリタイアして以降、外出の頻度が減ったので、
免疫が弱くなってるのかなあ。

「風邪をひいたらマスクをしなきゃ!」
と日本に住む母親にはいつも言われるのですが、
ロンドンでは、、、マスク、、、できないですねえ。

だって、ロンドンの街中では、誰もマスクなんてしてないから。

地下鉄でもバスでも、誰もマスクなんてしてないから、
だから、風邪がうつるんですよねえ。

時々、マスクしている人を見かけると思ったら、
大抵、日本や韓国からの観光客です。

つまり、マスクをしているという事は
自分は観光客ですとアナウンスしているようなものです。

冬場にロンドンに観光に行かれる方は、その辺りを考慮して
それでもマスクをするかどうか、決断してください。

それではなぜ、ロンドンでマスクをする人がいないのか。

それは、マスクをしている人=顔を隠している人は、
とても警戒されるからです、

地下鉄などで、もし、自分の近くにマスクをしている人がいたら、
もしかしたらテロリストかと、とても居心地悪く感じますし、
できれば、次の駅で降りてその人から離れたいと思います。

もし、銀行にマスクをした人が入ってきたら、
CCTVに顔が映らない=銀行強盗かもと、
とても警戒されるでしょうし、警備員に止められるかもしれません。

ちなみに、キャップやフードも同様で(CCTVに顔が映らない)、
かぶったまま銀行などに入るのはNGですね。



基本的に、顔を隠すっていうのは、それだけで怪しまれるのです。

フランスで、イスラム教徒の女性が着るブルカという服装の
公共の場での着用を禁止して問題になりました。

宗教の弾圧だ。基本的人権の信仰の自由の侵害だと。

でも、ブルカって、顔も身体もすっぽりと隠してしまって、
本当に、目だけしか出さないんですよ。

小さい子どもなら、ふだんとあまりにも違うお母さんの姿に
泣くんじゃないかと思うくらい。

お母さんと出かけた子どもが、繋いでた手を離してはぐれてしまったら、
どうやってお母さん探すんだろう、と思うくらい。

なので、ヨーロッパ人としては、宗教云々以前に、
そんなに顔を隠して公共の場を歩かないで欲しいって事なんだと思うのです。

ロンドンもまあ、その辺りは似たりよったりなので、
近くにマスクをしてる人を見たら、とても居心地が悪いのですね。

なので、他人にもそんな思いをさせたくないから、
マスクをして公共の場に出ることはありません。

いくら風邪ひいてても。

まあ、日本に比べて、風邪など体調が悪い時にまで
無理して出勤する人の割合は少ないですけれど。

あ、でも、自転車乗ってる人の中には、排気ガスの吸引防止に
ガスマスクみたいなマスクしている人がいますね。

自転車はアットいう間に通り過ぎていってしまうから、
その人の隣にいて居心地悪いって事はないですが、
別の危険性がありますね。

それは、自転車やバイクに乗ったひったくり。

車道の近くでスマホなんかを使っていたら、
自転車やバイクに乗ってる人にひったくられるかも知れないので、
注意しましょう。

バイクの他人はフルフェイスのヘルメットしてるし
自転車も、排ガス防止のガスマスクしてますから。

顔が見えない人達は、キケンな人かもしれません。
(良い人かも知れないけど。)


日本では、風邪をひいていなくても、予防の為とか、
ひどいときには、女性がノーメイクであることを隠す為に
マスクをする人がいるみたいですね。

英国だったら、ノーメイクを隠す為にマスクするくらいなら、
電車の中で化粧したほうがマシだと思います。

シミジミと思います。

日本は平和やなあ。

顔を隠して外に出ることが許される国っていうのは、
基本的に、他人に警戒しなくて良い国だということなのです。

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